iPhone Xが快適です。
iPhone 7やiPhone 8 Plusと比べてどこがどう快適なのかを忘れないように書いておきます。
iPhone Xの快適さ
Face IDはほぼ意識しないで使える
Face IDの顔認証によるロック解除はiPhone Xの目玉機能の一つですが、事前に見聞きしていた情報では従来からの指紋認証(Touch ID)の方が便利かもしれないと感じていました。
しかし、実際に使ってみると、Face IDの顔認証は「認証する」ということをほとんど意識せずに使える非常に快適な機能になっていて、全く不満がありません。
iPhone Xを構えて画面のどこかを見るだけでロックは解除されるので、あとは上にスワイプするだけで使える状態になります。わざわざFace ID用のカメラに視線を持っていく必要はありません。また、画面を見るのと上スワイプの順番は逆でも構いません。
だから、実際の使い方としては「iPhone Xを構えて画面の下端を上にスワイプする」という操作をするだけでOK。仮にそのとき画面を見ていなかったとしても、直後に画面を見ればロックが解除されてロック前に表示されていた画面が表示されます。
巷で言われているとおり、メガネやサングラスの有無で誤認識はされませんし、真っ暗な場所でもちゃんと認識されます。
本人が特殊メイクしても認識されるそうです。
とても速い
iPhone Xの動作はとても速く、あらゆる操作がきわめてスムースです。
iOS向けに作られたアプリで動きが悪いものは見当たりませんし、ブラウザーの描画も超高速。電源オフ状態からの起動も速いです。
この点はiPhone 8 Plusも同様ですが、やはり最新のiPhoneがいちばんいいiPhoneだということがよくわかります。
画面のクッキリ感
iPhone Xを箱から取り出してセットアップし始めて最初に気づいたのは、画面がiPhone 7やiPhone 8 Plusよりもクッキリしていることです。
これが画素密度の差(iPhone X:458ppi、iPhone 7:326ppi、iPhone 8 Plus:401ppi)によるものなのか、OLEDのコントラスト比の大きさによるものなのかはわかりませんが、ともかく一目でわかる明らかな違いがあります。
また、True Toneディスプレイの色再現に慣れてしまうと、これまで特に不満に思わなかったiPhone 7のディスプレイが青白く見えて物足りなく感じるようになります。
サイズがちょうどいい
iPhone 8 Plusをしばらく使ってからiPhone XやiPhone 7を触るとわかるのですが、やはり片手に無理なく収まるサイズは正義です。
iPhone XのサイズはiPhone 7よりも縦・横・厚みともに一回り大きいサイズ。
手元のXperia X Performanceとの比較だと、縦・横はほぼ同じサイズで、iPhone Xの方がやや薄いです。
片手操作でも本体を安全にホールドしつつ大方の操作ができます。
コントロールセンターと通知センターへのアクセス(画面の右上または左上から下にスワイプ)だけは指が届かないのですが、これはAssistiveTouchをうまく使って回避すればよいでしょう。
ホームボタンのダブルクリックから解放される
iPhone X以外のiPhoneシリーズでは、タスクの切り替えをするためにホームボタンをダブルクリックして、表示されたタスクの一覧から新たなタスクを選択する必要があります。
対するiPhone Xでは、画面の下端を左右にスワイプすればダイレクトにタスクの切り替えができます。
タスクの切り替えに関してはiPhone Xの方がずっと使いやすく感じます。
ただし、タスクの終了は他のiPhoneと比べてひと手間余分に操作しなければなりません。(タスク一覧画面に表示されるアプリのアイコンを長押しし、表示されたボタン(進入禁止マーク)を押す必要がある)
この部分は、一覧表示されたタスクを下にスワイプすると終了するなど、手数を減らすアップデートをしてほしい部分です。
バッテリーがわりとよく持つ
バッテリーライフについてはより長期に使ってからレポートするべきなのですが、とりあえず2日だけ使った印象では、やはりiPhone 7よりもバッテリーが持つと感じます。
iFixitの分解レポートによると、iPhone Xのバッテリー容量は10.35Wh(3.81V / 2717mAh)で、iPhone 7の7.45Wh(3.80V / 1960mAh)よりも約39%増えています。
バッテリー持続時間の公称値でも、iPhone XはiPhone 7よりも最大2時間長いバッテリーライフを謳っています。
仕様上のバッテリーライフの比較は、正直に言ってよくわからない部分も多いのですが、実際に使ってみた印象としてはiPhone Xの方がiPhone 7よりも幾分長く感じますので、なんらかの進歩があると言って良いと思います。
iPhone 8 Plusのバッテリー容量は10.28Wh(3.82V / 2691mAh)でiPhone Xよりも若干容量が小さく、バッテリーの観点からはiPhone Xが最良と言えそうです。
というわけでiPhone X、お値段は高いですが、それに見合った快適さを備えていると感じました。品薄と言ってもほんの3~4週間待てば手に入ります。
リンク:iPhone X(Apple)
リンク:iPhone X(ドコモ)
リンク:iPhone X(au)
リンク:iPhone X(ソフトバンク)