ついに！楽天モバイルにiPhoneが登場！〜各種機能制限は解消されるのか？

待ちに待った楽天モバイルのiPhone正式対応が発表されました。

これまでの制限がどうなるのかが気になるところです。

楽天モバイルにiPhoneがラインナップ

2021年4月22日に行われたイベントで、楽天モバイルからiPhone 12シリーズとiPhone SE（第2世代）が発売されることが発表されました。

翌日（一部は翌々日）から予約開始で、発売は4月30日です。

その他、4月20日のAppleのイベントで発表されたAirTagなど、Appleの一部のアクセサリーもあわせて発売になります。

さらに、これまではiPhone XS / XS Max / XR以降の世代だけが動作していたところ、今後はiOS 14.4以降を搭載するすべてのiPhoneが使えるようになるということです。

一部のMVNOが行っているような中古のiPhoneをどこからか仕入れてきて販売するのではなく、ちゃんとAppleから仕入れているでしょうから、楽天モバイルがいわばAppleからのお墨付きを得たと捉えることもできます。

楽天モバイル×iPhoneユーザーの一人としてたいへん喜ばしいことです。

これまで、楽天モバイルでiPhoneを利用する際にはいくつかの制限がありました。

現時点で利用できるiPhone XS / XS Max / XR以降の機種ではだいたい共通に以下の制限があります。

などです。

正式に対応するとなれば、このような制限はなくなるのだろうと期待しているのですが、楽天モバイルの発表文には気になる文言が含まれています。

これです。

すべてのiPhoneが楽天モバイル回線に対応と書かれています。

素直に読めば、楽天モバイル回線以外（＝パートナー回線＋海外ローミング）には対応しないかもしれないということです。

上に挙げた現時点の制限事項の多くはパートナー回線と海外ローミングに関するものなので、こうしたiPhoneでの制限は今後も残るということなのでしょうか？

そうだとするとあんまりうれしくないんですが。

同じページの「注」にはこのように書かれていて、正確なところは楽天モバイルからiPhoneが発売されたあとで明らかになるそうです。

もう少し食い下がって調べてみたところ、まだちゃんと公開されていないサポートページにヒントがありました。

まず、海外での利用がどうなるのかについて、サポートページ内を「iPhone 海外」のキーワードで検索してみると、該当する項目が見つかります。

リンク先はまだ公開されていないので詳細はわかりませんが、上の画像の文言から「4月30日以降に海外でも使えるようになる」らしいことがわかります。

次に、パートナー回線との自動切り替えができない問題についても、「iPhone パートナー回線」で調べると見つかります。

こちらは「4月30日以降にiPhone 12シリーズが対応する」と書かれています。先の海外ローミングと違って、「iPhone 12シリーズ」とはっきり書かれているので、その他のiPhoneシリーズは今後も対象外なのかもしれません。

APN設定についても同様に調べると、4月30日以降は自動設定が行われるようになるようです。

パートナー回線でSMSを使えるようになるのかについてはよくわかりませんでした。

以上から、楽天モバイルとiPhoneを組み合わせた場合の制限は2021年4月30日以降緩和され、とくにiPhone 12ではほとんどの機能を制限なく使えるようになりそうだとわかります。

開業1年でここまで漕ぎ着けるとは、すごいですね。

楽天モバイルのサービスは、「0円」からの段階制料金プランでライトユーザーに優しく、同時に3,278円/月で容量無制限で（主に楽天エリアにいるなら）ヘビーユーザーの選択肢にもなります。

これまではiPhoneで利用する際にAPNの設定が必要だったり、機能制限があったりしたため、誰でも気軽に利用できるものではありませんでしたが、ついにそうした問題が解消されるときが来ました。

今後、海外への渡航ができるようになってくると、基本料金内で海外でも最大2GBまで高速通信できたり、Rakuten Linkを使って無料で通話やSMSできることの便利さを実感できるはずです。

というわけで、楽天モバイルでiPhoneを利用する際の詳細仕様が発表されるのを楽しみに待ちたいと思います。