株式会社ニジボックスが運営するウェブサービス「レシポ!」というものがあります。
指定された商品を買ったときのレシートの画像を送るだけでポイントがもらえるというこのサービスについて調べてみました。
この記事の内容
- レシートの画像と簡単なアンケートだけでポイントを貰える「レシポ!」のサービスについて紹介します。
- レシートにはいろんな情報が詰まってます。
「レシポ!」とは
指定された商品のレシート画像を送るとポイントゲット
「レシポ!」のウェブサイトに行くと「今日の商品」として商品の名前とポイント数が書かれたパネルが表示されます。
商品数は毎日だいたい10個強です。
その日自分が買った商品がある場合は、それを選んでレシートの写真をアップして簡単なアンケートに答えるとポイントがもらえます。
特定のタイアップ商品は実質無料になる場合も
メーカーとタイアップしていると思われる商品の場合はもらえるポイント数が多く、場合によっては商品の価格と同じだけのポイントをもらえるものがあります。
ユーザー登録は1分で終了
サービスを利用するためにはユーザー登録が必要です。
登録する情報は、ニックネーム、住所、氏名、生年月日、職業、既婚・未婚、子供有無と年齢、よく使うコンビニ、よく使うスーパー、よく使うドラッグストアです。
専用アプリは無い模様
スマホ・タブレット用の専用アプリは無いようです。
スマホ・タブレットの場合もブラウザで「レシポ!」のサイトを開いて操作します。
貯まったポイントはAmazonギフト券かQUOカードに交換できる
貯まったポイントはAmazonギフト券かQUOカードに交換できます。Amazonギフト券は500ポイントから、QUOカードは5000ポイントから交換可能です。
「レシポ!」はどうやって儲けているのか
さて、大盤振る舞いとは言えないまでもコツコツ着実にポイントをいただけそうな「レシポ!」のサービス。一体どうやって儲けているのかが気になります。
ポイントがもらえる商品は商品名が指定されたものとそうでないものがある
対象商品には「○○食品の××」のようにブランドと商品名が指定されたものと、「たまご」「納豆」「長ねぎ」のようにブランドを問わないものがあります。
前者はもらえるポイント数が多く、応募人数の上限も高い場合が多いので、メーカーとのタイアップがあるのでしょう。
応募の際に簡単なアンケートに答える必要がある
応募のときに簡単なアンケートがあります。
ブランドと商品名が指定されている場合はその商品に対する感想など、そうでないものはスーパーに行く頻度や支払い方法(現金・電子マネー・クレジットカードなど)、よく使うポイントカードの種類などを回答します。
前者はタイアップ先への情報提供のために利用され、後者は統計処理されて何らかのマーケティング情報として利用なり提供なりされるのでしょう。
ちなみに「レシポ!」のサイトにあるプライバシーポリシーによると。
個人情報とは、個人に関する情報であって、その情報を構成する氏名、住所、電話番号、メールアドレス、勤務先、生年月日その他の記述等により個人を識別できるものをいいます。また、その情報のみでは識別できない場合でも、他の情報と容易に照合することができ、結果的に個人を識別できるものも個人情報に含まれます。
個人情報は氏名、住所、電話番号、メールアドレス、勤務先、生年月日や他の情報と照合すれば容易に個人を識別できる情報と定義されていて。
ニジボックスは、以下の目的で個人情報を利用する場合があります。
1. レシポ(以下「本サービス」といいます)に関する登録の受付、本人確認、ポイントの管理等基本サービスの提供、維持、保護および改善のため
2. 本サービス提携サービスとのポイント交換のため
3. 本サービスに関するご案内、お問い合わせ等の対応のため
4. 本サービスに関する当社の規約等に違反する行為への対応のため
5. 登録ユーザーのライフスタイル分析のため
6. 登録ユーザーに対して、電子メールを含む各種通知手段によって、登録ユーザーのライフスタイル分析をもとに、当社が適切と判断した企業のさまざまな商品情報やサービス情報その他の営業案内または情報提供を行うため
7. その他上記利用目的に準ずるか、これらに密接に関連する目的のため
個人情報はサービスの維持の他には、ライフスタイル分析とその結果に基づいて商品やサービスの情報等(広告でしょうね)を利用者に送るために使われる、ということのようです。
これが守られていれば、個人情報を買い物の内容やアンケートの回答と紐付けた形で第三者に提供されることは無いようです。
「レシポ!」サイトには広告が貼られている
「レシポ!」のウェブサイトにはGoogle Adsense他の広告が貼られていて、そこからの収益もあるようです。
「レシポ!」はたぶんこうやって儲けている
「レシポ!」はサイトで取り上げる商品のメーカー等からの収益と、アンケートやレシートの内容から得られた情報に基いて広告を配信することにより得られる収益と、アンケートやレシートを分析した結果をどこかに提供することで得られる収益と、サイトに貼った広告からの収益で儲けている可能性があるということですね。
「たまご」とか「納豆」のような頻繁に買うものが対象になっているのは客寄せのためでしょう。
レシート画像を送るというのはどういうことか
レシートは商品名、商品価格、購入日時がわかるように撮影することとされています。そのように撮影すると、一緒に買った別の商品とその価格、割引の有無、レシートの書式からどのスーパーやコンビニか、それと登録住所との組み合わせから買った店舗、職場やよく行く遊び場がどのあたりか、程度の情報は提供していることになります。
私はスーパーのレジで「たまねぎ、人参、じゃがいも、ルー。こいつ今夜はカレーだな。って肉なしかよ!」って思われてないか気になる自意識過剰男子なので、レシートを送り続けると経済状態とか好きな料理とか秘密の趣味とかいろいろバレそうだと考えるとちょっとモヤモヤします。
「レシポ!」との付き合い方
われわれは「レシポ!」に情報を提供し、「レシポ!」はそのかわりにポイントをくれるわけです。
特定ブランドの商品を買わなくても、いつも買っているもののレシートを送るだけでポイントがもらえるので、お得といえばお得です。
その一方でわれわれが提供する情報は衣食の趣向に係るけっこうパーソナルなものです。その点も踏まえつつ利用されるのが良いと思います。
まとめ
- レシートの画像と簡単なアンケートだけでポイントを貰える「レシポ!」のサービスについて紹介しました。
- 「レシポ!」はいつも買ってるもののレシートを送るだけでポイントがもらえるお得なサービスです。
- レシートにはいろんな情報が詰まってます。そういう情報を提供することを理解した上で使いたいサービスです。