DELL XPS 13をお借りする機会がありました。詳しいレビューは後日公開しますが、取り急ぎ、外観を中心とした第一印象をお伝えします。
高級感、あります。
DELL XPS 13(2018年モデル)の第一印象
さて、今回お借りしたのはXPS 13のCore i7 / 16GB / 512GBモデル。ディスプレイは4K解像度でタッチ操作可能なものです。
色は外装がローズゴールド、ディスプレイを開いた内側が白のモデル。この組み合わせは2018年からの新色です。
主な仕様は次のとおり。
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Windows 10 64bit Home |
CPU | 第8世代 Intel Core i7-8550U |
GPU | Intel UHD Graphics 620 |
RAM | 16GB LPDDR3 |
ストレージ | 512GB PCIe NVMe SSD |
ディスプレイ | 13.3インチ、4K解像度(3840 x 2160) |
カメラ | HD(720p対応)カメラ、Windows Hello準拠赤外線カメラ |
インターフェース | Thunderbolt 3 x 2、USB Type-C x 1、microSD x 1、3.5mmヘッドセット x 1 |
バッテリー | 52Wh(4Kモデル:11時間) |
サイズ・重量 | 302 x 199 x 7.8〜11.6mm、約1.21kg |
その他 | タッチ操作対応 |
では、各部を見ていきましょう。
外装 ~ 文句なしのXPSクォリティ
今回お借りしたモデルの外装はローズゴールド。若干ピンク成分が入ったゴールドです。
天板にはおなじみのDELLのロゴがあるだけです。
側面は白で、左側にはロックケーブルスロット、Thunderbolt 3が2ポート、バッテリー残量確認用のLEDとボタンがあります。また、スピーカーのメッシュも見えます。
反対の右側面には3.5mmヘッドセット、USB Type-C(Thunderbolt非対応)、microUSBカードスロットがあります。スピーカーのメッシュはこちらにもあります。
底面には中央にXPSのロゴがあり、排熱用のスリットと滑り止めのゴム脚があります。
底面のねじはトルクスになっています。(底板を開けることはないでしょうが)
ディスプレイ内側の底部にはウェブカメラとWindows Hello用の赤外線カメラが埋め込まれています。
白いキーボードをローズゴールドの天板と底板が挟む構造になっていて、じつにDELLらしくない軽くてフェミニンな印象を与えるデザインです。女性がプライベートで使っても全く違和感はないと思います。
キーボードとタッチパッド
キーボードは一部のキーを除けば標準的な配列です。
右端の一部のキーの幅がやや狭くなっています。
標準サイズのキーのピッチは約19mmで、一般的なキーボードと比べてとくに狭いということはありません。
キーボード右下にはカーソルキーが備えられていますが、その空きスペースに「PgUp(Page Up)」「PgDn(Page Down)」キーがあります。この仕様はユーザーによって意見が分かれる部分かもしれません。
タッチパッドはこのサイズのPCとしては特に大きくも小さくもありません。
本体の中心線に配置されている(ホームポジション基準ではない)ので、利き手によって操作性に違いが出るかもしれません。
タッチパッドはMicrosoft Precision Touchpadに適合するタイプで、Windows 10の設定画面から細かな設定が可能です。
パームレストはグラスファイバーの素材に防汚コーティングを施したもので、適度な凹凸とさらさらした素材のおかげで、手のひらが張り付いてキー操作に支障が出ることがありません。汗をかきやすい夏場などには重宝するのではないでしょうか。
ディスプレイ
4K解像度のタッチディスプレイは、明るく、発色も良好です。
電源に接続している場合には、ディスプレイの輝度を最大にするようあらかじめ設定されているので、買ってきたままで最高の画質を体験できます。
なお、このディスプレイはHDRにも対応しているので、NetflixなどのHDRコンテンツを高画質で楽しむことができます。
サイズと重さ
サイズはA4コピー用紙を横置きにしたサイズよりも若干幅広、高さはやや小さいといったところで、13.3インチのディスプレイを持つPCとしては、十分すぎるほどコンパクトです。
重さは本体のみの実測値が1,219グラムで、これもCore i7、4K解像度のPCを持ち運ぶと思えば、ちょっと驚くほどの軽さです。(ただし、手に持ったときのずっしり感はあります。コンパクトかつ薄い筐体とのギャップで重く感じている部分もあるでしょう)
ちなみに12インチMacBookの重さは920グラムですが、プロセッサーの処理能力、タッチ操作対応、インターフェースの豊富さ、などを考えれば、XPS 13の重さは十分に納得できる範囲です。
バッテリー
XPS 13はFull HDモデルと4Kモデルでバッテリーの持続時間の公称値が全く違います。(Full HDが19時間46分、4Kモデルが11時間)
4Kモデルを実際に使ってみた感じでは、軽めのオフィスワークを1時間20分続けたところで、バッテリーの残量が80%になりましたので、こうした用途では5~5.5時間が現実的な使用時間になると思います。
「PCの現実的なバッテリー持続時間はメーカー公称値の半分」というのが私の経験則ですが、今年のXPS 13もこの法則に当てはまるようです。
タッチ操作に対応しないFull HDモデルにこの法則を適用すれば、9.5~10時間の利用が可能ということになり、こちらは丸一日の作業を賄えることが期待できますね。
処理能力
まだ、この記事を書く程度の軽い作業をしただけですが、XPS 13(Core i7モデル)の処理能力には特に不満がありません。
アプリ単体の処理だけでなく、仮想デスクトップの切り替えのように画面の大掛かりな書き換えが発生する処理も、とくに不満なくこなしてくれます。
また、Thunderbolt 3ポート経由で外付けの4Kディスプレイに接続した場合(4K解像度、60Hzで表示)も、パフォーマンス的に特に問題なく動作しています。
まとめ ~ 第一印象は良好
以上、XPS 13の2018年モデルを数時間使ってみた印象をお届けしました。
13.3インチで4K(3840 x 2160)というのは圧倒的な高解像度で、文字を小さく表示しても苦にならない方なら、一画面にものすごい情報量を表示して便利に利用できそうです。
そういう使い方ができれば、画面のアスペクト比が16:9という横長サイズなことも、特にデメリットにはならないでしょう。
持ち運びに有利なサイズ・重さと第8世代 Core i7プロセッサーを搭載した高度なパフォーマンスの組み合わせは、外出先での作業を快適かつ効率よく行うのに役に立つはずです。
というわけで、XPS 13 2018年モデルの第一印象は非常に良好でした。