Googleの2段階認証のコード取得にキャリアメールが使えなくなるそうです。
もしもキャリアメールを使っている人がいたら、すぐに設定を変えないとたいへんです。
時間がない。
Googleの2段階認証
「2段階認証」というと、7payのシステムがガバガバだったときに「2段階認証にも対応してないのか!」といった感じで少し話題に上りましたが、要するにIDとパスワードにもう一つの要素を加えて、他者がアカウントにログインしづらくする仕組みです。
2段階認証で用いられる「もう一つの要素」には、専用の認証アプリで取得する認証コードとか、あらかじめ指定したメールアドレスに送られてくる認証コードとか、あらかじめ指定した電話番号に掛かってくる電話(または送られてくるSMS)で伝えられる認証コードなどが用いられます。
で、Googleの場合は専用のスマホアプリ「Google Authenticator」で認証コードを取得したり、スマホにGoogleアプリをインストールしてそこで承認操作をしたり、電話やSMSで認証コードを受け取ったりします。
(ほかに、専用のUSBデバイスをPC等に接続する方法もあります)
キャリアメールでGoogleの2段階認証のコードを取得できなくなる
Googleが11月7日付のブログで発表した内容によると、これまでドコモ、au、ソフトバンクのキャリアメールを2段階認証のコード送付先として利用できていたのを、12月1日から利用できなくするそうです。
リンク:2段階認証プロセスでの変更について(Google Japan Blog)
2段階認証のコード送付先をキャリアメールにしている人は、12月1日以降新たなデバイスでGoogleアカウントにログインできない事態が予想されます。
ログインしようとすると2段階認証コードの入力を求められるけれど、肝心のコードは送られてこないということですね。
Googleアカウントにログインできなくなるとは恐ろしいことです。
すぐに2段階認証の設定変更を!
というわけで、現在Googleアカウントの2段階認証コード送付先をキャリアメールにしている人は、すぐに設定を変えましょう。
具体的には、電話番号を登録してSMSによる通知を受けられるようにしましょう。SMSは受信ならコストの心配はありません。
それに加えて、スマートフォンユーザーの方はGoogle Authenticatorアプリをインストールしてアカウントとの関連づけをしておきましょう。
それにしても、こんな重大なことを1ヶ月未満のリードタイムで発表するってどういうことだろう?対象者はそれほど多くないということなのかしら?
IT系ニュースサイトでは記事になっていますが、気づかずに12月を迎えてしまう人がほとんどなのでは?と心配になってしまいます。