【勉強】FP3級試験を受験しました。試験の準備とコツについて。

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雑記
Photo by albertogp123

仮にも節約ブログを名乗る以上、ある程度系統立った知識を持っておきたいという悲願を成就させるため、FP3級試験を受けることにして影練に励んでいました。

今週日曜日に試験が終わり、模範解答による自己採点ではどうやら合格ラインに達していそうなので、ほっと安堵しつつどういう準備をしたかをまとめたいと思います。


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FP試験とは

FP(ファイナンシャル・プランナー)は、顧客である個人や中小企業の相談に応じて、顧客の資産に関する情報を収集・分析し、顧客のライフプランやニーズに合わせた貯蓄、投資、保険、税務、不動産、相続・事業承継等についてのプランを立案し、アドバイスを行う、資産相談に関する専門家をいいます。FPは、銀行や証券会社、保険会社等に勤務しながら、または独立した事務所を開いて、顧客の資産の相談に応じたり、アドバイスを行ったりして活躍しています。また、FPは、資産に関するセミナーの講師を務めたり、原稿の執筆を行ったりもします。

FP技能士(ファイナンシャル・プランニング技能士)は、FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング技能検定)を受検し、合格した方が称することができる国家資格です。FP技能士には、1級、2級、3級の3種類があります。

引用元:http://www.kinzai.or.jp/ginou/fp/faq

FP技能士の試験には私が受験した金融財政事情研究会(きんざい)の実施するものと、日本FP協会が実施するものがありますが、どちらも同じように国家資格として認められています。

なぜ2つの団体が実施しているのかはわかりません。


なぜFP試験を受けようと思ったのか

私は、名ばかりではありますが「節約術」と名のついたブログを運営し、お金のことに関心を持ちつつ生活していますが、その知識はかなり偏っていまして、株式や債券などの資産運用についてはそれなりの知識がある一方で、不動産や税金や相続についてはほとんど何もわかっていないというありさまです。(でした)

そういったわけで、広く浅くでかまわないので体系的な知識を頭に入れておきたいと思い、そのためにはFP試験の勉強をするのが手っ取り早かろうという考えで、受験を決めました。
それが3月のことです。


試験の準備とコツ

それで、善は急げと早速受験料6,000円(けっこう高い)を払ってしまったので、できればちゃんと合格したいわけです。

そこで、参考書と問題集を買うことにしましたが、これがまた結構高い。参考書が2,000円くらい、問題集が学科と実技の2冊で3,000円以上します。
ここは節約しておこう。節約ブログだし。ということで、Amazonで昨年版の古本をゲットしました。(リンクは今年版です)

3冊合わせて1,000円くらいでした。よしよし。

しかし、ここでケチったことが試験本番で思わぬ面倒を招くのでした。

準備の内容

「まず参考書を読んでみよう」

Amazonで買った古本参考書・問題集は注文の3日後にはすべて揃い、さっそく参考書を開きましたが、雑多な内容がズラーっと書かれていてちっとも頭に入ってきません。10分で挫折しました。こらえ性がないのです。決断が早いとも言います。

これはこの参考書の出来が特別に悪いわけではなくて、FP試験の出題範囲が広いために、それをすべてカバーするように書こうとするとどうしてもこうなってしまうのだろうと思います。

ともかく、参考書を一から読んで試験に必要な知識を得るのはツラすぎると考え、作戦を変えることにしました。

「やっぱり問題集解いちゃおう」

まず自分の力量を知ろうと。

10分しか勉強してないのに力量も何もないのですが、何か目に見える進捗が欲しかったので、とりあえず手を付けられるところからやってみることにしました。

FP3級の出題分野は大きく次の6つに分けられます。

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業継承

学科の問題集はこれにピッタリ対応する6章、実技の問題集は最初の2項目が1つにまとめてあって全部で5章に分かれています。

全部で11章あるのを、1日2章ずつ、6日間で解いてみました。

解いて、答え合わせして、解説を読む、までやって毎日1~2時間くらい掛かります。

金融資産運用以外の分野についてはほぼ知識はないので常識と用語からの類推とヤマ勘で解答しましたが、なんと全分野合格基準(正答率60%以上)に達しているじゃないですか! オッケー!勉強終了!

もう少しマジメに取り組む

実際にどの章もトータルで見ると正答率60%をクリアできているのですが、同じ章にある類似問題を解いていると、「さっき解いた問題の選択肢とこの問題の選択肢を合わせて考えると答えはこれしかないよな」という仕組みで答えがわかってしまうことが結構あって、まるまる実力で合格基準に達しているかというと怪しいところがあります。合格を確実なものにするためにはもう少し強化が必要という感触でした。

ちなみに、解答方式はすべて2択か3択なので、わからない問題をすべて鉛筆転がして解答してもトータルで50%くらいは正解できてしまいそうです。なので、全問題の40%くらいを自信を持って答えられるレベルまでレベルアップできればほぼ合格は間違いないと考え、そのラインを目標にすることにして対策を立てました。

FP3級の出題の特徴と対策

FP3級の問題はすべて基礎的な知識と定数が頭に入っているかを問うもので、考える要素は皆無です。

その証拠に、試験会場でもほとんどの受験者は試験開始後30分くらいで、机に突っ伏して寝はじめたり、無意味に電卓のキーを叩いたりしはじめ、途中退出できる時間になるとほぼ全員がいなくなります。知識勝負なので、わかる問題はすぐわかるし、わからない問題はわからないで一瞬で片がつくので、解答に時間はかかりません。

試験には電卓を持ち込んで良いことになっていますが、実際には簡単な掛け算か割り算をするときに2~3度使う程度なので、算数が苦手でなければ筆算でも十分間に合います。

そんなわけで、合格に万全を期すためにはいくつかの定数をしっかり頭に入れておけばよかろうと考えました。

そして「個人向け国債は3年もの固定金利、5年もの固定金利、10年もの変動金利のものがあって、3年ものは毎月、5年ものと10年ものは年4回発行されて、最低利回りは0.05%である」というようなものを20個くらいEvernoteに書き出して、ときどき読み返すようにしました。
これでヤマ勘率はかなり減り、自信を持って答えられる問題が増えるはずです。めでたし。

ちなみに、上記の個人向け国債に関する記述は制度変更により現時点では正しくありません。ボクの問題集にはこう書いてあったんだけどな。そして私はそのことを本番の試験中に知りました。この情報に合う選択肢が一つもなかったのです。古本買ったばっかりに…。実技試験は15問しか出題されないので、こんなことで1問でも2問でも間違えたら命取りです。
制度は毎年変わっているので、いつも新しい参考書や問題集で勉強しないといけないのですね。

他にも配当金に掛かる所得税と消費税の税率が変わっていたりしましたが、これには事前に気づきました。アブナイアブナイ。

そんなこんなの準備と本番の末に、どうやら目標はクリアできそうな様子です。あとは名前の書き忘れやマークシートの塗りミスがないことを祈るばかりです。


足りない知識の補完とコミュ力が大切そう

実際に受験してみた感覚では、この試験に受かったからといって直ちにプロとして誰かの家計相談に乗るほどの能力があることにはならなそうです。

上に書いたとおり、まだらな知識さえあれば合格ラインに届くのはそれほど難しいことではありません。6分野のうち2つを完璧にマスターしていれば、その他の知識がゼロでもたぶん合格できます。

この資格を実際に役立てるためには、全分野をまんべんなくカバーできるように足りない知識を補完することと、相談者の情報を正確に効率よく引き出すコミュニケーション力を高めることが必要だよなあと思った次第です。

以上、私のような者でも合格基準に達することはできますよということで、これから受験される方の励みにしていただけることを願いつつ終わりにしたいと思います。


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