小銭入れのない財布を5年ほど使い続けています。
硬貨は持ち歩かず、可能な限りクレジットカードや電子マネーで支払いを済ませるのですが、仕方なく現金を使った場合にはお釣りの小銭が発生します。小銭は再利用せずにすべて自宅にストックします。
こうして貯まった小銭をまとめて銀行に入金したついでに、現金を使わない生活のメリットとデメリットについて。
2年4か月で発生した小銭は3万1,513円
国内にいるときに使っている財布は、タイのLabradorというメーカーのこちらのモデルです。
二つ折りの札入れにカードを入れるスペースが2箇所あるだけの超シンプルな作りで、薄くて軽くて最高ですが、残念ながら日本では買えません。
日本だとabrAsusの薄い財布がありますが、これよりもまだ薄くて軽いです。
カードスペースにはそれぞれクレジットカードの厚みのカードを3枚ずつ入れても、とくに不都合なく使えます。(もっと入れることもできますが、見た目と使い勝手が悪くなります)
この財布には小銭を入れるスペースがないので、買い物で小銭が発生した場合は、ポケットに入れて自宅に持ち帰り、適当な瓶に放り込んで放置しています。
そうして貯まった金額が、2年4か月で3万1,513円でした。意外と貯まらないものです。
全部で700枚くらいあって、銀行のATMで入金するのに20分くらいかかりました。
基本、クレジットカードとiPhone 7しか使わないとどうなるか
小銭なし生活が成り立つのは、クレジットカードとiPhone 7のおかげです。
クレジットカードが使える店舗ではリクルートカードなどのポイント還元率が高いカードで支払います。
ほとんどの店舗はサインレスで決済できるので時間も掛かりません。受け取ったお釣りを財布に仕舞う手間がないので、現金を使うよりもスマートに立ち去れます。
リクルートカードのVISAブランドのものは最近Apple Payにも対応したので、Apple Payが使えるお店では(=QUICPayが使えるお店では)カードを出す手間すら不要になりました。
このようにして、支払いのほとんどをリクルートカードで行っていると、還元されたポイントとの交換で大量のPontaポイントが手に入るようになります。
Pontaポイントは使いみちがわりと限定されているのですが、ローソンでの買い物だったり、昭和シェル石油での給油だったり、ケンタッキーフライドチキンでの食事だったり、(昭和シェル石油で使えなくなりますが)おさいふPontaでネットショッピングの支払いをしたりといった使い方ができます。
どうしても現金が必要なのは、次のような支払いです。
- 個人経営の飲食店
- 一部のファーストフード店
- ほとんどの病院と調剤薬局
- ほとんどの100円ショップ
- 宅配便や郵便の料金
これらを利用する場合は、仕方ないので現金で支払いをし、その結果お釣りの小銭が発生します。
それが積もり積もって、2年4か月で3万円ちょっとになったということです。
現金を使わないことのメリットとデメリット
現金を極力使わないことの最大のメリットは、財布が小さく軽くなることです。お札が数枚とカードが2〜3枚入る財布があれば事足ります。
また、支払いのたびに「小銭をうまく使って財布を軽くしよう」といった余計な心配をする必要がなく、精神衛生に非常に良い生活を送れます。
さらに、多額の現金を持ち歩かなくなるので、仮に財布をなくした場合でも、ダメージが小さくて済みます。
そして、ATMを使う頻度が減るので、余計な手数料を払うこともなくなります。
デメリットは思いつきませんが、強いて挙げるなら、瓶詰めにしていた小銭を銀行に預けていた場合の金利がもらえないことくらいでしょうか。
上の例の3万1,513円の期間平均を約半分の1万6,000円と考えて、それを2年4か月のあいだ金利0.12%の定期預金にしていたとすると、その金利はせいぜい50円ほどで、無視できる金額です。
iPhone 7でApple Payが使えるようになって、ますます捗るキャッシュレス生活ですが、このように良いことづくめですよということをお伝えしつつ、筆を置きたいと思います。
リンク:Apple Pay(Apple)