ダイヤテックから小型メカニカルキーボードの新作「Majestouch MINILA-R Convertible」が登場します。
ちょっと変わったキー配列を受け入れられれば買いです。
ダイヤテック Majestouch MINILA-R Convertible の概要
Majestouch MINILA-R ConvertibleはCherry MX メカニカルスイッチを採用した小型キーボードです。
テンキーや矢印キーを廃止して横幅を切り詰め、ファンクションキー(F1、F2…)もなくすことで奥行きも小さくなっています。
幅が小さいおかげでマウスの動きと干渉しづらいのが魅力です。
PC/Mac等との接続はUSBによる有線接続とBluetoothによる無線接続のハイブリッド方式です。
Bluetoothは最大4台の機器とペアリングして専用のボタンで接続先を切り替えることができます。(USB接続への切り替えもボタンで行います)
Bluetoothで利用する際の電源は単3乾電池2本。
電池が切れたときにUSBから電力を供給してBluetoothを使い続けられるかどうかについては、公式サイトの情報からは判断できません。
USB接続した場合に利用できるUSBスルーポート(Type-A)が1つ用意されているので、無線マウスのドングルなどを接続したいときに便利そうです。
表面だけ交換できる特殊なキーキャップ「Patch Keycap」
Majestouch MINILA-R Convertibleのキーキャップは、表面の文字や記号が書かれた部分をベース部分から分離して交換することが可能です。
ベース部分と表面部分の色の違いがデザインのアクセントになります。また、DIPスイッチやソフトウェアでキーの配列を入れ替えたときに、キー表面の印字と一致させやすくなるというメリットもあるでしょう。
Fnキーがスペースバーの左右を占める特殊配列
さて、このキーボードの先代にあたる「Majestouch MINILA Air」から引き継がれた仕様として、Fnキーがスペースバーの左右に配置されていることが挙げられます。
キーの数が少ない分、Fnキーとのコンビネーションを使いやすくして補おうという発想だと思います。
この配列を受け入れられるかどうかがMajestouch MINILA-R Convertibleを買うかどうかの分かれ目になるでしょう。
Fnキーを使いやすくするという目的を考えれば、スペースバーの両脇という一等地にFnキーを置くのは理にかなっていますが、その目的を重視しないユーザーにとっては重要なキー(スペースバー)の隣に重要度の低いキーが配置されているのはマイナスでしかないからです。
DIPスイッチ等の設定でFnキーを別のキーとして使えるようになればどちらでもいいのですが、公式サイトの説明ではどうやら日本語配列ではそれが可能なようです。
公式アカウントもこう仰っています。
Majestouch MINILA-R Convertibleちょっとネタバレ①
【ダブルファンクションキー】
前作までは純粋なFNキーでしたが、MINILA-RはDIPスイッチ操作で特定のキーに変更可Windowsならレジストリでキー割り当てを変更(それに関するソフト等)することでスペースキーにしたりなんやかんや※自己責任で
— FILCOキーボード【公式】 MINILA-Rは8月5日から予約開始・メカニカルキーボード (@infoFILCO) July 29, 2020
単独でキーコードを吐くキーにしてしまえば、あとはこのツイートのとおりソフト等で別のキーのように振舞わせることは容易です。
一方、英語配列ユーザーはFnキーをFnキーとして使うしかないようです。
私は目下英語配列ユーザーとして活動していますので、ファームウェアアップデート等で英語配列版でもFnキーをほかのキーに変更できるようになることに期待したいところです。
以上、Majestouch MINILA-R Convertibleの話でした。
8月5日予約開始、8月26日発売予定です。
リンク:Majestouch MINILA-R Covertible(FILCO)