Surface Studioとともに発表された新しい入力デバイス「Surface Dial」は、Surface BookやSurface Pro 4や、その他のPCでも利用できるらしいです。
Surface DialはSurface Studio以外でも使える
WinBetaの下記の記事によると、Microsoftが発表した新しい入力デバイス「Surface Dial」はSurface Studio以外のPCでも利用できるようです。
WinBeta 「You can use the Surface Dial offscreen with any PC」
http://www.winbeta.org/news/you-can-use-the-surface-dial-offscreen-with-any-pc
記事はMicrosoftの広報担当者の話として、Windows 10 Anniversary Updateをインストールした環境であればどのPC・ラップトップ・タブレットでもSurface Dialが「オフスクリーン」で機能すると伝えています。
アメリカのMicrosoft Storeの商品説明にもすべてのWindows 10デバイスで使えると書かれています。
Microsoft Store 「Surface Dial」
https://www.microsoftstore.com/store/msusa/en_US/pdp/Surface-Dial/productID.5074013900
オフスクリーンというのは、Surface Dialのように画面の上にくっつけて使うことはできないけど、ダイヤルを使った何らかの入力手段として使えるということだと思われます。
こちらの動画にはSurface Dialを画面上に置かずに使っている様子が映っています。
Surface Dialはダイヤルとして何かを選択する以外に、押し込みボタンとして決定操作をしたり、(Surface Studioなら)画面上をポンポンと触れてオブジェクトを選択するような使い方もできるようです。
また、こちらの動画のようにダイヤルで何かの角度を調節するのにも使えるようで、アプリケーションの実装しだいでいろいろな活用ができそうです。
ラップトップの小さい画面なら画面に乗せて使えなくても困らなそう
Surface Dialの発表時に公開されたこちらの動画の、画面にSurface Dialを置くとそれを取り巻くようにカラーパレットが表示される様子は、非常に未来的でカッコよかったのですが、画面上にコントローラーを置いても邪魔にならないためにはSurface Studioレベルの大画面が必要そうだということもまたわかります。
既存のSurfaceシリーズを使っていると、利き手はペンと画面タッチとタッチパッドの操作で忙しいわりに、もう一方の手はキーボードの上で暇なケースが多いように思いますが、Surface Dialがあればそちらの手も有効に使えそうです。
ダイヤル式のコントローラーなら利き手じゃなくてもある程度精度高く操作できそうですし、たとえばWindows 10の仮想デスクトップの切り替えやアクティブなウィンドウの選択をSurface Dialで行うようなことができれば快適に使えそうな気がします。
ダイヤル部分は0.30 N-cmの適度なトルクが掛かっていて、また触覚へのフィードバックもあるということなので、操作感も悪くなさそうです。
Surface Dialの(現時点での)対応ソフトは次のようになっています。
- Bluebeam (Revu)
- Drawboard (Drawboard PDF)
- Mental Canvas (Mental Canvas Player)
- Silicon Benders (Sketchable)
- Smith Micro (Moho 12)
- Spotify (Spotify)
- Staffpad (StaffPad)
- Windows (All)
- Word, PPT, Excel (Office Win32)
- OneNote (UWP version)
- Windows Maps
- Plumbago
- Sketchpad
- Groove Music
- PewPew Shooter
- Microsoft Photos
- Paint
アメリカでは99.99ドルで12月15日発売。日本での価格はせいぜい1万5,000円くらいになると思いますが、使い方によっては十分ペイするんじゃないかと思います。