Surface 3はモバイルバッテリーで給電できます。
先日の記事でcheero Power Plus 2を使うとSurfaceの稼働時間が伸びる上に画面も明るくできて良いことずくめだと紹介しましたが、手元にあるもっと容量の小さなモバイルバッテリーではどうなるかを試してみました。
PanasonicもSurfaceも優秀。
前回の記事はこちらです。
Surface 3でPanasonic QE-QL201を使う
今回使うモバイルバッテリーはPanasonicが2012年に発売したモデル「QE-QL201」です。
旅行用に買ったものですが、すぐにより容量の大きなものを買い足したので、これまでほとんど活躍の機会がありませんでした。
出力は2ポート。5Vで最大1.5Aまでの電力を供給できます。
入力はMicro USB。充電には別売りのACアダプターを使って7時間掛かります。私は家にあった適当なACアダプターで充電しています。
ついでに、LEDライト機能もついています。使ったことないけど。
今回は満充電のSurface 3に同じく満充電のQE-QL201を接続して、ネットサーフしつつ、iTunesで音楽をイヤフォン再生しつつ、ときどきYoutubeの動画を見たりしながら、OneNoteで資料をまとめる作業を、QE-QL201の電力が尽きるまで行いました。
ディスプレイの明るさの設定は、バッテリー駆動時は50%、電源接続時は80%としており、自動輝度調整をオンにしています。
環境は室内の屋外に面した大きな窓のそばで、自動輝度調整により作業中ほぼすべての時間Surfaceの液晶画面が明るい状態になっていました。
結果
上記の条件でテストした結果、作業開始から約2時間40分後にQE-QL201の電源が切れ、電力の供給が止まりました。
また、その時点でSurface本体のバッテリー残量は83%でした。
モバイルバッテリーなしで使った場合、今回とほぼ同じ条件で作業開始から約5時間でバッテリー残量10%の警告が表示されるので、QE-QL201を使えばSurface 3の稼働時間を2時間弱伸ばせると考えて良いでしょう。
さらに、QE-QL201が電力を供給している間は「電源に接続」中と認識され、ディスプレイの明るさは80%の状態が維持されていましたので、明るさの設定を抑えることで更に稼働時間を伸ばすことができそうです。
QE-QL201の性能が仕様通りでびっくりした
ところで、QE-QL201の電池容量は3.7V/5400mAhとされています。
3.7(V) × 5400(mAh) = 19980(mWh) = 19.98(Wh)です。
これが2時間40分持ったということは。
19.98(Wh) ÷ 5(V) ÷ 2.67(h) = 約1.5(A)
ぴったり仕様通りに1.5A出てるということですね。
すごいぜPanasonic。
そしてSurface 3も優秀
Surface 3に同梱されているACアダプターの定格出力は5V/2.5Aです。
この電力で真っ当なWindows PCを駆動しつつ充電までできてしまうというのは、冷静に考えればすごいことなんじゃないでしょうか。
新しいMacBookのACアダプターは14.5V/2AとSurfaceの2倍以上の大出力となっていて、電源まわりの取り回しはSurface 3の方が良さそうです。
SurfaceもMacBookみたいにCore Mプロセッサーなら良かったのにと思っていましたが、こうしてみるとSurfaceはバランスの取れた良い仕様だと感心します。
電源事情が厳しい環境で、重くない作業を中心に行う人には、Surfaceは良い選択肢だと思います。
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