大きな外部ディスプレイを手放して、MacBook AirとiPad Pro(Sidecar)で快適なデスク環境ができた話。
大きなディスプレイを手放す
我が家では5年以上前から大きなディスプレイ+モニターアームの構成で作業をしてきました。
デスクトップPCのみならず、ラップトップPCも基本的には外部ディスプレイに接続し、ディスプレイ上にはウィンドウを左右に2つ並べて作業するのがとても快適でした。
27インチ以上のディスプレイならそれぞれのウィンドウはじゅうぶん作業に耐えうるサイズで表示されるので、資料を参照しながら別の資料をまとめるような作業が非常に捗ります。
さらに、OSの仮想デスクトップ機能を使って用途ごとにデスクトップを分けてしまえば、すべてのウィンドウをデスクトップの表面に、他のウィンドウに隠れることなく配置できるので、さらに作業効率が上がります。
そんなわけで、私にとって大きめの外部ディスプレイはぜったいに手放せないはずのアイテムだったわけですが、このたび思い切って外部ディスプレイをすべて処分しました。断捨離とかコンマリとかいうやつです。
大画面外部ディスプレイの弊害
ディスプレイを手放そうと思ったきっかけは2つあります。
一つはモニターアームを使っているとはいえ、外部ディスプレイは多少なりともデスク上およびデスク周辺のスペースを消費するということ。
最近は仕事道具だけでなく勉強道具なども置いておかなくてはならない我がデスクでは、なるべく場所を取るものを排除したいのでした。
もうひとつの理由は引っ越し荷物を減らしたかったということ。
コロナ禍の影響か、引っ越し屋さんの料金が異常な安値になっている様子です。外での活動が思い通りにならない昨今、いろいろな場所へのアクセスが便利な都心・駅近物件に高い家賃を払ってもそれに見合ったメリットを感じられないこともあって、ほんの少し郊外への移動を画策していたのですが、引っ越しの見積もり金額が信じられないほど安かったため、引っ越すことにしました。
ディスプレイが1枚か2枚増えたところで引っ越し代金への影響はないのですが、配線を外して、箱に詰めて、箱から出して、また配線するという一連の作業がとても面倒に感じられたため、この際処分してしまおうと。
そういうことで、我が家に残った「画面」と呼べるものは、MacBook Air(M1)の内蔵ディスプレイ、iPad Pro(11インチ)の内蔵ディスプレイだけになりました。
Sidecarがやっぱり便利
外部ディスプレイの処分にあたっては、もちろんiPad ProをMacのサブディスプレイとして使えることが念頭にありました。
MacBook Airのディスプレイは13.3インチなので、大きな外部ディスプレイのようにウィンドウを左右に2枚並べて作業するのは難しいです。
ウィンドウを2つ見ながら作業したければ、何らかのサブディスプレイは必要なわけで、それがSidecarのiPad Proだったというわけです。
思い返せばこの頃に先祖返りしたようなものですね。
iPad Proのディスプレイサイズは11インチしかありませんが、資料の参照用としては全く不足を感じません。
なんなら8.3インチのiPad mini 6でも用は足りると思うので、iPad ProをiPad miniに置き換えて、ついでに読書用のKindle Oasisも処分すれば、さらに荷物がスリムになるんじゃないかともくろんでいます。