株式会社ユニクエスト・オンラインが運営するウェブサイト「小さなお葬式」で、お葬式の早割チケットというものが売られています。
500円のチケットを買うと、その後約3年間「小さなお葬式」の葬儀代金から最大66,000円の割引を受けられるというものです。
どこか見覚えのあるようなロゴですが気のせいでしょう。
この記事の内容
- シンプルで安価な葬儀サービスを提供する「小さなお葬式」のサービスと早割チケットについて紹介します。
「小さなお葬式」とは
「小さなお葬式」のサービス
小さなお葬式は、全国でお葬式をシンプルに行って頂くためのサービスです。
通常の葬儀・葬式は、寺院の僧侶においでいただき通夜と告別式を行います。その際にご近所や仕事関係の方々にご参列いただき、葬儀・葬式に2日で100万円以上をお葬式に費やすことになります。
本当にこのような出費が必要なのでしょうか?
「小さなお葬式」は、まさにこのような声をお客様からお寄せ頂き、その疑問、不安に徹底的にお答えするためスタートした葬祭のサービスです。
残された遺族に故人との最後の時間を持って頂くために、葬儀費用を抑え、総額を提示し、十分な内容の葬儀・葬式を行って頂く葬儀・葬式プランを提案致します。
「小さなお葬式」は、シンプルなお葬式を安く明朗な価格で提供するサービスで、内容や規模の異なる193,000円から643,000円までの4つのプランが用意されています。
「小さなお葬式」の早割チケット
早割チケットは「小さなお葬式」の葬儀代金が最大66,000円割引されるチケットで、チケットの価格は500円です。支払いは銀行振込、クレジットカード払いのほか、コンビニエンスストアの店頭でもできるそうです。
チケットは購入後30日間は使用できず、その後チケット購入から1年、2年の節目で割引額が大きくなり、3年+30日で無効になります。
早割チケットのプロモーションムービーがあります。
デリケートな題材を上手にまとめられていますね。カーチャン J( ‘ー`)し
J( ‘ー`)し(カーチャン)についてはこちら。デジカメの話と野球の話は涙なしには読めません。
早割チケットの詳細はこちら。
http://www.osohshiki.jp/plan/reduce/
終活って?
人生の終わりを控えて身終いをすることを「終活」と呼ぶのだそうです。
終活(しゅうかつ)とは「人生の終わりのための活動」の略であり、人間が人生の最期を迎えるにあたって行うべきことを総括したことを意味する言葉。
その内容としては、エンディングノートや遺言を準備したり、葬儀の内容や費用の手配をしたり、身の回りの物や人間関係の整理をしたりといったことがあるようです。自分史をしたためるのも含まれるとか。
多くの場合死は自分の意志と関係なく訪れるものですが、終活はそこに何らかの意思を込める作業なのだと思います。自分のいない世界へ向けた思いを込めてコンビニで500円払うというのはどういう気持ちだろう。自分だったら「肉まんとチキンと、あと早割チケットの支払いね」というふうにクールに事務的にやれるだろうか。そういうことを考えました。否定的にではなく。
終活といえば『母の身終い』というフランス映画を思い出します。ミニシアター系の静かで地味な映画ですがそのインパクトは強烈です。あまりの衝撃に見終わったあとしばらく呆然としてしまいました。
早割チケットについて
さて、この「早割チケット」は早い話がお葬式代金のコール・オプションですね。3年+30日後の特定日までに対象者が亡くなるという条件で権利行使できるオプションが500円のプレミアムで売られているということです。
500円という価格が妥当かどうかは判断できませんが、この早割チケットは実利目当てで買うものではないように感じました。というのは、いざチケットを使えるときには他の業者がもっとずっと安いサービスを提供しているかもしれないし、自分や家族が心変わりしてもっと豪華なお葬式をしたくなるかもしれないからです。とはいえ500円で買えるものですので、保険として買っておくのは良いかもしれません。
私だったら「メメント・モリ」を心に刻むためにお守りのように持ち歩きますかね。
まとめ
- シンプルで安価な葬儀サービスを提供する「小さなお葬式」のサービスと早割チケットについて紹介しました。
- 自分のでも家族のでも死について考えるのはちょっと気が重い。