【ピンク軸】FILCO Majestouchに静音モデル「Majestouch 2 S」登場

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FILCO Majestouch 2 S 周辺機器
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ダイヤテック株式会社のキーボードブランド「FILCO」からは、ドイツ CHERRY社のメカニカルスイッチを使ったキーボードがたくさん発売されていますが、今月末から静音タイプの「ピンク軸」スイッチを使ったモデルが登場することになりました。

その名も「Majestouch 2 S」。

ところでピンク軸とは?


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CHERRY MX SILENTスイッチ(CHERRY 「ピンク軸」スイッチ)

CHERRYのMX SILENTスイッチ(以下ピンク軸)は昨年発売されたCHERRY社のキーボード用静音スイッチです。

なんだかカッコいいPVが出ています。

ピンク軸スイッチの特徴は次のとおりです。

  • 特許技術による騒音抑制
  • グラスファイバー製のベース
  • 独自の入力検知技術
  • 接点のセルフクリーニング機構
  • LEDイルミネーション
  • CHERRYならではの品質
  • ドイツ製

動画のコメント欄には「詳しい仕様がわからないし、「サイレント」なのに音のサンプルもなしかよ」という厳しい意見も。まあ、もっともな指摘ではあります。

ピンク軸スイッチがどの程度静かなのかがわかる動画がこちらです。

前半が「ピンク軸」、後半が従来からある「赤軸」です。

赤軸を使ったキーボードを触ったことがありますが、この動画ほど耳障りな音はしなかった印象がありますので、動画を作った方が両者の差がわかりやすいようにわざと強めに(ピンク軸も赤軸も)タイプしたんじゃないかという気がします。

いずれにせよピンク軸のタイプ音はかなり静かなことが期待できそうです。

こちらの動画のコメント欄に書き込まれた「打った感じはどうなの?」という質問に対して、動画を投稿した方が「赤軸と同じで、リニアでクリック感はないよ」と回答されています。


FILCO Majestouch 2 S の仕様

さて、このピンク軸スイッチを使った「FILCO Majestouch 2 S」の仕様は次のとおりです。

項目 内容
キースイッチ CHERRY MX Silent ピンク軸
キー数 87/91/101/108
キーピッチ 19mm
キーストローク 3.7mm
インターフェース PS/2、USB (PS/2は変換コネクタ―で対応)
ケーブル 直付け。1.5m
その他 Nキーロールオーバー対応

スイッチにかかわる部分(スイッチの種類とキーストローク)以外の仕様は既存のMajestouch 2のものを踏襲しています。

上のCHERRYの動画ではLEDイルミネーション対応が謳われていますが、Majestouchはイルミネーションには対応していません。


スイッチごとの打鍵感の違い

ダイヤテックのウェブサイトにCHERRY MXスイッチの色ごとの特性の違いをまとめた図があります。
CHERRY MX switches

クリック感の有無とキーの重い・軽いで分かれています。

今回紹介したピンク軸は、クリック感がなくて軽い打ち心地の赤軸を静かにしたものですね。

私はMajestouchの茶軸モデルを使っていたことがありますが、さほどうるさくもなく、変わった打ち心地でもなく、わりと誰にでも好まれそうな穏健なイメージを持っています。

赤軸は茶軸よりも静かで、打ち心地はやや軽く感じます。私はクリック感があるものの方が好みなので茶軸を選びましたが、そうでなければ赤軸を選んでいたと思います。


Majestouch MINILA / MINILA Airを検討している方への注意事項

今回のピンク軸とは関係ありませんが、メカニカルスイッチを採用した小型キーボードとしてMajestouch MINILAMajestouch MINILA Airの購入を検討されている方への注意事項です。

Majestouch MINILA / MINILA Airは「親指ダブルFnキー」という仕様を採用しています。

これは、ホームポジションに手を置いたときの左右の親指の位置にFnキーが配置されているというもので、テンキーもファンクションキーもカーソルキーもなくしてコンパクトにしつつ、押しやすいFnキーとの組み合わせで使い勝手も損なわないというのが売りになっています。

それで注意事項というのは、このFnキーはFnキーまたはスペースキーとしてしか使えないということです。(Fnキーかスペースキーかは本体のディップスイッチで切り替え)

Fnキーが不要な場合に、キーを置き換えるユーティリティやレジストリ変更でFnキーの機能を別のものに置き換えようとしても、Fnキーの設定ではこのキー単体への機能の割り付けができず、スペースキーの設定ではスペースキーの動作が丸ごと置き換わってしまうので使い物になりません。

たとえば左のFnキーを「無変換」、右のFnキーを「変換」に置き換えて使おうとされている方。Majestouch MINILAとMajestouch MINILA Airではそういうことはできないので注意が必要です。


ピンク軸「Majestouch 2 S」は6月30日発売!

ピンク軸スイッチを採用したMajestouh 2 Sの発売は6月30日です。
すでに予約受付が始まっています。

上で紹介したもの以外にもいくつか動画をチェックしましたが、それらを見る限りCHERRYのピンク軸はとても打鍵音の小さなスイッチに仕上がっているようです。

ピンク軸スイッチを採用したキーボードはCorsairのゲーミングキーボードがすでに発売されていますが、こちらはイルミネーション付きの上フルキーボードしか選べないので値段が高めです。

オフィスなど耳障りな音を出せない環境でメカニカルスイッチのキーボードを使いたい場合、ピンク軸スイッチを採用したMajestouch 2 Sはわりと良い選択肢になると思います。
比較的安価にピンク軸のキーボードを手に入れたい場合には良いんじゃないでしょうか。

リンク:FILCO Majestouch2 Tenkeyless S 日本語 91キー
リンク:FILCO Majestouch2 S 日本語 108キー


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