ラスベガスで行われているCESで新しいThinkPad X1シリーズが発表されました。
非常に魅力的に進化したThinkPad X1 CarbonとThinkPad X1 Yogaについて、動画を参照しつつまとめます。
すごく欲しいです。
新しいThinkPad X1シリーズ(ThinkPad X1 Tabletを除く)の概要
新しいThinkPad X1シリーズの仕様は次のとおりです。
ThinkPad X1 Carbon | ThinkPad X1 Yoga | |
---|---|---|
OS | Windows 10 Pro(64bit) | Windows 10 Pro(64bit) |
CPU | 第7世代 Intel Core(Kaby Lake) | 第7世代 Intel Core(Kaby Lake) |
RAM | 最大16GB | 最大16GB |
ストレージ | 128GB(SATA)/180GB(SATA)/256GB(PCIe)/512GB(PCIe)/1TB(PCIe) | 128GB(SATA)/180GB(SATA)/256GB(PCIe)/512GB(PCIe)/1TB(PCIe) |
ディスプレイ | 14インチ、FullHDまたはWQHD | 14インチ、FullHD(IPS)またはWQHD(OLED)またはWQHD(IPS)、タッチ操作およびペン入力対応 |
カメラ | イン:720p | イン:720p |
バッテリー | 最大15.5時間(MobileMark 2014) | 最大16時間(非OLED)/最大10.5時間(OLED)(いずれもMobileMark 2014) |
インターフェース | USB Type-C(Thunderbolt 3対応) x 2、USB Type-A x 2、HDMI、RJ45※ | USB Type-C(Thunderbolt 3対応) x 2、USB Type-A x 3、HDMI、RJ45※ |
サイズ・重量 | 323.5 x 217.1 x 15.95mm、1.12kg | 333 x 229 x 17.4mm、1.36kg〜 |
その他 | LTE対応(microSIM) | LTE対応(microSIM) |
※Lenovoが公開している仕様表には「native RJ45」(Ethernetポートのこと)と記載されていますが、おそらく変換アダプター経由で接続が可能なのだと思われます。
まず、プロセッサーがKaby Lake世代に進化しました。これは順当な変更です。
次に、ディスプレイはYogaにOLEDモデルが設定されています。OLEDモデルはバッテリーライフが最大10.5時間と短くなってしまいますが、後の動画でも触れられているとおり、発色やコントラストの点で非常に優れているので、用途によっては魅力的な選択肢になりそうです。
また、バッテリーライフがCarbonは最大15.5時間、Yogaが最大16時間に伸びています。いずれもMobileMark 2014のベンチマークによる値ですが、実使用時間も相当程度長くなっていると考えられます。おそらくKaby Lake効果です。
Lenovoの宣伝文句によると、超ロングフライトにも十分対応でき、さらに到着後に家にメッセージを送れるだけのバッテリーが残っている、ということだそうです。
最後に、どちらのモデルにもLTEモデムが搭載され、SIMカードを装着することで、Wi-Fiがない環境でも単体で通信を行えます。薄くて軽量なボディとも相まって、家やオフィスの外での作業が捗りそうです。
実機の様子
新しいThinkPad X1シリーズについては、CESの会場からのビデオレポートが大量に公開されています。
今回はその中からWindows Centralのデレクさんのレポートを紹介します。
こちらです。
■ ThinkPad X1 Carbonについて
- 従来のブラックモデルに加えて、新たにシルバーモデルを追加
- ボディは3層構造のカーボンファイバー製
- 13インチサイズのボディに14インチのディスプレイを内蔵
- サイズは旧モデルと比べてすべての面で小さい
- 第7世代Coreプロセッサー(Kaby Lake)のCore i5またはCore i7を搭載
- RAM 最大16GB、SSD 最大1TBに対応
- 重さは2.5ポンド(1.12kg)で、とても薄い
- バッテリーの持続時間は最大15.5時間
- USB Type-C(Thunderbolt 3対応)が2ポートあり、充電もここから行う
- USB Type-A(2ポート)もあるし、フルサイズのHDMIポートもある
- LTE-Aモデムを内蔵(microSIM対応。microSDカードスロット共用。)
■ ThinkPad X1 Yogaについて
- 従来と同じく360度ヒンジを搭載
- ヒンジを閉じたり、大きく開いたときに、キーが引っ込むギミック付き
- 第7世代Coreプロセッサー(Kaby Lake)を搭載
- RAM 最大16GB、SSD 最大1TBに対応
- USB Type-C(Thunderbolt 3対応)を2ポート、USB Type-Aを3ポート、フルサイズのHDMIもある
- 動画で紹介されているのは14インチのWQHDディスプレイ
- OLEDパネルで発色もコントラストも素晴らしい
- タッチ操作対応、ペン入力にも対応
- ペンはWindows Ink準拠な上、Thinkpad本体に収納できて、収納するだけで充電もされる
- ペンの充電は15秒で80%まで、8分でフル充電
薄さと軽さを取ってCarbonにするか、タッチ操作とペン入力を取ってYogaにするか。CarbonかYogaかはいつも悩ましい問題です。
日本での発売は未定ですが、発売されないことはまずあり得ません。
どちらのモデルが自分の使い方にふさわしいか、じっくり考えたいと思います。
現在、Lenovoオンラインショップでは現行モデルのThinkPad X1 CarbonやThinkPad X1 Yogaを割引販売中です。
クーポンでめちゃくちゃお安くなりますので、クーポンコードのチェックをお忘れなく。
リンク:Lenovo X1 Carbon / X1 Yoga(公式)
リンク:ThinkPad X シリーズがクーポンでお買得