【最高】もう戻れないかもしれないAmazon Kindle Oasisの大量写真レビュー

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AmazonのKindle Oasisを手に入れました。

電子書籍リーダーとしての基本的な使い方はすでにレビュー済みのKindle(無印)やKindle Paperwhiteと大きく違わないので、この記事では外観・質感・Kindle Oasisならではの機能や使い勝手を中心にまとめます。

値段は高めだけど、薄くて軽くて質感も使い勝手も最高です。


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Kindle Oasisの概要

レビューに入る前に、Kindle Oasisの概要について簡単に説明します。

Kindle Oasisは2016年4月に発売された、Amazonの電子書籍リーダー「Kindle」シリーズの最上位機種です。

本革製のカバーが標準で同梱されており、本体とカバーの両方にバッテリーを備えることで、本体だけで使えば極薄・超軽量、カバーとセットで使えば長時間使用も可能と、状況に合わせて使い方を選べるようになっています。

本体にはページ送り・戻しのハードウェアボタンがあり、Kindle Oasis本体を片手で持ったままページ送り・ページ戻しができるようになっています。

Kindle Oasisの仕様の概要は次の表のとおりです。

項目 内容
ディスプレイ 6インチ、300ppi
内蔵ライト フロントライト(LEDを10個使用)
バッテリー 数か月(カバー装着時. ワイヤレス通信オフ. 1日30分使用.)
ストレージ 3GB、最大数千冊保存可能
サイズ 143 x 122 x 3.4~8.5mm
重量(カバー未装着時 / カバー装着時)※ Wi-Fiモデル:131g / 231g、Wi-Fi + 3Gモデル:133g / 234g

※ カバー装着時の重量はWi-Fi + 3Gモデルの実測値をもとに算出

カバーを装着しない状態では、既存のどの機種よりも小さく、薄く、軽い上、カバーを着けると数か月ものバッテリーライフが得られます。すごい。


Kindle Oasisのレビュー

それでは、レビューにまいります。

Kindle Oasisの外観・重さ・質感

Kindle Oasisを手元にあるKindle(無印)、Kindle Paperwhiteと比べると、明らかにサイズが小さくなっているのがわかります。(右端がKindle Oasis)
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縦方向は文庫本よりも小さく。
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横方向は文庫本よりも1.5cmくらい幅広なサイズです。
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カバーを閉じた状態の厚みは229ページの文庫本とほぼ同じ。
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カバーを外すとこのとおり。カバーと連結する側は3~4mmほどしかありません。
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カバーなしの状態では分厚い側を持って使います。
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重さは分厚い側に偏っているので、こうして持つととても軽く感じます。
単体での重さは131~133gで、手に持った感じはiPhone SE(113g)よりも軽いです。

ちなみに、この写真では分厚い側が右になるように持っていますが、分厚い方を左にして持つこともできます。
画面の表示の向きは持ち方に合わせて自動的に切り替わります。

表面にはページ送り・戻しのボタンがあります。
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カバーを閉じたときにボタンが押されないように、カバーにはくぼみが設けられています。
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ボタンはクリック感のある押し心地で、押すとかすかに「カチッ」と音がします。

カバーの裏地はマイクロファイバー製。Kindle Oasisの表面の汚れを取り除く効果もありそうです。
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天面に電源(スリープ)ボタンとmicro USBポートがあります。
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電源ボタンとmicro USBポートは、ページ送り・戻しボタンが右側に来るように持ったときに、上になるよう配置されています。
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Kindle Oasis本体の裏側はこうなっています。
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電極が5つあります。ここでカバー側と電力のやりとりをします。後述のとおりカバー側のバッテリー残量表示もされるので、残量情報の通信も行われている模様です。
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なお、カバー側には充電用のポートなどはありません。カバーを装着した状態で本体を充電すると、自動的にカバーも充電される仕組みです。

本体の表面の処理は凸凹の加工などがない平滑なものです。
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傷がつくと目立ちそうなので、気にする方はカバーつきで使われるのが良いかもしれません。

カバーは本体表面のすべてと裏面の3分の2くらいを覆います。
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ちょうど本体の薄くなったところをカバーが埋めるような形で噛み合うようになっています。
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本体とカバーはマグネットで吸着するので、取り付け時に細かな位置合わせをする必要はありません。向きを合わせて近くに持っていくと吸い付きます。
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このようにカバーの付け外しが手軽にできるので、状況に応じて使い方を変えられるのが良いところです。Kindle(無印)の純正カバーではこうはいきません。

新品のカバーは革の良い匂いがして、革表紙の手帳や辞書のような感じです。
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長く使いこむと良い味が出そうです。

カバーは折り返すことができるので、カバーを付けた状態でも片手で持って使えます。
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Kindle Oasisの画質

Kindle Oasisの画面サイズは6インチ、解像度は300ppiです。

これはKindle Paperwhite以上の機種に共通の仕様ですが、実際にKindle PaperwhiteとKindle Oasisの画面を見比べてみると、Kindle Oasisの方が読みやすく感じます。

2機種を比較した画像がこちらです。
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左がKindle Paperwhite、右がKindle Oasisです。

上の画像はライトをオフにした状態ですが、この状態でもKindle Oasisの方が背景が明るく、文字が濃く表示されています。

次がライトを24段階中の12段階目に設定した状態。
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この状態でもKindle Oasisの画面の方が明るく、濃く表示されています。
この傾向はライトの明るさをどの段階にしても同じでした。

Kindle Oasisにおける背景と文字色の関係は、背景をより白く表示するKindle Paperwhiteよりも、背景に少しグレーがかった色がある無印Kindleのものに近いと感じます。
しかし、読みやすさは無印Kindleとは比べものにならないほど優れていますし、単体で見ればかなり読みやすいと感じるKindle Paperwhiteと比べてもなぜか文字がよりはっきり見える不思議な感覚です。

明るい場所での読みやすさだけで言えばまだ紙の本には及びませんが、Kindleシリーズの中で比べれば「上には上があるものだ」と感心させられるレベルの高さです。

斜めから見た場合の視認性の高さも秀逸です。
ライトの明るさを変化させて撮った写真をご覧ください。上から順に、オフ → 6/24 → 12/24 → 18/24 → 最大 です。
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Kindle Oasisならではの機能

Kindle Oasisには他のKindleにはない機能がいくつかあります。

まず、バッテリーが本体とカバーに分散して配置されているため、バッテリー残量の表示が「Kindle」と「表紙」の2つに分かれています。
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どちらかが先に消費されるわけではないようで、両方バランスよく減っていきます。

カバーを付けたり外したりする使い方を想定すれば、なるべく本体のバッテリーが減らないようにカバー側の電力を優先的に使うのが良いと思うのですが、バッテリーの寿命などの都合でこうなっているのでしょうか。

もう一つは、ページ送り・戻しのハードウェアボタンに関する設定です。
2つのボタンに割り当てる機能を設定できます。
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デフォルトではボタンが右になるように持って上側がページ送り、下側がページ戻しですが、これを反転させることができます。

なお、ボタンは読書中だけでなく、「マイライブラリ」内でのページ送り・戻しにも使えます。

機能面で他のKindleと異なる点はこの程度です。
Kindle Oasisは、機能の多さではなく、サイズと重さ、質感、画質というコア部分の性能で勝負しているということだと思います。


Kindle Oasisは買いなのか? ~ 最高の電子書籍リーダーが欲しければ

以上、Kindle Oasisについてでした。

Kindle Oasisは最も安いWi-Fi/キャンペーン情報つきモデルでも3万5,980円、最も高いWi-Fi + 3G/キャンペーン情報なしモデルは4万3,190円もします。

これはKindle(無印)の最も安いモデルを、Amazonプライム会員価格で買う場合の約7.2~8.3倍もの金額です。

どちらも同じ電子書籍リーダーで、できることに本質的な違いはありません。

画面解像度とライトや同梱カバーの有無が違いますが、それならKindle Paperwhiteにオプションのカバーを付たものでいいし、そうすれば2万円以上安く手に入れることができます。

Kindle Oasisがこうした下位機種と違うところは、圧倒的な小ささと軽さ、カバーを含めた質感の高さ、そしてなぜかとても読みやすいディスプレイの出来の良さです。

この違いが価格差に見合ったものかと考えると複雑な気持ちになりますが、一度手にしてしまったらもう以前の機種には戻れないだけの魅力が確かにあります。

最高の電子書籍体験をしたいならKindle Oasisはおすすめです。

3Gなしのモデルや「ウォルナット」「メルロー」の特色モデルは品薄のようです。
長いものは3か月待ちだったりしますので、狙っている方は早めに注文されるのが良いと思います。

リンク:Amazon Kindle Oasis
リンク:Amazon レビューを見る


Kindleシリーズのレビュー記事をまとめてあります。よろしければどうぞ。
https://kiritsume.com/amazon-kindle-articles

また、Kindleシリーズの本体とオプションについては下のページにまとめてあります。レビューへのリンクもありますので合わせてご覧ください。
https://kiritsume.com/amazon-kindle-summary


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