Apple Watch Nike+(Series 4)を1年以上使っています。
Series 5に興味がないわけではありませんが、画面が常時点灯するようになっただけの進化のために、また何万円も出すのには抵抗があり、まだ手に入れていません。
そんなわけで、Apple Watchの足りないところを補う方法を思いつきました。
Apple Watchは時計としてどうなのか?
初代Apple Watchから使い続けたユーザーとして常に思っていたのは、Apple Watchは時計としては全然イケてないということ。
だって画面が消えちゃうんだぜ。
画面を点灯させるには、画面をタップ、デジタルクラウンをプッシュまたは回転、手首を手前に翻す、のいずれかの操作をしなければなりません。
この仕様ではキーボードに手をおいた状態など、作業中には時刻の確認が難しく、やっぱり時計としてはちょっと問題なんじゃないかと思っていたわけです。
また、デフォルト設定では点灯から15秒でまた消えてしまいます。
限られたバッテリー容量をカバーするためとはいえ、これは時計として致命的です。
で、Series 5では画面が常時点灯するようになり、普段は画面を暗くして(ついでに秒針など更新頻度の高い情報を非表示にして)バッテリーライフを保つという仕様になりました。
すわ、ついに常時点灯かと店頭で実機をチェックしたところ、普段の画面表示がとても暗くてたいへん見づらい。ちょっとガッカリしてしまいました。
Apple Watchは時計以外のところはとてもいい
しかし、Apple Watchはさすがに世界でいちばん売れているスマートウォッチなだけあって、上記の時計として不満なところ以外はたいへん素晴らしいです。
各種センサーの計測値は信頼できるのでランニングなどのお供としては優秀ですし、スマホの通知の表示にしろ、イヤフォン経由の音楽再生にしろ、どれもソツなくこなしてくれます。
画面だって輝度マックスで点灯している間はとても綺麗です。
なんとか時計部分の不満を補う方法は無いものか?
腕輪時計と組み合わせれば解決するのでは?
それで、先日街をぶらついていたときにこんな商品を発見しました。
イタリアのIO? ION!というところのデジタル腕時計で、色もたくさんあります。
見つけた瞬間に買ってしまいました。お値段は1,400円ほどだったと思います。
サイズ的には昔流行ったゴムの腕輪をもう少し細くして厚みを増したような感じ。ムーブメントの部分だけがぽっこりと大きくなっています。
装着してもほとんど重さは感じませんし、樹脂の風防部分以外はすべてゴムなので、周りを傷つける心配もありません。
重さはたったの10gだそうです。
これをApple Watchと同じ腕に装着することで、Apple Watchの時計としての弱点を補えるのではないか?という発想です。
着けてみました。
いや、これは良いんじゃないでしょうか?
デフォルト設定ではデジタルクラウンの操作がしづらかったので、Apple Watchの設定を変えてクラウンを左側へ持ってきました。
こうすることで、Apple Watchの時計として不満な部分はIO?ION!が補ってくれるので、Apple Watchの良い部分だけを選択的に享受できます。画期的!
ただし、ほんの少しだけ弱点があって、IO?ION!のムーブメント部分は表面がグワッと曲面になった分厚い樹脂製で、正面からはしっかり時刻を視認できるのですが、斜めからだと周りの光をガッツリ反射してしまいます。
また、バックライトのような気の利いたものはないので、暗い場所では役に立ちません。
このあたりはデザイン、価格、重さとのトレードオフだと思うので、今後も似たような製品を物色していきたいと思います。
というわけで、Apple Watchの弱点をカバーする方法としてレガシーな安腕時計との併用はどうですか?という話でした。
たぶんこれと同じものです。