いちから勉強してタイ語検定3級に一発合格する方法

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タイ語検定 - 2 雑記
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2021年秋季の実用タイ語検定3級を受験していましたが、先日合格通知が届きました。

タイ文字を勉強し初めてから約10か月。最初の受験で「中級レベル」と認められたことになります。

一発合格のコツについて。


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2021年秋季 実用タイ語検定の結果

現在日本で行われている(おそらく)唯一のタイ語能力に関するパブリックな試験が実用タイ語検定試験です。

リンク:実用タイ語検定試験

タイ文字を使わずに出題される最も簡単な5級から、筆記試験(記述式)とリスニング試験の一次試験と対面口述式の二次試験からなる最も難しい1級まで、6つの難易度(3級と2級の間に「準2級」がある)で実施されます。

今回私が受験し合格した3級は易しいほうから3番目のランクで、評価基準は次のように書かれています。

日常生活を送るのに必要な中級レベルの文法知識と語彙を習得し、それらを用いて表現できること。短い文章の読解・聴解・記述・口述ができる。日常生活においてタイ人と意思疎通が可能なレベル。

一つ下の4級が「初級レベル」、一つ上の準2級が「中上級レベル」とされているので、3級に合格してようやく「タイ語中級」を名乗ることができるといったところでしょうか。

筆記試験では60分のあいだに長文(大問が2つ)を含む50もの小問に答えなければならず、知識とともにそれなりの読みのスピードも求められるテストです。合格ラインは各級とも100点満点の70点です。

2021年秋季の5級から3級までの合格率と平均点は次のように公表されています。

3級は受験者の6割以上が落とされるまずまずの狭き門です。


3級合格のコツ

さて、今回の私の結果は筆記試験の得点率が約86%、リスニング試験が約63%で、総得点が80点少々でした。

これまでにやった勉強はテキストに書かれているタイ語をひたすら暗記する(=日本語を見てタイ語を復元できるようになる)ことで、その中で間接的に文法を理解していくという、言わばゴリ押しの力技的な勉強法です。

使ったテキストは次のとおりです。

日本語で書かれたテキストでタイ語の文法を体系的に解説しているものが見つけられなかったため、しかたなくこういう方法でやっています。

リスニングの勉強や練習は一切やっていません。ちょうどいい教材が見つかりませんでした。

この状態で上記のような結果を出すコツは、筆記試験で理想的な時間の使い方をすることです。

上でも書いたとおり、筆記試験では60分間に50問もの解答を求められ、その中には2つの長文問題(問いの数は15個)が含まれています。のんびりやっていては時間が全く足りません。

基本的には次のようにすればいいと思います。

  • 長文問題(大問6、7)以外に時間を掛けない
    長文問題のために40分くらいは残したいので、それ以外の問題は最短で終わらせます。
    とくに語彙問題(大問1、4、5)は悩んでもよりよい解答ができる見込みはありません。
    わからないものはランダムに選択肢を選んで先に進みます。

  • 長文穴埋め(大問6)は先に選択肢をすべて読んで理解してから本文を読む
    選択肢ひとつひとつが長いので、本文と選択肢を行き来して解答するのでは時間がかかりすぎます。
    まず選択肢の内容をすべて理解して(+日本語でメモして)から本文に取り掛かるのがいいです。

  • 長文(大問7)は先に問いをすべて読んでから本文を読む
    長文問題には必ず見たこともないような単語が登場します。
    しかし、それらの意味がわからなくても、問いと照合することで正解を導けるようになっているので、問われていることに先に目を通しておけば、本文中の知らない単語に惑わされずにすみます。
    また、本文の最後のほうは問いとは無関係で読む必要がないことも多いので、先に問いを理解することは重要です。

  • 大問7よりも大問6を重視する
    大問6は10個の空欄に10個の選択肢から適切なものを埋める問題。大問7は四者択一が5問です。
    大問6はランダムに解答した場合に正解する確率がとても低いです。下手をすると全問不正解にもなりかねません。対する大問6は全くわからないものでも4つに1つは正解を期待できます。
    だから、どちらかといえば大問6に時間を掛けて正答率を上げるほうが得です。

また、リスニングも解答時間が足りなくなるので、音声が進むのを待たずにどんどん先の問いと答えの選択肢を読んでいく必要があります。
音声の内容自体はそれほど難しくなく、リスニングの練習をしていなくても内容を理解できる部分は少なくありません。

というわけで、合格の喜びのあまり長文でお届けしました。

今後受験される方の参考にしていただければうれしいです。

↓このテキストは読んでいても面白いのでおすすめ。


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