Microsoftの特許公報で、スタイラス・ペンに電極を設けて、マグネットでドックに吸着しつつ電極を介して充電するという技術が公開されています。
Surface Pro 4でペンをマグネット化した流れの延長線上にありそうな技術。
スタイラス・ペンをマグネットで本体にくっつけて充電させる技術
Patently Mobileは米国特許商標庁が今月公開したMicrosoftからの特許出願にSurfaceペンとドックの技術が開示されていることを報じています。
Patently Mobile 「Microsoft Patent Reveals Future Surface Pen Recharger System」
http://www.patentlymobile.com/2016/01/microsoft-patent-reveals-future-surface-pen-recharger-system.html
ドックにはマグネットが仕込まれていて、磁力でドックにペンを固定させながら、ドックとペンの表面に実装された電極を介してペンを充電するというものです。
実施例の説明図では、ペン側の電極はペンの外周を一回りしていて(110a, 110b)、所定の位置にペンをセットすればペンの角度に関係なく充電されるようになっている模様です。
また、別の図では、ペンのお尻に「Eraser end」という説明があり、さらに軸のボタンは「Power on/off Button」1つだけとされていて、Surface Pro 4とSurface Bookに同梱される最新のSurfaceペンと同じボタン構成になっています。
こういったことから、この特許資料で公開されているスタイラスの技術は、Surfaceシリーズ向けに開発されたものではないかと思われます。
ちなみに、上の図ではペンにシャツのポケットなどに挟むクリップは描かれていません。
SurfaceペンはSurfaceとセットでしか使い道がないものなので、マグネットでSurfaceと強力にくっつきさえすれば、クリップは不要という気もします。
図で描かれたドック側の形状はペンが収まる部分が少し窪んでいて、Surface Pro 4やSurface Bookよりもしっかりとペンを保持できそうに見えるので、次世代のSurfaceペンはクリップをなくしてくるのかもしれません。
以上、Surface Pro 5のペンは本体にマグネットで吸着して充電できるようになるかもしれないという話でした。