【20%割引コードあり】M.2 NVMe SSDを内蔵できる「ORICO USB-C NVMe M.2 SSDケース PCM2」のレビュー

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ORICO PCM2 - 0 周辺機器

以前、M.2 NVMeのSSDを内蔵できるポータブルSSDケースを紹介しました

そのとき紹介したのと同じメーカーのORICOさんから「こっちのもレビューしてみるか?」とご連絡をいただいたので、謹んでご紹介したいと思います。

検討中の方にはたぶん参考になる情報が含まれています。


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ORICO USB-C NVME M.2 SSDケース PCM2-SVのレビュー

今回ご紹介するのは、PC周辺機器でお馴染みのORICOから発売されているM.2 NVMe SSDドライブを内蔵できるポータブルSSDケース PCM2 シリーズのシルバーモデル「PCM2-SV」です。

同じ仕様で色だけが異なるグレイモデル「PCM2-GY」というのもあります。

箱の中身やケースの外観について

パッケージはこちら。

ORICO PCM2 - 1

中にはSSDを収めるケース、ケーブル(PC/Mac側がUSB-CのものとUSB-Aのもの、計2本)、SSDをセットするのに必要な工具やネジ類一式、ドキュメントが入っています。

ORICO PCM2 - 2

ドキュメントは日本語化されていませんが、SSDドライブの取り付けは写真を見ながらやれば問題なく行えるでしょう。

ケース部分はこのように3つのパーツで構成されています。

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基板、上蓋、底蓋ですね。

蓋の裏側にはSSDドライブと基板が発する熱を蓋に伝達するための熱伝導シートがあらかじめ貼り付けられています。親切です。

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以前レビューした、ケースの大部分が透明の樹脂でできている「TCM2」シリーズと比較するとこのような感じ。

ORICO PCM2 - 5

サイズはPCM2の方が少し小さいです。厚みは大体同じです。

両者の基板を比較してみました。型番やコントローラのチップのプリントなどから、全く同じものであるようです。(右がPCM2、左がTCM2のもの)

ORICO PCM2 - 6
ORICO PCM2 - 7

以上が外観について。

実際に動かしてみた

さて、実際に動かしてえみてちゃんと速度が出るのかや、実用上の障害になるような事象が発生しないのかが気になるところだと思います。

というわけで、早速SSDドライブを内蔵してベンチマークを計測してみました。

使用したドライブはIntel 660pの2TBモデルです。

今回ご紹介するPCM2のベンチマーク結果は次のとおりです。(MacBook Pro 15インチモデル(2018)上のBlackmagic Disk Speed Testで計測しました)

ORICO PCM2 - 8

そして、前回ご紹介したTCM2の結果は次のとおり。

ORICO PCM2 - 9

ほぼ同じ結果と言っていいと思います。

同じコントローラーで同じドライブを使ったのだから当たり前といえば当たり前ですが、ともかく外付けのUSBドライブとしては十分なスピードが出ています。

実際にこのドライブに4K30pの動画素材を置いて、MacBook Pro上で動画編集をしてみましたが、とくにパフォーマンス的な不満はありませんでした。

発熱について

NVMeタイプのSSDは発熱が多いことで知られています。PCM2での熱処理の具合はいかがでしょうか?

上記のIntel 660p 2TBドライブをセットしたPCM2に対して、サイズが約200GBあるフォルダーをコピーしたところ、金属製のケース全体がアッツアツになりました。

一方、先述のTCM2で同じことをしたところ、天面の青い金属部分だけが同じようにアッツアツになりました。

PCM2の場合、ドライブとコントローラーの両方の発熱をケースの上蓋と裏蓋の両方に逃すようになっていて、その結果ケース全体が熱を持つに至ったようです。

対するTCM2では、内部の発熱は金属プレート部分にのみ伝達され、透明の樹脂部分には伝達されないので、金属のパーツだけが熱くなるという格好です。

内部の発熱量は同じはずなので、ケースの外に熱を発散する効果は、オール金属のPCM2の方が高いと見込まれます。外気に触れる金属部分の面積もPCM2の方が広いので、おそらく内部のSSDドライブやコントローラーへの熱による影響はPCM2の方が小さくて済むのではないでしょうか。

その一方で、TCM2の方は熱くなる部分が限定されるので、稼働中にちょっと動かしたいといった場合は樹脂部分をつまむことで安全に操作できます。

PCM2にしろTCM2にしろ、稼働中はかなり熱くなることがあることには留意しておくべきでしょう。


まとめ 〜 安価なポータブルSSD構築のお供に

もともと私がTCM2を購入したのは、なるべく安く大容量のUSB-C接続SSDドライブを手に入れたいためでした。

じっさい、当時の価格で合計3万円未満で2TBのドライブを作れましたし、その後問題なく使えているので当初の目的は達せられたと言っていいでしょう。

その一方で、前述したとおりNVMeドライブの宿命である発熱にはいつも気をつかわされます。このあたりはポータブル用として設計されたものとの価格差を感じる部分です。

このあたりを踏まえた上で、価格の安さをより重視する場合は、ORICOのPCM2やTCM2を利用するのはアリだと思います。

PCM2かTCM2のどちらを選ぶかと言われれば、私の用途なら次の理由でTCM2の方を選びます。

  • ほぼ樹脂製で周りの機器を傷つけるおそれが小さい
    ガジェットポーチに放り込んで持ち歩くとき、他の機器へのダメージが小さそうです。

  • 発熱部位が限られていて扱いやすい
    私の用途では長時間・大容量のデータを転送しつづけるようなことはまずありません。せいぜい数分間かけて200〜300GB程度のデータをコピーする程度です。この使いかたなら放熱の効率よりも扱いやすさの方が重要です。

これから購入される方はご自身の用途に応じてPCM2かTCM2かを選択されるといいでしょう。

というわけで、ORICOのM.2 NVMe SSD用ケース PCM2(とTCM2)の紹介でした。

※追記
PCM2(シルバー、グレーとも)はAmazonでの支払い時に次のコードを入力すると20%オフになります。ぜひご利用ください。(クーポンが有効なのはORICO_Direct_Storeから購入する場合のみです。ご注意ください)
割引コード:7Y2S3E9T (2019年10月31日まで有効)


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