【お得】昨今の海外通販事情について(ドイツから個人輸入してみた話)

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FC-Moto

ドイツからオートバイ用品を個人輸入したのでその顛末をまとめます。

オートバイ部品に限らず、海外製品であって日本であまり多く流通しないものは、期間の余裕があるなら輸入すれば得になるでしょう。でもトラブルへの備えも必要でしょう。という話です。


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ドイツから個人輸入してみた

オートバイに後付けする部品には海外メーカーが製造・販売しているものが少なくありません。

多くのものは日本国内の代理店によって輸入・販売されていますが、現地での価格よりも割高な場合が多く、また日本国内で不人気の商品は取り扱い自体されていない場合もあります。
代理店も商売だから仕方ないのですが、消費者としてはなるべく安く手に入れたいし、代理店の扱いがない商品が欲しい場合もあります。

そんなわけで、とあるオートバイ部品をドイツのショップから個人輸入してみました。

ここではオートバイ部品を例にしていますが、個人輸入の過程の大部分は他の商品でも似たようなものだと思われますので、参考にしていただければうれしいです。

さて、今回輸入したものは、下の画像でオートバイの後ろにくっ付いている四角い箱とそれをオートバイに取り付けるための金具です。(写真の製品は実際に買ったものとは異なるメーカーのものです)
Motorcycle pannier case

今回私が買ったものは、日本で買うと左右2個セットで16万円くらいします。とても高いのです。
これが個人輸入すれば13万円くらいで済みます。ちょっとの手間で3万円の節約です。これはやるしかない!

まずショップを探す

ショップを探しましょう。

オートバイ用品の場合、日本向けに発送してくれる業者がいくつもあります。多くはドイツにあるようです。

例を挙げると、motoin.de、FC-Moto.de、moto24.org、off-the-road.de などです。

私は4つすべて利用したことがありますが、どこもちゃんと商品が届いています。

いずれのサイトも英語表示に対応しています。

買い方は日本でネットショッピングするのと変わらない

ショップが見つかれば、あとはサイト内のキーワード検索などで目的の商品を探してカートに入れ、住所やカード番号を入力するだけです。

たとえばFC-Moto.deではこのようにやります。
ご注意:以下の例は今回私が実際に買ったものとは異なります

まずFC-Moto.deを開きます。ドイツ語でなんだかわからないので、右上のユニオンジャックをクリックします。
FC-Moto

英語になりました。
FC-Moto in English

次に左側の検索窓に欲しい商品のキーワードを入力して虫眼鏡ボタンをクリックします。
FC-Moto keyword search

すると検索結果が表示されます。この中から欲しいものを探します。
FC-Moto search result

欲しいものがみつかったら商品名のリンクをクリックすると詳細表示になります。
FC-Moto item detail

間違いのないことを確認して「Add to basket」をクリックすると、商品がバスケットに入ります。
FC-Moto cart preview

価格が英ポンド表示になっていること、送料がドイツ宛のものになっていること、VAT(付加価値税。日本から購入する場合は掛からない)が掛かっていることはひとまず気にしないで進めます。

検索とバスケットへの投入を繰り返してほしいものすべてがバスケットに入ったら、「Display basket」をクリックしてバスケットを表示します。
FC-Moto display cart button

バスケットが表示されるので内容を確認し、問題なければ「Check out」をクリックします。
FC-Moto cart

「Sign in for registered customer」と「Order and register as customer」のどちらかを選びます。前者はすでにFC-Motoのユーザー登録を済ませている人、後者はこれからユーザー登録をする人用の選択肢です。
FC-Moto existing customer or register as new one

ここでは初めてFC-Motoを利用することを想定しているので、「Order and register as customer」を選びます。(注文と利用者登録を行う、という意味です)

「Order and register as customer」を選ぶとユーザー情報を入力する画面が開くので、「*」がついているところすべてに入力します。全角文字を使わないよう注意しましょう。
FC-Moto input user info

  • First name(名。アルファベットで)
  • Surname(姓。アルファベットで)
  • House no. / Street(住所の「市」「郡」まで、東京23区は「区」まで)
    大阪府岸和田市山田町1-2-3の場合は「1-2-3 Yamada-cho, Kishiwada-shi」、
    東京都中央区田中町4-5-6の場合は「4-5-6 Tanaka-cho, Chuo-ku」のように書きます。
  • Postcode(ハイフンなしの郵便番号)
  • Town(都道府県。「Osaka」「Tokyo」など)
  • Country(国。「日本 (Japan)」を選択)
  • Phone(電話番号。国番号などは気にせず普通に入力すれば良いです)
  • E-mail address(メールアドレス。携帯アドレスの場合はfc-moto.deからのメールを拒否しないこと)
  • Password/Password confirmation(ログインパスワード。5文字以上の英数文字)

登録ができたら発送方法を選択します。日本の場合は「DHL World (outside Europe)」一択です。
FC-Moto shipping

FC-Motoは送料がバカ安いので助かります。

ここで画面の右側を見ると商品代金、送料、合計が表示されていますが、合計のところが「without VAT」(VAT抜き)となっています。
ユーザー登録で日本を選んだので、VATが掛からなくなりました。

次に支払方法の選択です。
PayPalかクレジットカード(Credit Card)を選びます。
FC-Moto payment method

PayPalを選ぶとPayPalにログインして支払いの確認を求められます。
クレジットカードを選ぶと番号等の入力を求められます。

最後に「Buy now」すれば完了です。
FC-Moto buy now

損得はちゃんと考えましょう

上の例では、FC-Motoへの支払い額は187.88ユーロです。
日本円にするにはこれにユーロ/円の為替レートを掛け合わせれば良いのですが、クレジットカードの決済レートには手数料が含まれるため、新聞などに出ているレートよりも若干ユーザーに不利になります。手数料率はカード会社により異なるので細かいことは割愛しますが、少し余分に掛かることは覚えておきましょう。

また、日本への輸入の際に関税と消費税が掛かります。

オートバイ用品の場合、上の例のような部品的なものには関税は掛かりませんが、皮革を使ったウェアなどには関税が掛かります。
詳しくは関税率表で確認できます。
財務省貿易統計 実行関税率表(2015年4月版)
http://www.customs.go.jp/tariff/2015_4/index.htm

また、個人輸入の場合には商品価格の60%に対して日本の消費税が掛かります。
今回の例では187.98ユーロの60%である112.788ユーロに対して8%の消費税が掛かるので、消費税率は9ユーロちょっとです。これを日本円に換算して徴収されます。

ショップへの支払い額に関税と消費税を加えた額が最終的な支払い額となるので、それと国内で買った場合の金額とを比較して良し悪しを判断してください。

トラブルもなくはない

私は個人輸入で深刻なトラブルに遭ったことはありませんが、マイナーなトラブルはなくはないです。

たとえばこんなものです。

  • クレジットカード会社の承認が下りないのでカード会社に連絡して承認してもらった

  • ショップからの発送連絡メールに書かれていた荷物の追跡番号が間違っていた(商品は無事届いた)

  • なかなか発送されないのでメールで問い合わせたら「商品が全部揃ってから発送します。たぶん半年くらいかかります」と返事が来たので慌てて注文を変更した

また、届いた商品が注文と違っているとか、数が足りないといった場合に、業者とのやり取りや商品の返送が必要になることも予想されます。

このあたりは、正規販売の場合に代理店がやってくれていることを自分がやる代わりに安く買えるんだと割り切るしかありません。

もしものときに英語ができる方の助けを得られるようにしておくと安心です。


結局、メリットとデメリットは釣り合うようになっている

以上、オートバイの部品を個人輸入した話でした。

海外製品の場合、個人輸入による金銭的なメリットがある場合が多いですが、反面、発送までの時間は日本のネットショップよりも長く掛かりますし、商品の輸送にも何日も掛かります。また、トラブル以前のちょっとした連絡や確認のようなことでも、言語や時差の問題でスムースにいかないこともあります。
つまり、時間と手間と気苦労がかかります。

こうした面倒な部分を代理店に丸投げしてその分の代金を払うかどうかが正規品と個人輸入との違いなので、個人輸入が特別にお得ということはないですが、ともかく金額重視という節約派の方には個人輸入は選択肢になるだろうと思います。

利用される場合は、時間の余裕と、心の余裕と、もしものために英語ができる方のバックアップを受けられる準備をしておくのが良いでしょう。