デジタルガジェットの話ではありませんが、ガジェット好きにはきっと響くものがある両刃カミソリの話。
高い経済性とそれに伴う両刃カミソリの利点
まずはこの動画をご覧ください。
英語ですが映像を見ているだけで内容は理解できるはず。
見終わるとまるで自分がひげを剃り終えたような不思議な爽快感のある動画です。
用意するのはおよそ次のようなものです。
- プレシェーブ・オイル(またはプレシェーブ・クリーム)
- シェービング・クリーム(またはシェービング・ソープ)
- シェービング・ブラシ
- シェービング・ボウル
- 両刃ホルダー
- 両刃カミソリの刃
- アフターシェーブ・バーム
この動画で使われているのは両刃カミソリというものです。スケバンが指の間に挟んで武器にするやつですね。
両刃カミソリはメーカーを超えて規格が統一されていて、対応するホルダーにセットすることでT字型のカミソリとして利用できます。
ドラッグストアなどで普通に売られているカートリッジ型との最も大きな違いは替刃の価格で、カートリッジ型(5枚刃タイプ)が10個セットで4,000〜5,000円もするのに対して、両刃カミソリは10枚入りで300〜400円ほどと圧倒的に安いです。
つまり、替刃を10倍の頻度で交換してもほぼ同コスト。
そこまで高頻度で交換しないとしても(しませんね)、カートリッジ型より交換頻度を高く保つことができ、その結果いつも切れ味の良い刃でシェービングできるので肌への負担が少なくなります。
さらに、替刃で浮いたお金を上に紹介したような良質なオイルやクリームやバームに投入することで、より快適なシェービングが行えるという寸法です。
カートリッジ型のホルダーが実質無料に近い状態で配られている(=替刃とセットで安く売られている)のに対して、両刃カミソリ用ホルダーの良いものは数千円しますし、その他のブラシやボウルといった道具への初期投資も必要ですが、ホルダーとボウルは半永久的に使えますし、ブラシもかなり長持ちするのでわりとあっさり回収できます。
そして、シェービング用品には非常に深い沼があるようで、ガジェット好きの皆様はそちらの方面でも楽しめること請け合いです。
たとえば、ホルダーには細かく分解できる旅行用のモデルがあったりします。
ビンテージホルダーの市場もあるようです。
リンク:vintage safety razor(ebay)
毎日のシェービングが憂鬱な方はちょっと目先を変えてみると楽しめるかもしれませんね。