メインマシンをMacBook Proにしてそろそろ1か月が経ちます。
普段の仕事もほとんどこれでこなしていて、愛用のiPhone 8やiPad Proとの相性も抜群です。
というわけで、これを機にクラウドストレージとしてのiCloudを見直してみたいと思います。
iCloudに写真を保存しよう
iCloudはAppleのクラウドサービスの総称で、メール、アドレス管理(「連絡先」)、スケジュール管理(「カレンダー」)、写真・動画管理(「写真」)、オンラインメモ(「メモ」)、クラウドストレージ(「iCloud Drive」)など、iPhoneやMacでおなじみの機能とシームレスに連携できることが特長です。
私はいまiPhone 8の64GBモデルを使っていますが、先日行った旅行先で動画をたくさん撮影したところ、ストレージの残量が少なくなってきました。
現在、写真や動画はOneDriveとDropboxの自動アップロード機能でクラウドにアップロードするようにしているので、すぐに見ないものはiPhoneのストレージから消してしまえば、ストレージの空き容量を確保しつつ、必要なときにOneDriveなりDropboxなりで確認したり、必要なものだけを再度iPhoneにダウンロードしたりできます。(OneDriveとDropboxはどちらも1TBの有料プランを使っているので、容量には余裕があります)
しかし、この「iPhoneの写真や動画を消す」という操作が億劫なのと、一度ローカルストレージから消してしまったら、もうその写真や動画は二度と見なくなってしまうような気がするのとで、実際には「ああ、ストレージの残りが少なくなったなあ、困ったなあ」というところで手が止まってしまっているのが現状。なかなか頭で考えたとおりにはいかないものです。
そこで注目したのが、iCloudを利用することです。
iCloud写真のストレージ最適化オプション
さて、iCloudに写真や動画を保存するとどういう良いことがあるのでしょうか。
iPhone / iPadで撮影した写真や動画、Macで管理している写真や動画は、基本的にはそれぞれのデバイスに保存されるようになっています。
しかし、「iCloud写真」の機能をオンにすると、それらの写真や動画を自動的にiCloudにアップロードして安全に保存し、別のデバイスから参照したりダウンロードしたりできるようになります。
さらに、「iCloud写真のストレージ最適化」という機能があり、これをオンにすると、デバイスの空き容量が少なくなったときに、オリジナルの写真や動画はiCloudに保存したまま、デバイス上の写真等を容量が少なくなるように変換してデバイスのストレージを節約してくれます。
こうしたことをユーザーの手を煩わせずに行ってくれるのが、Apple製品とiCloudストレージの組み合わせのメリットということになります。
5GBでは足りないんだが
そんなiCloudですが、Apple IDを持っているユーザー(つまり、何らかのApple製デバイスのユーザー)には、自動的に5GBのストレージ領域が割り当てられ、そこにiCloud写真のデータや、(設定によりますが)iPhoneのバックアップや、iCloudメールや、アドレス帳、カレンダーなどのデータが保存されるようになっています。
たった5GBしかない領域ですから、iPhoneやiPadを何台も使っていたり、写真や動画をたくさん撮影していると、あっという間に空き容量がなくなって、アップロードできなくなってしまいます。
私の場合は写真と動画がたくさんアップロードされた結果、容量が足りなくなって、iPhoneやiPadのバックアップをやめざるを得なくなりました。もちろん、写真と動画のアップロードもストップしています。
写真や動画をアップロードできないということは、オリジナルはデバイス上にしかないということなので、それを小容量のものに変換するという処理も行われなくなり(オリジナルがなくなっちゃうので)、やがてはデバイス側のストレージも逼迫することになります。
というわけで、無料で利用できる5GBだけでは、どうにも容量が足りないということになります。
有料プランで容量を増やすことができる
iCloudのストレージ容量は、毎月一定の金額を支払うことで増やすことができます。
記事作成時点(2018年10月時点)の料金表は次のとおりです。
容量 | 料金(税込、月額) | 料金(税込、年額に換算) |
---|---|---|
5GB | 無料 | 無料 |
50GB | 130円 | 1,560円 |
200GB | 400円 | 4,800円 |
2TB | 1,300円 | 1万5,600円 |
写真や動画が少し多めかなというくらいなら、200GBプランを利用すれば事足りるでしょう。
200GBで月額400円。この容量の場合、他社のクラウドストレージサービスと比較して、容量に対する金額は高めに設定されていますが、他社は最小容量が1TBとか無制限で金額がより高額(月額1,000〜1,200円程度)に設定されている場合が多いので、200GBで十分というユーザーにとっては、iCloudの方が無駄がなくてお得ということになります。
200GBを超えるといきなり2TBになりますが、1TBを超えて利用する当てがあるなら、容量単価は他社よりも安くなります。(Dropbox Professionalの例では、2TBで月額2,000〜2,400円)
写真と動画で1TBを超えるならそれでよし、そうでなければ、たとえば2TBを家族で分け合って使うこともできます。
我が家では、約半年後に期限を迎えるDropbox Plusを延長するか、iCloudのストレージ容量を2TBに増量するか、これから慎重に検討したいと思います。
以上、iPhone/iPad/Mac使いは特にiCloudストレージを検討するといいかもしれないという話でした。
という話をしたあとになんですが、Dropbox Plusは現在期間限定で若干安く手に入ります。こちらもチェックしてみてください。