10月2日のイベントで新たなSurfaceシリーズが発表されました。
来年の秋まで出てこないSurface Neo、Surface Duoや、まだ日本でのリリース時期が明確ではないSurface Pro Xのことはいったん置いておいて、Surface Pro 7とSurface Laptop 3の予約受付開始について。
Surface Pro 7 と Surface Laptop 3 の概要
Surface Pro 7 と Surface Laptop 3の主な仕様は次のとおりです。
■Surface Pro 7
項目 | Surface Pro 7 |
---|---|
OS | Windows 10 Home |
プロセッサー | 第10世代 Intel Core i3-1005G1/i5-1035G4/i7-1065G7 |
RAM | 4GB/8GB/16GB(LPDDR4x) |
ストレージ | 128GB/256GB/512GB/1TB SSD |
ディスプレイ | 12.3インチ 2736 x 1824ピクセル ペン入力・タッチ操作対応 |
カメラ | イン:5.0Mピクセル/1080p、Windows Hello対応 アウト:8.0Mピクセル/1080p |
インターフェース | USB-C x 1、USB-A x 1、3.5mmヘッドフォン Surface Connect、microSDカードリーダー |
サイズ・重さ | 292 x 201 x 8.5mm、775〜790g |
その他 | Office Home & Business 2019同梱 ペンと専用キーボードカバー(タイプカバー)は別売り |
■Surface Laptop 3
項目 | 13.5インチ | 15インチ |
---|---|---|
OS | Windows 10 Home | Windows 10 Home |
プロセッサー | 第10世代 Intel Core i5-1035G7 / i7-1065G7 | AMD Ryzen 5 3580U/Ryzen 7 3780U |
RAM | 8GB/16GB(LPDDR4x) | 8GB/16GB(LPDDR4x) |
ストレージ | 128GB/256GB/512GB/1TB SSD | 128GB/256GB/512GB/1TB SSD |
ディスプレイ | 13.5インチ 2256 x 1502ピクセル ペン入力・タッチ操作対応 |
15インチ 2496 x 1664ピクセル ペン入力・タッチ操作対応 |
カメラ | イン:720p、Windows Hello対応 | イン:720p、Windows Hello対応 |
インターフェース | USB-C x 1、USB-A x 1 3.5mmステレオヘッドフォン、Surface Connect |
USB-C x 1、USB-A x 1 3.5mmステレオヘッドフォン、Surface Connect |
バッテリー | 11.5時間(ブラウズとOfficeアプリの組み合わせ) | 11.5時間(ブラウズとOfficeアプリの組み合わせ) |
サイズ・重さ | 308 x 223 x 14.51、1,265〜1,288g | 1,542g |
その他 | Office Home & Business 2019同梱 ペンは別売り |
Office Home & Business 2019同梱 ペンは別売り |
まずSurface Pro 7ですが、こちらはSurface Pro 4以降の形状をそのまま踏襲して、プロセッサーの強化と、インターフェースの変更(USB-Cに対応!)を行ったものです。現行のタイプカバーを流用可能。
採用されたプロセッサーは第10世代 Intel Coreシリーズで、ちょうどIntelのロードマップとタイミングがぴったり合ったおかげで、長く第一線で活躍してくれそうな最新のプロセッサーが搭載されました。
Surface Pro 7ではCore i3も選べます。(Surface Laptop 3はCore i5以上のみ)
RAMとストレージはちゃんと現代的な仕様のものですし、Surfaceシリーズのディスプレイは以前から定評があります。
バッテリーライフは今回から計測方法が変わっており、より実際の使用状況に近い測り方になりました。(以前はひたすら動画を再生しつづける方法でした)
例によって日本の個人向けモデルにはOfficeのライセンスが付属します。
次にSurface Laptop 3ですが、こちらのトピックはAMDのRyzen Mobile(Surface専用モデル)を搭載した15インチモデルが追加されたことです。
Surface用にカスタマイズされたAPUということで今のところ性能は不明ですが、そのうちGeekbenchなどで明らかになってくるでしょう。
その他の変更点では、Surface Pro 7と同様にUSB-Cに対応しました。
バッテリーライフの計測方法変更やOffice同梱についてはSurface Pro 7と同様です。
Surface Pro 7 と Surface Laptop 3の予約受付はもう始まっている
現在、マイクロソフトストアでは、Surface Pro 7とSurface Laptop 3の色、構成、オプション等を選んで予約注文することができるようになっています。
発売は10月23日と報道されていますが、マイクロソフトストア上では「リリース日:2019/10/21」となっています。少し早めに手に入るのかもしれません。
注文できる構成などにとくに制限は見られませんので、スペックだけでなく色を選ぶのも楽しそうです。
さて、日本でSurfaceシリーズを買うときに気をつけたいのは、オフィスアプリ(Microsoft Office)のライセンスが同梱されることです。
同梱されるのは「Office Home & Business 2019」というもので、Word、Excel、PowerPoint、Outlookというオフィスワークに必要かつ十分なアプリがすべて使えるため、とりあえずこれがあれば戦えるというものです。
ただし、Surfaceに同梱されるライセンスはそのSurface一台でのみ利用できるものなので、他のPCやMacがあってもそちらでは使うことができません。
また、今後より新しいバージョンのOfficeがリリースされた場合、同じライセンスでそれを利用することはできません。
日本で個人向けSurfaceを買う以上、Office同梱版を買う以外の道はないのですが、いちおうこうした制限があることは理解しておくといいでしょう。
日本ではOfficeが付いていないPCは売りづらいという事情があるようで、日本向けにはわざわざOfficeが同梱されているのですが、すでにOffice 365 Solo等のサブスクリプションを利用している場合は無駄になってしまいますし、そもそもOfficeを使わない人だっているでしょうから、そろそろ個人向けにも「Officeなし」の選択肢を設けていい頃だと思います。(せめてマイクロソフトストアでだけでも)
そしてユーザー側も盲目的に「Office同梱」を求めるのではなく、必要なものだけを選んで買うようにすれば、こうした状況も変わっていくのではないかと思ったりもします。
ちなみに私はOffice 365 Soloユーザーですが、Office 365 Soloのスカイプ無料通話のおかげで高額な国際電話を利用せずに済んだり、1TBものオンラインストレージ(OneDrive)に大量のデータを保存できたり、iPad Proでモバイル版のOfficeを機能制限なく使えたりして、たいへん快適に過ごしています。
いまチェックしてみたら、Office 365 Soloの利用料金は年額で1万2,744円だそうですので、Netflixのスタンダードプランよりも安いですね。
というわけで、Surface Pro 7とSurface Laptop 3の予約受け付けが始まった話でした。
リンク:Microsoft Surface Pro 7(マイクロソフトストア)
リンク:Microsoft Surface Laptop 3(マイクロソフトストア)
リンク:Office 365 Solo(マイクロソフトストア)
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