昨日発表された待望のアイテム、PFUのHappy Hacking Keyboard Professional BT 日本語配列の白いやつを予約しました。7月14日の発売が待ち遠しいです。
どうして今更HHKBなのか。
PFU Happy Hacking Keyboard Professional BT 日本語配列(白)の魅力
株式会社PFUは昨日、高性能コンパクトキーボード「Happy Hacking Keyboard Professional BT」にホワイトモデルを追加すると発表しました。発売日は7月14日。
PFU 「高性能コンパクトキーボード「HHKB Professional BT」に白色を追加」
https://www.pfu.fujitsu.com/news/2017/new170705.html
機能と性能は昨年4月に発売されたブラックモデルと同じで、色だけ変えたものが追加されたということです。最大の特徴はBluetooth 3.0による無線接続ができることです。
私は以前、有線版のHappy Hacking Keyboard Professional JP(墨)を使っていましたが、タイピングの快適さは認めつつも、有線接続が面倒になってきたり、黒いキーに黒い印字の見づらさが辛くなってきたりして、だんだん使わなくなり、ついには手放してしまいました。
手に入れるときにはキーの印字なんか気にしないと思っていたのですが、ときどき手元を確認したい瞬間があって、そのときの微妙なストレスの積み重なりが墨版を忌避する原因になった模様です。
昨年のBluetooth版発売のときは、待望の無線対応にときめいたものの、色がブラック(墨)しかないのがネックでスルーしていました。
というわけで、ホワイトモデル発売のニュースを見て、速攻でAmazonで予約しました。(現在はAmazonでのみ予約できる模様です)
Bluetooth接続には不安も
速攻で予約したのはいいのですが、少し不安がないわけではありません。それはBluetooth接続の安定性についてです。といってもキーボード側の問題ではありません。
昨年発売されたブラックモデルの評判を見てもBluetooth接続の安定性に関してネガティブな意見を見かけたこともありませんし。
では何が問題かというと、我が家のMacBook Pro(Late 2016)のクラムシェルモードでのBluetooth通信です。
MacBook ProではマウスにLogicoolのMX Master(初代)を使っています。
MX Masterは専用のドングル(Unifyingレシーバー)とBluetoothの二通りの接続に対応していますが、クラムシェルモードのMacBook ProとBluetoothで接続すると、カーソルが飛び飛びに移動するようになって、まともに使えません。ディスプレイを閉じることで周囲がアルミの殻で覆われてしまうせいで電波が到達しづらくなっているのでしょうか。
一方で、Apple Magic KeyboardやApple Magic Mouseはとくに不満なく使えているので、MX MasterのBluetoothの電波が弱いのが問題なのかもしれません。
機器によって接続の安定性が異なるということは、Happy Hacking Keyboard Professional BTの通信が安定しない可能性もなくはないということで、なんとかうまく使えて欲しいと祈るばかりです。
唯一無二のコンパクトネス&ワイヤレス
Happy Hacking Keyboardシリーズの売りは、キーを必要最小限のものに絞ることでキーピッチを保ったまま省スペースを実現していることと、静電容量無接点方式のスイッチで打ち心地と耐久性を両立させていることです。
この省スペース性。
重さが500gを超えるので持ち歩くことはまずありませんが、その気になれば小さなカバンにも収まりますし、何よりもデスクの上で場所を取らないのがナイスです。数字キーの向こうがすぐ断崖になっているのが素敵。
そして、このサイズでワイヤレスで使えるのは、Happy Hacking Keyboard Professional BTとFILCOのMajestouch Minila Airシリーズくらいだと思います。
Majestouch Minila Airは以前持っていたことがありますが、スペースバーの左右に配置されたFnキーに慣れなくて次第に使わなくなりました。せめてFnキーに他のキーを割り当てられればまだ使いようがあったのに。
というわけで、私にとって、このサイズで無線接続できて打ち心地の良いキーボードはHappy Hacking Keyboard Professional BTシリーズしかないということです。
All 45gの快感
私が今使っている東プレのRealforceは変荷重タイプで、小指でタイプするキーが35g、その他のキーが45gの重さになっているものです。
この変荷重キーボード、たしかに小指の負担は軽減できるのですが、軽いキーの押し心地に静電容量無接点方式ならではのコシのあるスコスコ感が希薄で、だんだん物足りなく感じるようになっています。
その点、Happy Hacking Keyboardシリーズはオール45gという潔い仕様で、ヨドバシアキバに立ち寄ったときには、わざわざキーボードコーナーへ足を運んでスコスコして悦に入るほどです。
そんなわけで、キータッチの点でもHappy Hacking Keyboard Professional BTに期待大ということです。
Macにもちゃんと対応している
Happy Hacking Keyboardシリーズは対応OSに正式にmacOSが含まれているのも特徴です。
macOS対応を謳っていないキーボードでも、キーの配置はmacOS側の設定でどうとでも程度対応できるのですが、はっきりとMac対応を宣言してくれているのは安心感があります。
色とデザイン
最後に見た目について。
Happy Hacking KeyboardもRealforceも機能キー(キーボード左右端とスペースバー両サイドのキー)はグレーですが、Happy Hacking Keyboardの方が青みが入ったクールな色になっています。
ネット上の2機種を並べた写真などを見てもこうした違いがわかるので、実際にそういう傾向があるのは間違いないようです。
Realforceの事務機然とした佇まいも悪くありませんが、好みでいえばHappy Hacking Keyboardです。
また、Happy Hacking Keyboardの方は日本語配列のものでもキートップにかな表記が無いのが素晴らしいです。(Realforceにもかな表記無しモデルはあります)
これまで一度も使ったことがなく、今後ずっと使うこともないだろうかな入力のために、キートップ上のスペースが割かれることにかすかな不条理を感じていましたので、この点でもHappy Hacking Keyboardの対応はうれしいです。
このように、Happy Hacking Keyboard Professional BTに白モデルが登場したことは、大変喜ばしいことです。
電池ボックスの円筒形の出っ張りがもう少しスマートにならないものかと思わないでもないですが、これまでのHappy Hacking Keyboardシリーズのモデルチェンジのペースを見ていると、当分の間は変更されないと思いますので、気になる人は今買っておくのが正解だと思います。
今予約すれば、先着1,000名にHHKBスマートケース(2,000円相当)がプレゼントされます。
リンク:PFU Happy Hacking Keyboard Professional BT(Amazon)