今月から晴れて楽天モバイル一本で生きていくことになった私としては、KDDIのローミングの行方は気になるところです。
iPhoneユーザーにとっては、ローミング提供終了はむしろ朗報かも。
楽天モバイルに対するKDDIのローミング提供は徐々に縮小中
楽天モバイルは自社のエリア拡張を進める間のつなぎとして、KDDIからローミングサービスの提供を受けています。
楽天ユーザーは、楽天の電波が飛んでいないところでも、KDDIの電波を使って通信や通話が行えるということです。
そして、楽天から見るとコストが掛かるこの取り組みは、楽天のエリア拡張が進むにつれて解消されていく運命にあります。
KDDIとしても、収入になるとはいえ、ライバルの事業をいつまでも助けつづけるわけにもいかないでしょう。
ローミングの期間は2026年3月末までとされていますが、その前でも都道府県ごとに楽天の自前の人口カバー率が70%を上回ったら、その地域のローミングは終了する可能性があります。
リンク:楽天モバイル株式会社サービスへのローミング提供について(KDDI)
上のリンク先にあるとおり、東京都では一部を除きすでに提供が終わっていますし、千葉、神奈川は2022年3月末で原則終了。その他の都道府県も順次終了が見込まれています。
iPhoneユーザーにとっては朗報になる可能性も
私自身はというと、楽天エリア内に住んでいながら、今でもなぜかパートナー回線での利用が多いのですが、これはiPhoneで利用しているせいではないかと疑っています。
2021年春現在、楽天モバイルにおけるiPhoneのサポートには制限があります。
制限の中には「接続回線の自動切り替え(楽天回線⇔パートナー回線)」という項目があります。
この制限により、楽天エリアの外から中に入ったときに、楽天エリア内にいるのにパートナー回線が利用され続ける場合があるそうです。
とすると、iPhoneユーザーにとっては、行動範囲がしっかり楽天エリアでカバーされたら、さっさとローミング提供を終えてもらった方が便利ということになります。
パートナー回線の容量の上限である5GBを超えて利用したい場合や、iPhone×パートナー回線の別の制限であるSMSを利用したい場合には、確実に楽天回線だけを利用できる状況が望ましいのではないかと。
というわけで、iPhoneユーザーとしては楽天のエリアが広がったらさっさとローミングを終えてくれたほうがいいのでは、という話でした。
最新のローミング提供状況はこちらで確認できます。
ところで、すでに楽天モバイルユーザーの方(1年間の無料期間中の方も含む)は、自宅のネット回線を1年間無料で利用することができます。
マンションなら月額4,180円×12ヶ月で約5万円、戸建てなら月額5,280円×12ヶ月で6万円以上の料金が無料になります。
楽天モバイルの使用量を抑えてそちらの月額料金を下げる効果もありますので、合わせて検討されるといいと思います。
リンク:Rakuten UN-LIMIT VI(楽天モバイル)