HDDレコーダー代わりにSonyのnasneを使っていましたが、故障してまともに起動しなくなってしまいました。
修理サービスに申し込んだところ、容量が500GBから1TBに倍増して帰ってきたというお得な話。
nasne故障
Sonyのnasneは家庭内LANに接続して使うNAS(Network Attached Storage)兼地上波・BS・CSチューナー/レコーダーです。
PS3やPS4やCHAN-TORUのウェブサイトから番組の録画予約ができ、録画した番組はPS3やPS4やその他のDTCP-IP対応のクライアントで再生することができます。
また、PSP/PS Vita/XperiaといったSonyのモバイル機器やDTCP-IP対応の再生アプリをインストールしたスマホ・タブレットに番組をコピーまたはムーブして外出先で楽しむこともできます。
本体は非常に小さくて場所をとらないし、実売2万円未満でこれだけの機能があればお得だと思って、4年ほど前に手に入れました。500GBモデルです。
普段あまりテレビは見ないのですが、WOWOWなどで映画を録画してみたり、最近ではオリンピックの気になる試合を録画したりという使い方をしていました。
そんな感じで重宝していたnasneですが、ある日急にネットワーク上で検出できなくなり、電源を入れなおすとまともに立ち上がらなくなってしまいました。故障です。
新たに買いなおすとまた2万円ほど掛かりますので、いったん修理の見積もりをもらうことにしました。
nasneの修理の手順
nasneの修理見積もりの手順は次のとおりです。
まず、PlayStation.comのオンライン修理受付サービスのサイトで「修理申込」を選びます。(「故障診断」にはnasneの項目はないので、ダイレクトに「修理申込」します。)
該当する症状にチェックマークを入れて「次へ」。今回は「その他」にしました。
内容を確認して「次へ」。今回は保証期間はとっくに過ぎているので、修理料金が発生するのは覚悟の上です。
各項目の内容を確認し、チェックマークを入れて、「同意してすすむ」。
ここで重要なことは、nasneを修理した場合、過去に録画した番組や保存したデータが視聴・利用できなくなることです。nasneに接続した外付けHDDのデータも同様です。
残念ですが、どのみちnasneが壊れたままでは利用できないデータなので、潔く諦めます。
すると、入力したメールアドレスにメールが届くので、メールに書かれたリンク先へジャンプします。
修理品を送る手段を選択する画面になります。この例では「送付」を選びましたが、もちろん「引取」でも構いません。
住所、氏名、電話番号と、修理品で発生している現象を記入して「送信内容確認」。
すると、再度メールが届きます。
リンク先の「梱包方法」に従ってnasneを梱包し、「送り先」に送付します。
修理品には住所、氏名、電話番号、機器の種類、症状等を記入した「お客様カルテ」を同梱します。
「お客様カルテ」はnasneに同梱されていたものを使ってもいいし、自分でダウンロードして印刷したものを使っても構いません。
所定の送付先にnasneを送った翌日に「入荷連絡」のメール(nasneが届いたことを知らせる内容)と、「お見積のご連絡」のメール(故障診断の結果のリンク先が書かれている)が届きます。
「電気系故障」という現役時代の鈴木亜久里さんを彷彿とさせる診断結果でした。
修理内容は新品への交換で、代金は1万260円。
よく読んでみると、修理に出した500GBモデルは在庫切れのため、1TBに交換してくれると書かれています。
nasneを買い直すにしても、ほかのレコーダーを買うにしても、これより安くなることはないと思うので、ここはありがたく新品への交換を希望します。
代金は後日修理品(というか交換品の新品)が届いたときにクロネコのドライバーさんに支払います。
現金、クレジットカード、各種電子マネー(nanaco、edy、waon、suica、pasmo他)で支払い可能です。
修理品には1年間のメーカー保証が付きますので、新たに新品を手に入れたのと比べてもほぼ遜色のない結果となりました。(B-CASカードなどは元のものを使いまわします。)
nasneはシングルチューナーだし、直接テレビに接続できないしと、普通のレコーダーとは使い勝手が異なりますが、何と言っても価格が安いのが魅力です。
日々激しくテレビを録画しまくる用途にはあまり向かないかもしれませんが、ときどき気になる番組を録画してスマホにコピーしておき、出先で時間があるときに消化するようなライトユースには適していると思います。
というわけで、故障したnasneの新品交換は安い上に、容量がアップした新品が戻ってくる場合があってお得という話でした。