ソニーから発売されている「wena wrist」というスマートウォッチがありまして、スマートな機能をバンド部分に集約することでバッテリーが長持ちするようなものなのですが、これまではスマート機能とは関係のない時計部分とセットでなければ買えませんでした。
それがついにバンドだけでも買えるようになるそうです。これは朗報。
ソニー「wena wrist」の概要
ソニーのwena wristでできることは次のとおりです。
- FeliCa搭載で電子マネーとして使える
楽天Edy、iD、QuikPay、dポイント、ヨドバシポイントの決済と、ANAのSkipサービスによる国内線への搭乗に使えます。 -
ペアリングしたスマホの通知を振動とLEDで知らせてくれる
ペアリングしたスマホへの電話の着信、メーラー、Twitter、Instagram、LINE、ChatWork、Hangoutsなどの通知を振動とLEDの色で知らせてくれます。
通知ごとにLEDの色を変えられるので、すぐにチェックすべき通知とそうじゃない通知をひと目で識別できます。 -
活動量計として使える
歩数や消費カロリーを計測してスマホのアプリに記録してくれます。
バッテリーはフル充電で約1週間持続。充電時間は約1.5時間です。
お値段はケース部分込みで4万2,800円から5万9,800円となかなかのハイプライス。
ケース部分がお仕着せなのがちょっとなぁ〜、というのがこれまでの印象でした。
wena wristに「バンドのみ」が登場
そのwena wristにこのたび「バンドのみ」バージョンが登場しました。
お値段は3万3,800円（シルバー）または3万6,880円（ブラック）とバンドだけでもかなりのものですが、欲しくもない時計部分に1万円近くも出すのと比べれば、ずっとリーズナブルです。
バンドのみバージョンが登場したおかげで、手持ちの腕時計を半ばスマートウォッチ化できるわけで、ナイスな機械式時計のバンドをwena wristに取り替えるなどすると非常によろしいのではないかと思います。
対応するラグ幅は基本22mmですが、オプションのエンドピースを使って20mmと18mmの時計にも取り付けできるとのことです。
私はふだんApple Watchを使っていますが、2日に一度は充電しないとただの腕輪になってしまうのと、充電にわりと嵩張る専用の充電器が必要なのとで、旅行に持っていくのは躊躇します。荷物に余裕のある観光旅行ならともかく、最小装備のビジネストリップだったり、キャンプ旅行だったりすると、お留守番確定です。
wena wristなら1週間以内ならバッテリーの心配はいらないし、それ以上でもmicroUSBで充電できる（ただし専用の小さなクリップを使用）し、さらに、もし充電できなくても時計部分は生きているということで、旅行での現実的な使い勝手としてはwena wristのほうが優れていると言えるでしょう。
それと、一般のスマートウォッチは各種試験会場で時計として利用することが禁止されていたりするのもフル機能のスマートウォッチの弱点です。この点でもwena wristの方が使える場面が広がります。
つまり、コレ欲しい、ということです。
少しだけ気になるのは、汎用のバンドであるため端っこがほぼ真っ直ぐで、ヘッドとの一体感は損なわれるだろうということです。
時計のデザイン次第ではありますが、気に留めておくのがいいかもしれません。
発売は7月11日. 機能を超限定したレザーバンドも後日登場.
このwena wrist「バンドのみ」版は7月11日に発売されます。
現在はSony StoreとFirst Flightでのみ予約受付中のようです。
また、今回wena wristにレザーバンドタイプの「wena wrist leather」が追加されています。
機能は楽天Edy決済に対応するだけというスーパー割り切り製品ですが、お値段は8,380円と安く、充電不要で、サイズやカラーバリエーションも豊富なので、ペアリングや充電のような面倒なこと抜きでEdyだけ使えればいいという方にはオススメです。
こちら、発売は12月下旬です。
というわけで、wena wristに待望の「バンドのみ」版が出たという話でした。
リンク：ニュースリリース
リンク：wena wrist（First Flight）
リンク：wena wrist（Amazon）
