MacでYoutubeの4K動画を見ようとするとChromeが第一候補になるわけですが、そのChromeが悪さをして編集ソフトの処理が遅くなったり、動きが止まったりする事象があるようです。
Google ChromeがmacOSのVideoToolBoxを独占するという話
Macで動画編集をする人、とりわけFinal Cut Pro Xを使う人は、編集作業中はGoogle Chromeを閉じておいた方がいいようです。
こちらのツイートで言及されています。
If you use FCPX, don't use Chrome. Well, if you use any editing app, don't use Chrome. Just discovered Chrome locking down the VideoToolBox framework and making FCPX REALLY slow and crashing.
— Felipe Baez ??? (@baezfelipe) June 20, 2019
ChromeがVideoToolBoxを利用してCPUの使用率が300%を超えるのをログで確認したとのこと。
この状態になるとFinal Cut Pro Xの動きが止まり、Chromeを終了するとFinal Cut Pro Xが再び動き出したそうです。
このツイートについて報じたAppleInsiderの記事には、動画トランスコードソフトのHandBrakeもChromeの影響で遅くなるらしい現象も紹介されています。
MacでYouTubeの4K動画を見ようとするとSafari以外のブラウザーを使う必要があるわけで、それなら同じGoogleのChromeをとなりがちですが、ご自分で動画を編集したりエンコードしたりする場合は、別のブラウザーを検討するのが良さそうですね。
(余談)iPadでFinal Cut Proが動く動画の話
ところで、上にツイートを紹介したFelipe Baezさんの別のツイートにたいへん興味深いものがありました。
こちらです。
I think we are not so far from a future when FCPX exists on the iPad. pic.twitter.com/MCG8aUThp3
— Felipe Baez ??? (@baezfelipe) June 20, 2019
Final Cut Pro Xで見慣れたタイムラインやタイムコードの表示ですが、画面の下端にはいかにもタッチ操作できそうなコントロールが並んでいます。というか、このコントロールはMacでFinal Cut Pro Xを動かしたときのTouchBarの表示と同じではないですか?
そして、動画の最後にはiOSのコントロールセンターの画面が。
すっごい!と一旦は興奮したわけですが、これはもしかしたらmacOSの次期バージョン(Catalina)で追加される、iPadをmacのサブモニター化する機能(Sidecar)を使って、Final Cut Pro Xの編集画面を表示しただけではないかという気がします。
ひとまずLumaFusionを使いつづけるとしましょう。
リンク:LumaTouch