台北で毎年初夏に開催されるコンピューターの展示会「COMPUTEX TAIPEI」の事前登録が始まっています。
今年は6月2日から6日までの予定ですが、果たしてCOMPUTEX見物はできるのでしょうか?
中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)の偉い人からのメッセージ
以前COMPUTEXに参加したときに登録したメールアドレス宛に、COMPUTEXを主催する中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)の社長兼CEO ウォルター・イェーさんからメッセージが届きました。
リンク:Message from TAITRA’s President & CEO(COMPUTEX TAIPEI)
新型コロナウィルスの流行を受けて、TAITRAがオーガナイズする展示会では、参加者全員のマスク着用を促し、赤外線センサーや体温計による発熱の監視を行い、展示会場の各フロアに医療スタッフを配置し、さらに会場の各所にハンドクリーナーを設置するなどの対応をするので、安心して台湾に来てください、というような内容です。
また、出入国の制限や飛行機のキャンセルなどで物理的に来場できない場合に対応するため、オンラインでミーティングしたり、ライブストリーミングで製品発表したりできるようなサービスも提供するとのこと。
今のところ開催中止や延期は想定しないということのようです。
参加できるのか?参加したら帰ってこられるのか?
では、今年のCOMPUTEXに日本人の私は参加できるのでしょうか?
台湾への渡航はまだ制限されていない
この記事を作成している時点で、台湾政府からも日本政府からも、日本に滞在した者の台湾への渡航制限等は行われていません。台湾から日本への渡航も同様です。
したがって、現在の状況が今後6月まで悪化せずに済めば、出入国管理上の問題はないことになります。
飛行機は飛んでいる
この記事を作成している時点で、日本と台湾(台北)を結ぶ航空便は、一部で減便が発生しているものの、引き続き運行されています。
したがって、現在の状況が今後6月まで悪化せずに済めば、交通手段上の問題はないことになります。
ちゃんと出展されるのか?そもそも開催されるのか?
コロナウィルス騒ぎが始まって以来、MWC(バルセロナで2/24~)、CP+(横浜で2/27~)と、大きな展示会が相次いで中止になっています。
これらの中止の判断がされたときよりも状況は悪化しているので、このままの状態が続けばCOMPUTEXの開催は難しそうな気がします。
参加できたとして帰ってこられるのか?
可能性は低そうですが、実際に起こったらとても困りそうなこととして、「過去○○日以内に台湾に滞在した者は日本には入国させない」といった措置が取られて、日本に帰ってこられなくなることがあります。
どこか他の国へ移動して2週間過ごす必要がありますが、そんな状況で都合よく「他の国」が見つかるとは思えず、事態が収まるまで台湾に釘付けにされることになるでしょう。
台北は居心地の良い街ですが、いつ帰れるかわからない状態で居続けるのは辛そうです。
とりあえず参加登録だけはしておく
というわけで、せっかくPC自作熱が高まっているので新しいPCケースを見に行きたかったなぁという気分なのですが、今年の参加は難しそうな気がします。
しかし、事前登録するのはタダなので、ひとまず登録だけは済ませておいて、状況が奇跡的に改善された場合に備えたいと思います。
リンク:COMPUTEX TAIPEI