【不屈】MicrosoftはまだLumiaとWindows 10 Mobileを諦めていない ~ SwiftKeyを買収との報道

※ 当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しており、記事等には [広告・PR] が含まれる場合があります。
※ 当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しており、記事等には [広告・PR] が含まれる場合があります。
SwiftKey Microsoft/Windows

2016年第2四半期の決算発表に関連してWindows 10 MobileとLumiaの不調が伝えられているMicrosoftが、モバイル向け予測変換キーボードを開発しているSwiftKeyを買収するという報道がありました。

よし、まだ諦めてないな。


スポンサーリンク

MicrosoftがSwiftKeyを2億5,000万ドルで買収するという報道

Financial Timesは、Microsoftがイギリス・ロンドンのSwiftKeyを買収すると伝えています。

Financial Times 「Microsoft steps up AI push with Swiftkey deal」
http://www.ft.com/intl/cms/s/0%2Ff86534c6-c9fa-11e5-be0b-b7ece4e953a0.html

SwiftKeyはiOSおよびAndroid向けに予測変換キーボードのソフトウェア「SwiftKey」を開発・販売している会社で、初めての製品(Android用SwiftKey)を出したのが2010年というものすごく若い会社ですが、それが約300億円で売れるということですね。すごいです。

SwiftKeyは人工知能の技術を応用した予測変換が売りで、iOS版をちょっと試してみてすごいと思ったのが、キーボードの文字の位置を大ざっぱになぞるだけで、ちゃんと意味の通る単語に変換してくれる機能です。

こちらの動画の1分10秒あたりで出てきます。

単語のデータベースを内蔵していて、「このあたりにある文字の並びで意味の通る単語といったらコレでしょ?」という仕組みで動いているのだと思いますが、とても便利です。

ちょっと指が迷ったり、あやふやな綴りで入力しても、ちゃんと正しい単語を表示してくれて感動します。


MicrosoftはまだWindows 10 MobileもLumiaも諦めてない

さて、Microsoftが2億5,000万ドルも出してこの会社を買収するというのは、Microsoftがまだモバイルを諦めていないという証拠なのではないでしょうか。

先日の決算発表でモバイル関連の不調が伝えられ、その原因はiOSやAndroidとのApp Gap(対応するアプリケーションの数が少ないこと)だと言われています。

アプリを開発する企業や開発者はユーザーベースが多いプラットフォームを選びたがるのは当たり前ですし、アプリが少なければユーザーがやってこないのも当然です。
この悪循環を断ち切るために、Microsoftは金に物を言わせてモバイル関連の企業を買収しまくっています。Sunrise(1億ドル)しかり、Wunderlist(2億ドル)しかり、Acompli(2億ドル)しかり。

今回のSwiftKey買収もその一環で、こうした魅力的なアプリケーションやサービスを取り込むことで、Windows 10 Mobileのプラットフォームとしての魅力を高めようということなのでしょう。

モバイルが不調とは言っても他で大儲けしているMicrosoftのお金が尽きることは当分なさそうなので、この調子でどんどん買収を進めて、Windows MobileをいずれiOSやAndroidと並ぶ優れたプラットフォームに成長させてくれると良いと思います。

温かく見守りましょう。


タイトルとURLをコピーしました