毎年の確定申告はその手間がたいへんなばかりでなく、マイナンバーカードを用意したり、それを読み取るカードリーダーを用意したり、カードリーダーがM1 Macに対応しているとかいないとか気にしなければならないのが面倒です。
いくらか改善されそうです。
確定申告にカードリーダーがいらなくなる
これまで確定申告の電子申告を行うためにはマイナンバーカードが必要で、さらに、パソコンから申告(e-Tax)しようとするとそのパソコンで利用できるICカードリーダーが必要でした。(その他、事前に申請することでIDとパスワードを使って申請することもできました)
で、カードリーダーですが私はこういうのを使っています。
2020年分はM1 MacBook Airから申告しましたが、この古いカードリーダーもちゃんと使えました。
さて、こういうカードリーダーを使うことの何が嫌かというと、申告のためのアプリをインストールするほかに、カードリーダーを使うための事前設定という奇妙かつ複雑な手順を踏まなければならず、さらにPCやMacの中に謎のプログラムがたくさん残ってしまうことです。
マイナンバーカード自体はNFC機能に対応したスマホで読み取れるのだから、認証なんかはそちらでやってくれればいいのにとずっと思っていたのですが、2021年分の申告から(つまり、2022年1月以降に行う申告から)はついにカードリーダーが不要になるそうです。
リンク:国税庁ホームページでの所得税等の申告書作成・e-Taxがますます便利に!(国税庁)
カードリーダーを使わずに申告しようとするときの課題は、マイナンバーカードから読み取った内容をいかにパソコン側に取り込むかということだと思いますが、それをマイナポータルアプリ経由でやってしまおうというのが今回の改善ポイントです。
申告手順の途中でパソコンのe-Taxの画面にQRコードが表示され、それをスマホで読み取り、さらに同じスマホをマイナンバーカードにかざして内容を読み取ると、パソコン側とスマホ側の情報が連携されるという具合です。
これで毎年1度しか使わないカードリーダーを処分することできるようになればたいへんうれしいことですね。