書見台(ブックスタンド)が便利です。
パソコンと書籍を組み合わせて勉強や作業をするならこれを買わない手はないと思います。
書見台がびっくりするほど便利
言語学習用にテキストをキーボードでパソコンに入力する作業をずっと続けています。
暗記のためにテキストを暗記カード化したいのですが、手書きだと日本語を書くのに時間が掛かりすぎて無駄なのと、電子化すればAnkiなどのアプリでより効率よく学習できるというのが主な理由です。
紙の資料を見ながらパソコン作業をするために、以前こういうものを作ったりしました。
このブックストッパーは実際に頻繁に使ってみると、たとえば本をキーボードの左右どちらかに置くと、見開きの左右のページで目からの距離が異なって微妙に作業しづらいという問題があります。文字が小さい本などの場合、目からの距離が遠くなるとそもそも見えないので作業できません。
距離を近づけて一定にするために、左ページを見るときには本をキーボードの右側に、右ページなら左側に置くようにすると、いちいち本を移動させるのが面倒ですし時間も掛かります。
この問題を解決するためには資料は常に正面に置く必要があり、そのためにはパソコンのキーボードやラップトップのディスプレイの真上に資料をセットできるような書見台が便利ではないかというのが今回書見台を買うに至った発想です。
そのようにして実際に買ったのがこちら。
左右に足があり、その間に資料をセットする台が位置するタイプです。それぞれの足と台は関節で角度を変更できるようになっています。
これなら左右の足の間にキーボードやラップトップを置くことで、最短距離で資料を見ながらキーボード入力できるはずです。
左右の足の間の距離はおよそ36cm。
MacBook Air(M1、2020)なら左右にそれぞれ2.5cmほどの隙間を取ってディスプレイの真上に資料をセットできます。
視線を上げれば資料、下げればMacBookの画面と行き来でき、資料の左右のページをほぼ等距離で見ることができます。最高です。
写真の書籍は閉じた状態の厚みが3cmほどある分厚く重いものですが、こういう書籍とでもとくに問題なく利用できます。
ページ押さえの間隔は目一杯開いた状態で22cmほど。実際に本をセットするには左右にマージンが必要なので、見開きの幅が24〜25cm以上のものに適していると思います。文庫や新書のような小さな本にはあまり向かない構造です。(これらの本では事実上使えないでしょう)
作業効率およそ3割増し
実際に使ってみた効果は、書籍の内容の一部をキーボードでパソコンに書き写す作業が、以前は3時間掛かっていた分量を2時間で終えられるくらいの効率アップ。
率にして約33%の効率化ということになります。
紙の資料を参照しながらパソコン作業をする場合、この書見台を使えば驚くほど効率化できることがわかります。
この製品は2,000円少々で買えるので、届いて使い始めたその日に元を取ったも同然のお買得アイテムです。
金属製の足と30cmオーバーのサイズということでとても重いんじゃないかと心配していましたが、見た目に似合わぬ超軽量設計でもあります。
カフェなどでこれを取り出したらギョッとされること請け合いなので、人目のある場所での使用はおすすめしませんが、自宅でひっそり使うなら誰の目も気にする必要はありません。
資料を見ながらキーボード作業をする必要がある方ならきっと効果を実感できると思います。おすすめです。