iPad Proの最新のPVを見て以来、家でも外でもiPad Proばかり使っています。
それで気づいたのが、iPad Proの日本語入力は以前よりもずっと使いやすくなっているということです。
いよいよ文章書きのメイン環境にできそうな予感がします。
iPad Proの日本語入力が改善されているような気がする
「そもそもiPad Proってどうなのよ?」という懐疑派の方は最新のPVを見て気分を高めましょう。
こちらの記事で紹介しています。
さて、iPad Proの日本語入力がなんとなく快適になってきたような気がします。
それが気のせいなのか、実際になにか改善されているのか、そこを確認してみたいと思います。
予測変換が邪魔しなくなってる
iPad Proにハードウェアキーボードを組み合わせて日本語入力をする場合、これまでは変換候補の一番目に、以前の入力履歴にもとづく予測変換候補が表示されるという問題がありました。
たとえば、「予測変換」と入力した直後に「予測」と入力したくて「yosoku」とタイプした場合、以前なら変換候補の一番目に「予測変換」が表示されていました。
この動作は極め付けに不便でした。入力していない文字を含む候補が一番に表示されるなんて、ちょっとあり得ない動作です。
このせいでiPad Proでの日本語入力を諦めた方もたくさんおられるのではないでしょうか。
それが、現在のiPad Pro(iPad Pro 10.5インチ(2017)+iOS 11.2.1で確認)では、ちゃんと「予測」が先頭に表示されるようになっています。
素晴らしい!当たり前の動作をするだけでこんなにも使いやすくなるとは。
その他の部分も改善していただきたい
不満のない日本語入力環境まであと一息ですが、もう少しだけ改善していただきたいところもあります。
一つは、「ん」で終わる単語を「n」(エヌ)1個でちゃんと入力できるようになってほしい。
たとえば、「ソ連」と入力しようとして、「soren(スペース)」とタイプすると、こうなってしまう問題を解消してほしいということです。
これ、どこかの特許でブロックされているんでしょうかね?そうだとしても、そろそろ権利切れになる頃でしょうし、なんとか改善を図っていただきたいです。
最後にもう一つ、「PC」や「Mac」のような大文字から始まる英単語は、日本語変換オンの状態で入力しても、大文字で入力されるのが望ましいです。
現在のiPad Proではこうなります。
一度スペースバーを叩いて変換すればいいのですが、PCやMacの日本語入力に慣れていると、小文字のまま先に進んでしまって入力し直しという事故が頻発するので、早めに修正していただきたいところです。
引き続き修正をお願いします
iOS機器にハードウェアキーボードを組み合わせたときの日本語入力の問題は、かなり長い期間にわたって放置されてきました。
少しでも使ってみれば誰にでもわかる問題が直されないままだったので、日本市場の声は開発チームには届かないのかとほとんど諦めていたわけですが、予測変換の問題が修正されたことで、時間は掛かってもなんらかの対応がされることがわかりました。
上に挙げたように、iPad Proの日本語入力にはまだ改善の余地があるのですが、これらもいずれ修正されるだろうと希望を持つことができるようになりました。
そして現時点でも、多少使い込んで慣れさえすれば、日本語の長文を入力する環境として十分に使えるレベルになっています。
以前のiPad Proで日本語入力機能に絶望して使うのを諦めた方は、最新のOSでもう一度試してみると、印象が変わるかもしれません。
リンク:iPad Pro(ビックカメラ)