キングジム ポメラ DM200 をポチりました。届くのを楽しみに待っているところです。
なぜラップトップPCやiPad Proではなくポメラなのか? について。
ポメラ導入のねらい ~ 誘惑を断ち切って仕事をしたい
普段からPCやiPad Proで作業をしていますが、気が散ってしかたありません。
メール着信のポップアップに面白そうなワードが入っているとつい開いてしまい、そこに書かれたリンク先にジャンプして、発端になった記事だけでなく周辺のものまで読んでしまって、10分や15分過ぎているなんてことが毎日何度も起こります。
ソフトウェアのアップデート通知が表示されて、「アップデートの間だけ」なんて言い訳しながらFeedlyやらTwitterを巡回し始めると、もうおしまいです。次から次に気になることが出てきて、それらを調べ尽くすまで収まりません。
こういう問題は自分でもしっかり認識していて、断ち切ろうという気持ちもあるのですが、それができていないということは、これはもはや精神論ではなく物理的な強制力によってしか解決し得ないということなのでしょう。きっと。
というわけで、文章を書く以外のことは何もできない単機能デバイスを手元に置いて、それ一台で主な作業を完結させるという最終手段に打って出ることにしました。
ついでにいうと、必要最小限の装備だけで作業を完遂するロマンとか、世代的に経験できなかったワープロ専用機への憧れのようなものも、今回の決断の背景になっています。
アウトプットはスマホ経由で
さて、そうは言っても実際の作業はポメラ一台で完結するものではありません。
最終的には成果物をアウトプットしなければならないので、ネットに接続できるデバイスは必要でしょう。
そのためだけにラップトップやタブレットを持ち歩くのはあまりにも無駄なので、いつも持ち歩いているスマホを使うことになりそうです。
私が現在使っているスマホはiPhone 8。ポメラの「ポメラ Sync」という機能を使えば、ポメラで作成した文書をiOSのメモアプリ上にノートとして転送できます。(正確には、iOSに登録したGoogleアカウントに対応するGmailのメモに追加され、それがメモアプリに表示されるのですが、そのあたりはいずれ詳しく書きたいと思います)
iOSのメモアプリに転送したあとは、そこからコピペでメールに貼り付けて送信したり、ブログ記事ならWordpressの編集画面に貼り付けたりすればいいわけで、多少の不便はあれど、使えなくはなさそうです。ここでの不便さによるロスよりも、上に書いたような自分の怠惰さによるロスをなんとかする方が重要だし、効果的です。
また、このブログのように写真や外部へのリンクを追加したい場合、処理自体はiPhoneで行いつつ、ポメラをBluetoothキーボードとして利用することで、iPhone単体で行うよりも効率的に処理できるはずです。
調べ物は事前に済ませておく
PCやタブレットで作業する利点は、調べ物と書き物を並行して行えることだと思います。
広い画面を使って、一つのウィンドウで情報をインプットしながら、もう一つのウィンドウにアウトプットしていくということが簡単にできます。
この方式は、物を書きながら思いついたことを随時調べて内容を充実させていくことができる反面、作業全体の見通しが悪く泥縄に陥りやすいという問題があります。
ポメラを使う場合、調べ物はすべて事前に済ませておかなければならなくなります。より綿密な計画と、それに沿った事前準備が必要になりますが、そこをちゃんと押さえられれば、調べつつ書くよりもずっと効率よく作業できるはず。
具体的には、PCで事前調査した内容をテキストファイルにまとめてSDカード経由でポメラに読み込ませるか、いっそ紙のノートにでもまとめてしまうのがいいかと考えています。
後押しになった情報
最後に、発売から2年近く経つポメラ DM200を今さら手に入れる後押しになった情報を紹介して、この記事を終えたいと思います。
その情報がこちら。
ASCII.jp 「「ポメラ」で5000万円稼いだ! 作家・芝村裕吏氏が明かす「ポメラ」 DM200の魅力」(http://ascii.jp/elem/000/001/421/1421826/)
私は作家でも脚本家でもないし、年間2000万円も稼げませんが、実売3万数千円の単機能デバイスからそれだけの金額を稼ぐ人がいるというのは、ロマンあふれる話ではないですか。
「調べ物を終えて執筆ノートをシッカリ書いている状態なら、電子辞書、関数電卓、「ポメラ」の3つがあれば、何か書ける」という芝村裕吏さんの言葉にわくわくを禁じえません。
というわけで、現在は注文したポメラが届くのを今や遅しと待っているところです。