NTTドコモの2,980円プラン「ahamo」の提供開始日が発表されました。
そろそろどのサービスを利用するか決めなければならないということです。
ahamoは3月26日提供開始
NTTドコモからの発表がこちらです。
📢最新速報
【ahamoのサービス提供開始日が2021年3月26日(金)に決定!】詳しくはこちら☟https://t.co/A6h6MbVb1t
リリース情報についても随時お知らせしていきますので、引き続きよろしくお願いいたします✨
— ahamo (@ahamo_official) February 5, 2021
リンク:報道発表資料 「ahamo」を提供開始(NTTドコモ)
リンク先の要点をまとめると次のようになります。
- サービス提供開始は3月26日(金曜日)
- 料金は容量20GB/5分以内の通話無料で2,980円
- 申し込み、相談、故障対応等はすべてオンライン限定
- 「ファミリー割引」は申込み可能(ただし、ahamo回線からの発信はグループ内通話無料の対象外)
- 「みんなドコモ割」の回線数にカウントする(ただし、ahamoの回線は割引の対象にはならない)
- 「ドコモ光セット割」のペア設定は可能(ただし、ahamoの回線は割引の対象にはならない)
- ahamoにプラン変更しても回線継続利用期間は引き継がれる
- 海外での発着信、「WORLD CALL®」、「SMS」、(0570)(0180)などの他社接続サービス、(188)特番、(104)の番号案内料、衛星電話/衛星船舶電話は別途料金が掛かる
太字は前回の発表から更新された部分です。
また、対象となる端末が3月1日に発表されることも明らかにされています。
iPhoneは対応、Apple Watchは当面非対応、eSIMは時期不明
3月26日にサービス提供開始ということは、申し込みはそれ以前に始まるはずです。
対応端末が発表されるという3月1日あたりがひとつの候補ですが、他社からの転入が大量に発生するだろうと考えると、MNP予約番号の有効期限(15日間)より短いリードタイムを設定するのかもしれません。そうだとすると、申し込みは3月中旬に開始でしょうか。
対応端末については、井伊社長がインタビューで「iPhoneに対応しないことには話にならない」「型落ちや中古なども使えないといけない」と発言されていることから、少なくとも最新のiPhoneには対応し、より古いモデルもある程度はカバーすることが見込まれます。
リンク:ahamoがiPhoneや家族割引に対応。ドコモ井伊社長インタビュー(石川温)(engadget日本版)
一方で、Apple WatchのLTE通信については「あんまり考えていなかった」ということで、当分のあいだサポートされることはなさそうです。
リンク:ドコモ井伊社長「ahamoはiPhone対応」、eSIMにも意欲(ケータイWatch)
同じ記事でeSIM対応についても言及されていますが、「eSIMもやります」と言いながら、「課題は本人確認、なりすましと、セキュリティの担保」「反対しているわけではない。ただ、あの世界は自由。セキュリティの問題だけ。(本音は)ぜんぜんやりたい」とも発言されているようで、サービス開始当初から対応するのかどうかは判然としません。
iPhone対応を明言されているのは朗報です。社長の言うとおり、iPhoneで使えなければ「話にならない」からです。
Apple Watch単体での通信に対応しないことについては、個人的にはこの機能にオプション料金(ドコモなら500円(税別))に見合うメリットを感じないので、それほど重大な欠点とは思いません。
eSIMについても、ahamo単体(必要に応じてかけ放題オプション(1,000円)を追加)で大多数のユーザーのニーズに答えられるはずなので、機能的には必須とは思いません。
ただ、物理SIMカードのやり取りが不要になることは、キャリアとユーザー双方のメリットなので、早めに対応されるといいとは思います。
そろそろ腹を決める時期
「3月開始」は3月26日のことだとわかりました。
この発表を受けてpovoとSoftbank on LINEもだいたい同じような日程で登場することが予想されます。
povoもSoftbank on LINEもiPhone対応を明言していませんし、povoは海外での利用の可否すらわかりません。(Softbank on LINEは「アメリカ放題」対応)
ドコモのMNPが12年ぶりにプラスなったというのは、3社ほぼ横並びのプランなら寄らば大樹の陰の安心感でドコモが有利になるというだけじゃなく、情報提供で他社に先んじていることも大きいように思います。
KDDIとソフトバンクはたいへんでしょうが、どうか頑張っていただきたいところです。
そしてわれわれユーザーには、腹を決めなければならない時が迫っています。
ahamo、povo、Softbank on LINEのどれを選ぶか、それとも、UQのくりこしプランかY!mobileのシンプルプランか、はたまた、Rakuten UN-LIMIT VIか?
同じキャリア/グループ内なら、なるべく早くよりお得なプランへの乗り換えをすればいいし、キャリアをまたぐなら4月にMNP手数料が無料化されたらすぐ移動すればいいでしょう。
同じキャリア内で一度プランを変更することで、契約解除料(解約金)を逃れられる場合があるので(たとえば、UQモバイルの旧プランからくりこしプランへの移動)、そうして自由に移動できる状態になっておくのがおすすめです。
現在、その他の格安SIM(MVNO)を利用されている場合は、上記いずれかのキャリア/プランへの乗り換えを真剣に検討すべきです。MVNOに居残るメリットはもはや「乗り換えの手続きをしなくてすむ」くらいしかありません。
リンク:ahamo
リンク:povo
リンク:Softbank on LINE
リンク:くりこしプラン(UQモバイル)
リンク:シンプルプラン(Y!mobile)
リンク:Rakuten UN-LIMIT V(楽天モバイル)