事前の予想通り、Surface Proが発表になりました。
すでにいろいろなメディアから発表会場に展示された実機の映像が公開されていますので、それを見ながらSurface Pro 4からの変更点をチェックしてみます。
日本では6月15日に発売という情報も。
Microsoft Surface Proの第一印象
ここでは、Windows CentralのDaniel Rubinoさんの動画を紹介します。Surface Proの特徴とSurface Pro 4からの変更点が非常にコンパクトにまとめられています。
ポイントは次のとおりです。
- 4G LTEに対応するモデルが用意されている
nano SIMと内蔵のeSIMの両方に対応するようです。 -
LTE対応と非対応とで外観は同じ
アンテナは露出していない模様。 -
角が丸まっている
本体の角の部分がSurface Pro 4のように鋭くありません。こちらの公式の動画からもよくわかります。(0分44秒付近)
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通風孔が小さくなった
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一部のモデルはファンレス
Core m3モデルだけでなく、Core i5モデルも冷却ファンなしの構成になりました。
プロセッサー・ナンバーは現時点で不明のため、Core i5がUシリーズなのかYシリーズなのかはわかりません。 -
キックスタンドの可動域拡大
キックスタンドを寝かせる角度が深くなり、ほとんど平らにして使えます。デスクとの角度は最小で10°とのことです。 -
Surface Dialを画面上で使える
日本では未発売のSurface Studio以来、2機種目の対応です。
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Surfaceペンが大幅に改善
筆圧検知の細かさが従来の1024段階から4096段階に拡張されました。
また、入力の遅延も45msから21msに半減。
さらに、傾き検知にも対応しています。(動画では「傾きと回転に対応していないという不満が解消」のようにコメントされていますが、回転を検知できるかは公式の情報では判断できませんでした)
ついでに、Surface本体に吸い付けるマグネットも強力になっているようです。
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本体の軽量化
上位モデルでは、本体の重さがSurface Pro 4からほんのわずか(Core i7モデルで約2g、Core i5で約16g)軽くなっています。一方、Core m3では約2g重くなっています。いずれも非LTEモデルでの比較です。LTEモデルが重くなるのかは現時点では不明です。
動画では、本体が少し薄くなったように言われていますが、スペック上は約0.1mm厚くなっています。 -
電源制御の改善
インスタントオン機能で電源ボタンを押すとスマホのように即座に起動するそうです。
これはおそらくスリープ状態からの復帰がめちゃくちゃ速いということでしょう。 -
バッテリーライフの改善
バッテリーライフはSurface Pro 4の約9時間(動画再生)に対して、約13.5時間(動画再生)となりました。
実際にどの程度の時間使えるかは今後の検証を待つ必要があると思います。 -
タイプカバーに新色
タイプカバーはSurface Laptopと同系のプラチナ、グラファイトゴールド、コバルトブルー、バーガンディーの4色が追加と紹介されています。もちろんすべてアルカンターラ素材です。
米Microsoft Storeではグラファイトゴールド以外の3色が予約受付中となっています。なぜ3色だけなのかは不明です。 -
インカメラの外観変更
インカメラが真っ黒になってベゼルの中で目立たなくなったようです。 -
ディスプレイはDCI-P3カラープロファイルに対応
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インターフェースは変更なし
外部インターフェースはUSB Type-A、Mini DisplayPort、3.5mmステレオ、microSDXC、Surface Connectで従来から変化ありません。
なお、Surface ConnectポートをUSB Type-Cに変換するドングルが存在するようです。充電もデータ通信もできるそうですが、販売されるのかは不明。 -
6/15に全世界発売
世界各国で6月15日に発売だそうです。
別記事によると、当初の発売国は26か国で、その中に日本も入っている模様です。
Surface Proの仕様一覧は次のとおりです。
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Windows 10 Pro |
CPU | 第7世代 Intel Core i7/i5/m3(プロセッサー・ナンバー不明) |
RAM | 4GB/8GB/16GB |
ストレージ | 128GB/256GB/512GB/1TB SSD |
ディスプレイ | 12.3インチ、2736 x 1824ピクセル、タッチ操作・ペン入力対応 |
カメラ | イン:5Mピクセル(Windows Hello対応)、アウト:8Mピクセル |
インターフェース | USB 3.0 Type-A、microSDXC、Surface Connect、Mini DisplayPort、3.5mmヘッドセット、タイプカバー接続ポート |
ネットワーク | Wi-Fi:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1、LTEモデル設定あり |
サイズ・重量 | 292 x 201 x 8.5mm、768g(m3)/770g(i5)/784g(i7) |
価格 | 799ドル(Core m3モデル、本体のみ)から |
その他 | タイプカバーおよびペンは別売りの模様 |
5月26日の国内発表に期待
Windows Centralには当初の発売国に日本も含まれているという情報がありました。発売日は6月15日だそうです。
PC Watchには5月26日に日本でSurfaceに関するイベントが行われるという記事がありますが、この席でSurface Proも発表されるんではないでしょうか。
そして、Surface ProではSurface Dialをオンスクリーンで使えるということを考えると、Surface Dialの日本発売も同時に発表されることが期待されます。
ということは、Surface Dialとは切っても切り離せないSurface Studioの日本発売も視野に入るというもので、6月以降はSurfaceの話題が盛り上がる気配が濃厚です。非常に楽しみです。
そんなわけで、あと2日に迫った5月26日の発表会を正座して待ちたいと思います。
新Surfaceの情報は最近リニューアルされたマイクロソフトストアに真っ先に掲載されるはず。要チェックです。
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