日本未発売のアイテムをアメリカの海外発送不可な通販サイトからお得に手に入れる方法

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マネー/クレジットカード/生活
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日本未発売のアイテムを買いたい場合、アマゾンなどに出品している並行輸入業者から買う方法もありますが、自分で輸入した方がずっと安くつく場合が多いです。

この記事では、アメリカの海外発送不可な通販サイトで買い物をして、転送サービスを使って日本に輸入する方法を紹介します。

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この記事の内容

  • 日本に発送してくれない海外のECサイトからの個人輸入に利用できる転送サービスを紹介します。
  • 転送サービスの例としてSpearnet(スピアネット)のサービスと具体的な利用方法を紹介します。

転送サービスとは

転送サービスとは、販売店のある国に拠点を置き、国外の利用者が販売店のオンラインショッピングで購入した商品を受け取り、その商品を利用者の指定する住所に転送するサービスです。

日本向けの転送サービスは主にアメリカとヨーロッパの主要国で複数の業者が提供しています。

この記事では、アメリカでのネットショッピングで筆者が利用している、Spearnet(スピアネット)の転送サービスを紹介します。


Spearnetの転送サービス

下記のリンクからSpearnetの転送サービスにアクセスできます。

Spearnet(スピアネット)

転送サービスの流れ

簡単に流れをまとめると次のようになります。

  1. Spearnetにアカウントを作る
    アカウントを作ると商品の中継地となるアメリカ国内の住所が割り当てられます。

  2. ECサイトで買い物をする
    ECサイトで買い物をする際、商品の送り先には1.で割り当てられたSpearnetの住所を指定します。

  3. Spearnetに転送サービスを申し込む
    買い物の内容(買った店、商品、個数、金額等)、ECサイトからSpearnetへの荷物追跡番号、日本への商品の発送方法を指定します。荷物追跡番号が必要ですので、ECサイトから商品発送の連絡があった後で申し込みます。

  4. Spearnetに商品の発送を依頼する
    ECサイトから発送された商品が到着したかどうかを確認し、すべて到着したら発送依頼をします。

  5. Spearnetが商品を転送する
    Spearnetは商品をあなたがあらかじめ指定した日本の住所に転送します。

  6. 宅配業者が商品を日本の住所に配達する
    Spearnetが転送した商品を宅配業者が配達します。このとき関税、消費税、通関費用を徴収される場合があります。

転送サービスの費用

Spearnetの料金は下記のリンク先に書かれています。
Spearnet「料金について」

今回紹介している転送サービスで最低限必要になる費用は、転送手数料9ドル プラス 商品の日本への送料 です。

日本への送料は重量1kgまでが25ドルですので、最低で34ドル必要になります。


Spearnetの転送サービスを使ってみる

それでは、Spearnetの転送サービスの使い方を説明します。

Spearnetのサイトは完全に日本語化されていますので、流れさえ理解してしまえば簡単です。

アカウント作成

まずSpearnetのアカウントを作ります。

Spearnetのトップ画面の右上にある「無料会員登録」のボタンをクリックします。

spearnet-top-createaccount

登録画面が表示されるので情報を入力します。

spearnet-createaccount-filled

「お客様情報」の部分は特に困ることはないでしょう。

「荷物転送先の住所」には荷物を転送してもらいたい住所と電話番号を半角英数字で記入します。
上の記入例を参考に入力してください。

東京23区内に転送する場合は、「住所 / 番地」の欄には番地と町名を、「住所 / 市」の欄には区の名前を入れます。

最後に一番下の「利用規約に同意する」にチェックを入れて「登録内容を送信」をクリックすれば完了です。

アメリカ国内の発送先を確認する

ECサイトで買い物をするときに指定する発送先の住所を確認します。

Spearnetにサインインすると表示される次の画面で「お荷物受取センター住所」をクリックすると表示されます。

spearnet-check-address-1

この住所はときどき変更されるので、買い物の前には必ず確認してください

Spearnetのお客様IDを確認する

ECサイトで買い物をする際にSpearnetのお客様IDの情報が必要になりますのであらかじめ確認しておきます。

Spearnetにサインインすると画面の右上にお客様IDが表示されます。

spearnet-check-address-2

ECサイトで買い物をする

各ECサイトで買い物をします。

買い物をするときに次の点に注意します。

  • 商品の送り先の住所(Shipping Address)
    Shipping Addressには必ずSpearnetの「アメリカ国内の発送先」の住所と電話番号を入力します。日本に発送しないECサイトで買い物する場合は日本の住所は入力できないはずですが、間違えずにSpearnetの住所を入力してください。
    また、このとき住所の最後にSpearnetの「お客さまID」を付けるのを忘れないでください。
    記入例はこちら。
    Spearnet「ご利用ガイド – 一般的なショップの場合」

  • 請求先の住所(Billing Address)
    Billing Addressには支払いに用いるクレジットカードに登録してある住所を記入するのが一般的です。普通は日本の住所になっているはずですのでその住所を入力しましょう。
    ECサイトの仕様で日本の住所を入力できない場合は、PayPal等で支払えばBilling Addressの入力が不要になる場合があります。
    また、適当なアメリカの住所を入力すると通る場合もあります。ただし、クレジットカード会社でストップが掛かる場合もありますので、この方法はあまりおすすめしません。

Spearnetに転送サービスを申し込む

ECサイトでの購入手続きを終え、商品が発送されると、ECサイトからメールでその旨連絡があります。

連絡があったらSpearnetに転送サービスを申し込みます。

spearnet-transfer-request0

サインインした画面の左にある「転送依頼作成」をクリックすると記入画面が開きます。

spearnet-transfer-request

  • 発送方法
    複数の荷物をSpearnetに集めて一つの荷物にまとめて転送してもらう「同梱」の有無と、同梱なしの場合の発送方法を指定します。
    通常は「同梱なし」として「宅配便」を選べば良いでしょう。

  • 購入先
    商品を購入した店の名前を記入します。
    この例ではMicrosoft Storeで買ったものとして記入しています。

  • 金額の合計
    店に支払った金額の合計を記入します。USドルで記入です。

  • 荷物追跡番号
    商品を購入した店からSpearnetまでの荷物追跡番号(Tracking Number)を記入します。
    購入した店からの発送連絡のメールに書かれているTracking Numberを記入します。
    たとえばこういうふうに書かれています。

trackingnumber

  • 商品名称
    買った商品の名前を記入します。
    この例ではMicrosoft Surface 3を買ったものとして記入しています。

  • 1個あたりの金額($)
    買った商品の単価と個数を記入します。

すべて記入したら右下の「依頼する」ボタンをクリックして依頼完了です。

Spearnetに商品の発送を依頼する

ECサイトから送られた商品の状況は、ECサイトから連絡されたTracking Numberを使って配送業者のウェブサイトで確認することができます。

商品がSpearnetに到着すると、サインインした画面の左にある「到着荷物状況一覧」の「到着済 BOX」の中にその旨表示されます。

spearnet-transfer-request05

「到着済 BOX」から商品の発送を依頼すると、送料を含む料金が確定して、Spearnetから請求の連絡が来ます。
メールに書かれているリンク先から料金の支払いをすれば荷物が転送されます。
支払いはクレジットカード、PayPal、銀行振込で行えます。

商品は宅配便等で配達されます。その際、関税・通関手数料・消費税を請求される場合がありますので、宅配業者の方に支払い、荷物を受け取ります。


Spearnetの使い心地

私はこれまで何度かSpearnetの転送サービスを利用していますが、特にトラブルや遅延もなく無事に商品が到着しています。

最初に利用したのが2010年で、少なくとも5年間はサービスを続けられているということで、わりと信頼して利用しています。


まとめ

  • 日本に発送してくれない海外のECサイトからの個人輸入に利用できる転送サービスを紹介しました。
  • 転送サービスの例としてSpearnet(スピアネット)のサービスと具体的な利用方法を紹介しました。
  • 円安のため個人輸入の価格面でのメリットは減っていますが、日本で未発売の商品を手に入れるときには有効な手段です。転送サービスを利用して個人輸入を楽しんでください。

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