ThinkPadシリーズの外付けキーボードの最新版「ThinkPad TrackPoint Keyboard II」が発売されています。
ただしアメリカで。
なぜこのキーボードが必要なのか?
ThinkPad TrackPoint Keyboard IIが欲しい理由
「ThinkPadのキーボードは良い」というのはまだThinkPadがIBMの製品だったころからずっと言われていることで、そんなにたくさんの機種を試せない私としてはすでに真偽を確認できない神話のようなものになっています。
そんなThinkPadのキーボードを外付けキーボードにした製品は2000年代前半からあったのですが、その後継機が今も変わらず作られています。
その最新版がThinkPad TrackPoint Keyboard IIです。
トラックポイントとボタンがついているので、これ一台あれば一通りの作業がこなせます。
BluetoothだけでなくUSBドングルでも接続できるので、たぶん自作PCのBIOS画面で利用できたり、Bluetoothの電波が届きづらい設置環境でも工夫次第で快適に使えるはずです。
先代のものがBluetooth接続だけだったのと比べると用途や使える環境が広がっています。
で、どうして今さらThinkPadキーボードかというと、USBドングルに対応していて、ちゃんとフルサイズのキーピッチがありつつ幅の狭いキーボードが欲しくなったからです。
Logicool MX KeysはUSBドングル対応だし、打ち心地も機能も最高なのですが、テンキーがある分だけ幅が広いので設置性やマウスとの併用にやや難ありです。
Logicoolの他の製品もドングル対応のものはもれなくテンキー付きになります。
Happy Hacking Keyboard Professional BTは幅が狭くていいのですが、Bluetoothでしか接続できないのがちょっと物足りない。
Happy Hacking Keyboard HYBRIDにすれば有線接続が使えますが、そのために新たに3万5,000円以上を出せるかというとちょっとしり込みしてしまいます。
というわけで、TrackPoint Keyboard IIがちょうどよさそうということなのですね。
トラックポイントがあるのにマウスは必要なのか?
幅の狭いマウスが欲しいのはマウスとの併用がしやすいからですが、そもそもTrackPoint Keyboard IIにはトラックポイントがついているのだからマウスは不要ではないか?
答えは「両方あって使い分けるのが便利で速い」です。
操作の正確さでいえばマウスのほうが優れているでしょう。
しかし、それほどの正確性を求められない操作、たとえば文書作成中にキャレットの位置をちょっと離れた場所へ移動させたいようなときには、キーボードから手を放してマウスに持ち替えるよりも、ホームポジションでトラックポイントを触ったほうが速いはずです。
Lenovo TrackPoint Keyboard IIの日本語配列版はまだ発売されていませんが、これまでの例に倣うならいずれ日本語版もラインナップされるはずです。
それまで待つか、英語版を買ってしまうか、悩ましいところです。
(追記)日本でも発表されました。すぐに注文できます。
リンク:ThinkPad トラックポイント キーボード II – 日本語(Lenovo)
リンク:ThinkPad トラックポイント キーボード II – 英語(Lenovo)