Microsoftのブラウザー「Edge」の最新バージョンで垂直タブ機能が改善され、縦方向のスペースがより有効に活用できるようになりました。
ただし、Windowsで使う場合に限る。
Microsoft Edge 91で垂直タブ機能が改善
Edgeには以前からタブを画面の左端に縦に並べる機能がありました。
この機能を使うと、タブの高さの分だけ画面上の縦方向のスペースに余裕ができるので、画面の小さなラップトップを使っている場合などに快適なブラウジングが可能になります。
通常、PCの画面は横に長いものが多く、ウェブページは縦に長いものが多いので、この機能はじつに理にかなったものです。
しかし、Edgeのこれまでのバージョンでは、タブは画面の横へ移動できても、タイトルバーが画面の上端に居座ったままのため、スペースの節約効果が不十分でした。
新しいEdge 91では、垂直タブを使用する場合にタイトルバーが表示されなくなり、無駄なスペースがより削減されました。
リンク:Microsoft Edge now lets you stack tabs vertically without title bar(Windows Latest)
画面上ではほんの数ミリの違いですが、近頃は画面下の横幅いっぱいにフローティング広告を表示するサイトなどもあるので、少しでも改善できるのはありがたいことです。
ということで、さっそく私のMacにも最新版のEdgeをインストールしてみたのですが…
Mac版は未対応らしい
Mac版にも垂直タブ機能はあります。
左端のタブの隣にあるこのボタンをクリックして「垂直タブバーをオンにする」を選べば…
ちゃんと画面左端にタブが並ぶようになります。
しかし、タイトルバーは居座ったままで、これを消す方法は見つけられませんでした。
macOSではウィンドウの制御ボタン(閉じる、最小化、最大化)とアプリ独自のボタン等を並べられないような制限があるのかとも考えましたが、たとえばNotionではこのように普通に共存しているので、そういうわけではないようです。
だから、Mac版のEdgeでもそのうちタイトルバーなしで垂直タブを利用できる日が来るだろうと楽観的に考えることにします。
ユーザー数も中の人のやる気やリソース配分に影響すると思いますので、みんなでMac版Edgeをダウンロードして利用しましょう。
以上、Microsoft Edgeの垂直タブがより便利になったけど、Mac版はまだおあずけな話でした。