【iPad Pro】キーボードをよく使うならSurfaceの方がおすすめ

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iPad Pro

ずっと噂されていたiPad Proが発表されました。

Apple PencilやSmart Keyboardと組み合わせるとMicrosoftのSurfaceのような使い方ができそうなので、SurfaceからiPad Proへの乗り換えがあり得るのかを考えてみます。


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iPad ProはSurfaceの代わりになるか?

まず仕様の比較をしてみます。

iPad Pro Surface Pro 3 Surface 3
サイズ 305.7×220.6×6.9mm 292×201.3×9.1mm 267×187×8.7mm
重量 713~723g 800g 641g
ディスプレイ 12.9型 2732×2048 12型 2160×1440 10.8型 1920×1280
バッテリー持続時間 10時間 9時間 10時間
価格 799ドルから 11万6,424円から 8万8,344円から
その他 キーボード、ペンは別売り キーボードは別売り キーボード、ペンは別売り

iPad Proはディスプレイサイズが12.9インチと大きく、10時間のバッテリー持続時間を確保しながら、厚さと重さをそれぞれ6.9mm/700グラム強に抑えています。

ディスプレイのピクセル密度はiPad ProがSurface 2機種をやや上回っています。

どの機種もキーボードやペンが別売りなので、ペンタブ+ラップトップの使い方をしようとすると追加の出費が必要です。

iPad Proの国内価格は未発表ですが、仮に1ドル120円換算として比較すると、決して安くはないお値段です。799ドルというのはストレージ32GBモデルの値段なので。


気になるポイント

Smart Keyboard

遂にキーボード内蔵カバーが純正アクセサリーとしてリリースされました。iPad Pro専用です。

電力をiPad Pro本体から取ることでキーボード単体で充電の必要がないところと、有線通信で飛行機の中などでも使えることが、既存のiPad向けキーボード内蔵カバーに対するアドバンテージになると思います。

日本のAppleのウェブサイトの写真を見ると、キーの配列は英語配列となっています。
Appleってこういうところきちんとしていて、日本語配列のものが用意されている場合はその写真を使うはずなので、きっと日本で売られるSmart Keyboardも英語配列になるのだろうと思います。

英語配列キーボードしか無いとすると、Appleのキーボードの優れた機能である「英数」「かな」キーが使えないということでガッカリです。

純正の外部キーボードをサポートするということで期待したいのが、日本語変換の改善です。
現状、iOSの日本語変換は変換精度が低すぎるし、外部キーボードとの相性が悪すぎます。
たとえば、「。」や「、」を入力しないと予測変換の候補がしつこく表示され続けてものすごく鬱陶しい。章タイトルとか箇条書きで末尾に「。」を付けたくないようなときには本当にどやしつけたくなるほどストレスです。
それならATOKを使えばいいかというと、外部キーボードではサードパーティのIMEは使えなくなっています。
このどちらかを改善してもらえないとちょっと辛すぎます。

Smart Keyboardのお値段は169ドル(約2万円)。
Surface 3のタイプカバーの1万6,934円に比べても高いですし、Surface Pro 3に至っては現在タイプカバーをタダでプレゼント中ですので、ちょっとお高い感じは否めません。

【キャンペーン情報】Surface Pro 3を買うとタイプカバープレゼント。Windows 8.1モデルなら最大1万円引き。さらにCore i7モデルは純正オプションプレゼント。らしい。

Apple Pencil

これまた遂にペン入力に対応しました。

これまでもサードパーティからスタイラスが発売されていましたが、それらが単に指の代わりとして機能するものだったのに対して、Apple Pencilは指でのタッチとは別の入力として認識されるのがポイントです。

お絵かきソフトでの活用のほか、いろんな資料にペンで書き込みをしてメールで送るといった用途が提案されていて、Surfaceペンと似たような使い方ができそうです。

また、ペンの傾きをペンに内蔵したセンサーが検知して濃淡を変えられるという機能があるようです。
面白そうですが、これって水平に対する傾きなのか、iPad Proの画面に対する傾きなのか、どっちなんでしょうか?
もし水平に対する傾きだとしたら、大学の教室にあるような傾斜した机とか、Smart Keyboardと組み合わせて立てて使ってるときにどういう動きになるのかが心配です。

充電式なのは良いですが、ペンに内蔵したLightningの雄コネクターをiPad ProのLightningコネクターに接続して充電するというのが心配です。
iPad ProのLightningコネクターはiPad Pro本体の充電にも使うわけで、つまりiPad Pro本体とApple Pencilは同時には充電できないということになります。家に帰ったらまずiPad Proを満充電して、そのあとiPad ProにApple Pencilを接続してペンを充電する、という使い方になるのでしょうか。面倒です。

Apple Pencilが15秒の充電で30分使えるというところに注目が集まっているようですが、集中して作業しているときにはわずか15秒でも中断されたくないので、実際の使い勝手がどうなるのか気になります。

その他、Surfaceとの比較で気になるところ

カスタマイズの自由度

iOSはカスタマイズの自由度を抑えてシンプルな操作性を守ることで誰でも直感的に使えるUIを提供することに成功していると思いますし、それは一つの正しい方向性だとも思いますが、仕事の道具としてゴリゴリに使いたおしたいというときにはそれが邪魔になることがあります。

過去にiPadと外部キーボードの組み合わせを仕事道具にしようとして挫折した個人的なトラウマを払拭できるほどの使い勝手になっているのか、実物を見て確かめたいと思います。

動作のキビキビ感

Surface Pro 3のCore i3モデルおよびSurface 3との比較では、全体的なキビキビ感はiPad Proの方が上だろうと予想します。

Surfaceで作業していると、ちょっとした操作に対して一拍(場合によっては数拍)待たされることが多いです。これは歴代のiPadではあまり遭遇しない感覚です。

iPadの方はiOSのバージョンアップに伴って徐々にもっさりしてきますが、少なくとも発売当初のキビキビ感はiPad Proの方が高くなるのではないかと思います。

実際のバッテリーライフ

バッテリーライフはiPad ProもSurfaceも公称9~10時間程度ですが、実際にはiPad Proの方が長持ちしそうな気がします。

Surfaceを普通に使っているとだいたい4~5時間の連続使用で要充電という状態になりますが、過去に使ったiPadはもっと長持ちしました。iPad Proも同じ傾向なのではないかと予想します。
また、iPad Proはモバイルバッテリーで充電(給電だけじゃなく充電も)できるんじゃないかという期待もあります。

外部連携の容易さ

データはクラウドに置いておけば良いとは言うものの、その場でサクッと取り込んだり渡したりしたい場合もあるものです。

SurfaceならUSBポートにUSBメモリーなりメモリーカードリーダーなりを接続してあっという間に終わりますが、iOSではそうはいきません。
目の前にいる相手にメールの添付ファイルでデータを送ったり、Bluetoothのペアリングをしたりと、非常にまどろっこしいです。

デジカメで撮った写真の取り込みもひと手間余分に掛かりますし、もうちょっと何とかならんかなと思います。

お値段の比較

iPad Proの一番安いモデルにSmart KeyboardとApple Pencilをセットすると約12万8,000円。
Surface 3の安い方のモデルにタイプカバーとSurfaceペンをセットしたものより1万6,000円ほど高くなります。

iPad Proはストレージ32GBのWi-Fiモデル、Surface 3はストレージ64GBのLTEモデルでの比較です。
画面サイズはiPad Proが2.1インチ大きいです。

iPad Pro、ちょっと高く感じます。


当面はSurface 3継続で良さそうな予感

以上、お仕事で使うタブレット兼ラップトップとしてiPad ProとSurfaceを比較してみましたが、キーボードを多用するならSurface 3を使い続けるのが良さそうに思いました。

iPad ProはiOSデバイスならではのキビキビした操作感が期待できることや、実際のバッテリーライフが長そうなこと、全体的な質感でSurfaceを上回りそうですが、カスタマイズ性やキーボード入力の操作性、外部連携の容易さ、価格面でSurfaceに劣ることが予想されます。

単に大きなタブレットとして使うなら断然iPad Proを選びたいのですが、キーボードを使うとなるとiOSの外部キーボードを使った日本語入力のドンクサさを経験しているので、12万円も払ってアレを追体験するかもしれないというのはちょっとした恐怖ですらあります。

こうしたキーボード絡みの仕様がiPad Proとほぼ同時期にリリースされるiOS 9で大改善されていたりすると俄然iPad Proに興味が沸いてくるわけですが、そのあたりは実物を見てみないとわかりません。

そんなわけで、11月に店頭で実機に触れるまではSurface推しで行きたいと思います。