【UWA】新しいOneDriveアプリの使い心地が悩ましい

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OneDrive UWA Microsoft/Windows

Windows 10とWindows 10 Mobileで使える新しいOneDriveアプリがリリースされました。

UWA(Universal Windows App)として刷新されたOneDriveアプリでは、これまでウェブのOneDriveでしかできなかったファイルやフォルダーの共有設定をアプリで直接できるようになるなど改善が図られています。

また、Windows 10のエクスプローラーに統合されたOneDrive機能のようにファイルをローカルドライブにダウンロードして同期しないので、ローカルのディスクを節約できるというメリットもあります。

が、今のところこれ一本に頼るのはキツイと思われます。


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UWA版OneDriveアプリの特徴

新しいOneDriveアプリはすでにWindowsストアからダウンロードできます。

Windowsストア 「OneDrive」
https://www.microsoft.com/store/apps/9wzdncrfj1p3

OneDrive 1

ダウンロードして起動するとガイドが3ページ表示されます。
OneDrive 2

右矢印を押して進め、最後のページで「OneDriveの使用を開始する」でアプリの画面が開きます。
OneDrive 4

アプリにはOneDrive上の「ドキュメント」フォルダーを開く画面。
OneDrive 7

「画像」フォルダーを開く画面。
OneDrive 8

最近のドキュメントの一覧を表示する画面。
OneDrive 9

共有しているファイルやフォルダーを表示する画面。
OneDrive 10

削除してごみ箱に入っているファイルやフォルダーを表示する画面が用意されています。
OneDrive 11

OneDriveのフォルダーをエクスプローラー・ライクにブラウズできます。

新しいOneDrive良いところ

ローカルストレージを消費しない

新しいOneDriveアプリは、クラウド上のフォルダーに直接アクセスしているので、ローカルのストレージを消費しません。

ファイルを開いている間はメモリー上や場合によってはストレージ上のスペースを一時的に消費するでしょうが、ファイルを閉じればそれらは開放されるようです。

試しに同じフォルダーやファイルを開いたり閉じたりしてみると、その都度大体同じ時間待たされるので、毎回クラウドからデータをダウンロードしているらしいことがわかります。

Windows 10のエクスプローラーに統合されたOneDrive機能は、同期するよう指定したフォルダーの中身をすべてローカルのストレージにダウンロードします。
アプリ等でファイルを開くときはローカルストレージにダウンロードされたものにアクセスするので動作が速いのがメリットですが、それだけローカルストレージの領域を占有するので、容量の小さなSSDを搭載しているPCでは容量不足に悩まされる原因にもなります。

新しいOneDriveアプリではそういう悩みがないのがメリットになります。

新しいOneDriveアプリの良くないところ

ファイル操作が遅い

上に書いたメリットの裏返しですが、ファイルの操作がいちいち遅いです。

クラウドのファイルを直接操作するのでしかたないのですが、ローカルのファイルを操作するのと比べて何テンポか遅い操作感なので、慣れるまではストレスがたまるでしょう。

右クリックやドラッグ・ドロップができない

フォルダー間の行き来はエクスプローラー的に行えますが、中身のファイルに対する右クリックでの操作(コピーとか)はできませんし、ファイルをドラッグしてエクスプローラーやその他のアプリにドロップするようなことはできません。

ファイルを操作したいときは、一部の例外を除いて、いったんローカルにダウンロードしてから行う必要があります。

ファイルやフォルダーのアップロードが便利じゃない

ローカルのファイルをOneDriveにアップロードするときも、ドラッグ&ドロップではできず、メニューからファイル選択画面を開いて指定する必要があります。

また、フォルダーを丸ごとアップロードする機能はありません。
フォルダーのアップロードは引き続きGoogle ChromeやOperaといった他社のブラウザーを使って行う必要があります。

Officeファイルは直接開けるらしい(けど開けない)

Officeのファイル(WordやExcelやPowerPointなどのファイル)は例外的にOneDriveアプリ上でクリックするとそれぞれのアプリで開けることになっています。

が、私が試した環境(Office 2010をインストールした環境)では、それぞれのアプリが起動してOneDriveのアカウント情報を入力するところまでは進みますが、結局ファイルを開けずじまいでした。

Office 2013やOffice 2016なら大丈夫なのかも。


あまり大きな期待をせずに使うのが吉

事前の情報で「新しいOneDriveアプリではクラウドのファイルを直接扱えるらしい」と聞いていたので期待していましたが、期待したほどの機能はありませんでした。

Windows 10でOneDriveを使うときの悩みは、同期したフォルダーの容量と同じだけローカルストレージが消費されてしまうことです。

この悩みを解決しつつエクスプローラー的な操作性を維持するのは簡単ではないのでしょうか。

当面は以前紹介したようなWebDAVを使う方法でしのぎつつ、Dropboxが開発中という「Project Infinite」のような快適機能が実現されるのを待つほかなさそうです。

http://kiritsume.com/how-to-use-webdav-on-windows-and-onedrive/
http://kiritsume.com/dropbox-project-infinite/

以上、UWA版OneDriveアプリがリリースされた話でした。


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