Surface Proが国内でも発表になり、いろいろ調べものをしていて疑問に思ったことがあります。
ちゃんとしたOfficeはついてくるのか、こないのか、です。
Surface Proに同梱されるOfficeは「Office 365の30日間トライアル」なのか?
マイクロソフトストアのSurface Proの仕様表には次のように書かれています。
「ソフトウェア」として「Windows 10 Pro Office 365 の 30日間トライアル」とあります。
この書き方自体OSとOfficeが区切りなく書かれているわかりづらいものですが、まあOSが30日間で使えなくなることはないでしょうから、トライアルはOfficeに掛かっていると考えてよいでしょう。
だとすると、書かれているとおりに理解すれば、Office 365は30日間だけお試しで使えて、以後は使えなくなる(=別途製品版を購入しなければならない)ということになります。
過去のSurfaceシリーズには、製品版の「Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス」が同梱されていたことを考えると、この分は実質値上げということになってしまいます。
また、日本マイクロソフトのニュースリリースではOfficeの有無について触れられていません。
Microsoft 「日本マイクロソフト Surface ファミリーを拡充」
https://news.microsoft.com/ja-jp/2017/05/26/surface/
ちなみに、Office 365というのは、毎月一定額を支払うと最新版のOfficeアプリと一定量のクラウドストレージを使えるという定額課金型のサービスです。
「Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス」が同梱されるという情報もある
その一方で、Surface Proには製品版のOfficeが同梱されるという情報もあります。
PC Watchの以下の記事には「Office Home & Business Premium プラス Office 365サービス(個人モデルのみ)を搭載する。」と書かれています。
PC Watch 「スタンドが最大165度まで開くようになった新しい「Surface Pro」」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1061865.html
しかし、ITmediaやascii.jpの記事ではOfficeの有無について触れられていません。
また、Amazonの商品説明には、「OS/Office」として「Windows 10 Pro/ Office Home & Business Premium」とあります。こちらには「Office 365 サービス」の部分がありません。
さらに、ビックカメラの通販ページでは、商品名に「Office付き」とあり、商品の説明にも「Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス(法人モデルは Office 非搭載)」とあります。
一体どれが正解なのか?
おそらくOffice Home & Business Premium プラス Office 365 サービス付きが正解
このように情報が錯綜している状況ですが、おそらく従来どおり「Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス」が付属するのだと思います。
根拠は一般向けモデルと法人向けモデルが存在することです。
上のニュースリリースや各メディアの記事にはSurface Proに法人向けモデルがラインアップされていて、それらは一般向けモデルよりも安価で提供されることが書かれています。
一般向けと法人向けの仕様上の差異に関する説明はどこにも見当たりませんが、それが従来モデルと同じ「Officeの有無」の違いなら、価格の違いにも納得できるというものです。
というわけで、Surface Proの一般向けモデルには従来どおりOfficeがついているだろうという話に落ち着きました。
日本のマイクロソフトストアの記載はアメリカのものを翻訳しただけのように見えますが、アメリカと日本で仕様に違いがあるのなら、早めに修正してもらいたいものです。
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