約2年前に発売されたAmazon Dash Button。
初期設定をしておけば、ボタンを押すだけであらかじめ選んでおいた商品が届けられるという、じつに未来っぽいデバイスです。
我が家ではほとんど使われなくなったAmazon Dash Buttonのメリットを思い出します。
Amazon Dash Button を使わなくなった話
Amazon Dash Button。冷蔵庫のドアや洗剤収納庫の中に貼り付けて、炭酸水や洗剤のストックが切れたらボタンを押し、ほのかに光るLEDが緑に変わるのを眺めていました。そう、最初の数回ほどは。
しかし、飲み物や洗剤のレギュラーはわりと頻繁に変わるもので、何ヶ月も同じものを使い続けるとは限りません。
また、水のまとめ買いのような重量物ならともかく、洗剤のリフィルなどは行きつけのスーパーで何かのついでに買っても負担にならないだけでなく、そっちの方が安かったりするので、こうした商品のDash Buttonは使わなくなる運命だったように思います。
そういえば、ときどき間違えてボタンを押して(というか、落としたときの衝撃でボタンが押されて)、あわててキャンセルすることもありました。
バーチャルダッシュが便利
リアルなDash Buttonが発売されてしばらくたつと、Amazonのサイト上やAmazonアプリ上に「バーチャルダッシュ」なるボタンが表示されるようになりました。
これはリアルな物理ボタンではなく、サイトやアプリ上の単なるボタンコントロールにすぎませんが、これを2度タップすることで物理ボタンを押したのと同じ注文が行われます。
バーチャルボタンなので数は増やし放題。物理ボタンのように1個あたり500円払う必要もありません。(なお、物理ボタンの代金はボタンを通じた注文代金に充当されるので実質無料です)
サイトを開くかアプリを立ち上げる手間がかかりますし、リアルボタンのような未来感は感じられませんが、実用上は問題ありません。
Dash Buttonだけの利点 〜 あわせ買い対象商品を単体で買える
というわけで、現在ではほとんど使わなくなったDash Buttonなのですが、ときどき便利に使えることがあります。
それは、通常の購入手続きでは単体では買えない「あわせ買い」対象商品も、Dash Button経由なら単体で買えるということです。
たとえば、こちらのトップ スーパーナノックス 950g入り。
この商品はご覧のとおりあわせ買い対象商品なので、通常は他の商品と合わせた注文合計額が2,000円以上にならないと売ってもらえません。
しかし、Dash Button(バーチャルダッシュを含む)経由の注文なら、単体でも注文が可能です。
この点がリアル/バーチャルを問わずDash Buttonを使うほとんど唯一の理由ということになりそうです。
そんなAmazon Dash Buttonは今でも絶賛販売中です。興味のある方は一つ手に入れてみるといいかもしれません。前述のとおり実質無料ですので。
リンク:Amazon Dash Button(Amazon)