Kindleを使い始めてずいぶん経ちますが、最近あらためて思うのは、本はなるべくKindle本を買っておくのが無駄遣いが少ないということです。
Kindleなら同じ本を2冊も3冊も買わないで済むという話をケース別にまとめます。
同じ本を何冊も買ってしまう問題
家に同じ本が何冊もあるとか、手元には1冊しかないけど何度も買った覚えがある、ということはないでしょうか?私はあります。それも何回も。正真正銘の無駄遣いです。
『メッセージ』という映画を見て、そのあまりのすばらしさに原作小説『あなたの人生の物語』(テッド・チャン著)を読もうと、映画館を出たその足で書店の棚の前まで行ってふと気づきました。この本は何度も買ってしまうことになりそうだと。
同じ本を何度も買ってしまう状況はいくつかあります。
- 積ん読しておいたら買ったのを忘れてしまった
書店で見かけて買ったまま読まずにしばらくたったあと、また書店で見かけて買ってしまう現象です。
表紙買いしたまま読んでいないので内容やタイトルをはっきり覚えておらず、最初に表紙買いしたときと同じメカニズムでまた買ってしまうというミステイク。
ビジネス書や実用書に多いパターンです。 -
積ん読している間に紛失した
話題になっている本を買ったまま読まずに放置して、時間ができたころに「さあ読もうか」と思ったらどうしても見つからないという現象です。
買ったことははっきり覚えているだけに、非常に悔しい無駄遣いです。
小説や随筆に多いです。『1Q84』のBOOK 1はハードカバーを1冊と文庫を2冊買いました。 -
出先ですぐに読みたくなった
家にあるのはわかっている。でもこれから乗る飛行機や列車の中でどうしても読みたくて買ってしまうという現象です。
「今すぐ読みたい」という欲求を満たすための行為なのである程度の納得感はありますが、買わずに済めばそれに越したことはありません。
これはほぼすべてのケースで小説です。『ニューロマンサー』(ウィリアム・ギブスン著)は家に3冊あります。
さて、このような本の重複買いは、Kindleなどの電子書籍なら完全に回避できるというのが本題です。
Kindleなら本を重複買いしなくて済む
買ったのを忘れているパターン
以前買ったのを忘れてもう一度同じ本を買ってしまうパターンは、Amazonのシステムがブロックしてくれます。
Amazonのウェブサイトで以前買ったKindle本のページを表示すると、このような警告が表示されています。
もしそれに気付かずに購入操作をした場合でも、しっかりブロックしてくれます。
このような仕組みによって、同じKindle本を2冊以上買ってしまうことを防げます。
買ったのに失くしてしまうパターン
Kindle本を読むとき、書籍のデータは手元のKindle端末やスマホやタブレットにダウンロードされます。
いったん購入した書籍のデータはAmazonのサーバーから何度でもダウンロードできるので、買ったものを失くすということはありえません。
仮にKindle端末やスマホ・タブレットを紛失したとしても、別の端末でダウンロードし直せばOKなので、本そのものを買いなおす必要はありません。
いま手元にないパターン
買ったのは覚えているし、家に帰ればあるのもわかっているけど、今すぐあの本を読みたいときには、手持ちのスマホやタブレットのKindleアプリで購入済みのKindle本をダウンロードすればOKです。もちろん無料です。
文字が主体の本ならば、データの量はたかが知れているので、携帯電話の回線を使ってダウンロードしてもパケットの使い過ぎにはならないでしょう。
というわけで、普段から本をよく読む方や、定期的に読みたくなる本がある方にとって、Kindleシリーズは本の重複買いを減らすという点で非常に役に立つという話でした。
Kindleシリーズについては以下のページにまとめてあります。