【家計簿】Master MoneyユーザーがZaimの無料プランで家計簿をつけるようになるまで

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Zaim - 0 雑記
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ガジェットをたくさん手に入れるためには、日頃の節約がなにより大切です。
そして、節約のために家計簿が欠かせないのは、ずっと昔に書いたとおり。

これまで、家計簿といえばMaster Money 6を使ってきましたが、ついにマルチプラットフォーム対応の環境に乗り換えました。

オンライン家計簿サービス「Zaim」の無料プランをMaster Money 6風に使う方法について。


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Master Money 6の素晴らしさ

まず、私がこれまで10年以上にわたって愛用してきたMaster Moneyシリーズの最新版、「Master Money 6」の何が素晴らしかについて、ひととおり説明したいと思います。

Master Money 6はプラトが開発・販売する家計簿アプリで、株式や債券への投資など、資産形成にも対応したガチの資産管理ソフト「Master Money 6」と、そこから投資管理機能を省いた「Master Money 家計簿 6」の2製品がリリースされています。

Master Moneyシリーズの特徴は、その独特の口座管理の考え方です。

たとえば、現金資産は、財布に入っていようが、銀行に預けていようが、まとめて「現金口座」として一括管理します。これは、どこにあろうが自分のお金である間はまとめて管理して、支払いなどで人手に渡った時点で「現金口座」から減額することで、自分の持っている現金の総額が一目でわかるような仕組みです。

また、クレジットカードの口座(カードごと、または、カード会社ごと)は、負債を管理する口座として作成します。カードで支払いをするごとにそれぞれの口座に負債が蓄積し、毎月銀行からカード利用分が引き落とされるタイミングで、先に述べた現金口座からクレジットカードの口座に資金を移動する(=カードの負債分を現金で補填する)ことで、カードの負債が帳消しになるように記帳します。

このような仕組みによって、いつでもその時点の資産と負債それぞれの合計が一目でわかるようになっていて、カードの引き落としのときに銀行口座の現金が減ったのを見て初めて使い過ぎに気づくようなヘマをしなくなります。

いったん使い方がわかってしまえば、あとは毎日の出費を機械的に入力していくだけで、家計の状態がいつでもたちどころに把握できるようになる、すぐれたアプリです。

Master Money 6 と Master Money 家計簿 6は、Windows版のみがリリースされていて、MacやiOSやAndroidでは利用できません。また、Webアプリもありません。しかし、もしもWindowsでだけ使えればいいというのなら、今でもMaster Moneyシリーズは激推しの家計簿ソフトです。


MacやiOSやAndroidでも使える家計簿サービスはないものか?

さて、いつでもWindows環境を使えるのなら、これからもMaster Moneyを使っていればいいのですが、ガジェット好きとしては、できればそうした縛りはないに越したことはありません。

たとえば、メインの環境をmacOSやiOSに変えた場合、家計簿のためだけにWindows環境を維持するのは無駄ですし、仮にそうしたとしても、いちいちWindowsを起動するのは面倒です。

一度、Windows PCをサーバーとして常に起動しておき、家計簿をつけるときにはリモートデスクトップ接続するという運用を試したことがありますが、面倒さは似たり寄ったりで、あまり効果的ではありませんでした。

というわけで、OSを選ばずに使える家計簿システムを模索していたのですが、このたび「Zaim」を正式に採用しました。

リンク:Zaimのサイト

Zaimとは

ZaimはブラウザーからアクセスするWebアプリ、または、iOSやAndroid用のアプリで利用できる、オンライン家計簿サービスです。

家計簿はレシートの撮影や、アカウントアグリゲーション(各種口座から残高を取得する機能)によって取得したクレジットカードの明細情報などから自動的に作成することも、手動で入力することもできます。

機能に制限のある無料プランと、制限を取っ払った有料プラン(月額300円)が用意されています。

このZaimの無料プランを使って、Master Money 6で行っていたのに近い家計管理を行おうと思います。

Zaimのアカウントアグリゲーション機能は使わない

さて、先に書いたとおり、Zaimにはアカウントアグリゲーションと連動した、家計簿の自動作成機能があります。

これは、クレジットカードの明細から、それぞれの出費の内容を類推し分類して、家計簿に反映するという機能ですが、原理的に記帳の精度は望めません。

というのは、たとえばスーパーで買い物をすると、クレジットカードの明細にはスーパーマーケットの名前と店舗名が記載されますが、買い物の内訳までは知りようがありません。その結果、食料品と日用雑貨の区別ができず、「未分類」とされるか、まとめて「食料品」に分類されるかの運命が待っています。

こんな雑な分類では、家計の節約に利用するデータとして物足りません。

したがって、Zaimを家計簿サービスとして利用する以上は、アカウントアグリゲーション機能は使わないことにするしかありません。

各口座の残高を知るためにアカウントアグリゲーション機能を使いたい場合は、Money Forwardなど他のサービスを併用することにして、Zaimは手動入力の家計簿としてのみ利用することにしましょう。

Zaimでの口座の作り方

では、入力はすべて手作業で行うとして、Zaimではどのように口座を管理すればいいでしょうか。

こちらは、私がZaim上に作った口座の一覧です。

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一番上の「現金」はMaster Moneyの「現金口座」に相当するもので、自分が持っている現金すべてを合算して管理する口座です。

その次の「リクルートカードプラス」から「ヨドバシカード」までは、クレジットカードの口座です。クレジットカードで支払いをしたときに、この口座から支出します。

続く「ponta」から「楽天ポイント」までは、ポイントサービスの口座です。
Amazonやヨドバシカメラ、ビックカメラなど、ポイントの管理をあきらめている口座は登録していません。

最後に「株式」と「債券」の口座がありますが、これらはすでに全く売り買いしていないので、保有分の時価を入力して、ときどき最新の値に書き換えるという運用になります。

口座を作ったら、最初に一度だけ、現時点の残高をなるべく正確に入力しておきましょう。(口座の管理画面で入力できます)
現金、ポイント、株式、債券などの資産口座にはプラスの値で、クレジットカードなどの負債口座にはマイナスの値で入力します。

具体的な入力について

収入があったとき(ポイント還元を含む)、支出したとき、カード利用分が銀行から引き落とされたときについて、それぞれ入力内容を見ていきます。

収入があったとき

まず、収入があったときには、該当する口座を入金先として、入金の記帳をします。
通常は「現金」の口座に入金されるので、下の図のようになります。

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これはわかりやすいです。

同じように、ポイント還元があったときには、該当するポイント口座を入金先にして記帳します。

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入金の記帳は簡単ですね。

現金で支出したとき

次に、現金での支出です。カテゴリと金額を指定し、出金元を「現金」として記帳します。

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カテゴリは設定画面で自由に設定できますが、細かくしすぎないのが長く続けるコツです。我が家では、たとえば、食料品も外食もぜんぶまとめて「食費」としています。

カードで支出したとき

カードでの支出も現金の場合とほぼ同じです。出金元を使用したカードの口座にするだけの違いです。

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カードの残高は0円(全く使っていない状態)からスタートして、利用するごとにマイナスが大きくなっていきます。そして、次項で説明する引き落としのタイミングで、マイナス分がゼロに戻ることになります。(正確には、締め日から引き落とし日までの間にカードを利用していれば、その分のマイナスは翌月の引き落としまで残ります)

カード利用分が銀行から引き落とされたとき

カードを利用した分の負債は、それぞれのカード口座残高にマイナスとして記録されています。
この負債は、カード利用分が銀行から引き落とされたときに返済したとみなして、それに相当する記帳をします。

具体的には、現金口座からカード口座に資金を「振替」する操作をします。

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引き落としのタイミングとその金額は、カード会社から送られてくる紙の明細表や、電子メール、カード会社のウェブサイトなどで確認できます。

各カード会社のメールサービスに申し込んでおくと、見落としづらいのでおすすめです。


まとめ ~ これでどこにいても家計簿をつけられる

以上、Master Money 6ユーザーがZaimの無料プランに移行する方法についてでした。

オンラインの家計簿サービスは、機能向上を目指すあまり中途半端な機能ばかり追加されて、逆に使いづらくなっているように思えてなりませんでした。

そんな中、いろいろなサービスを模索する中で、サービスの売りのようになっているアカウントアグリゲーション機能を使わないという荒業により、いつでもどこでも利用できる、プラットフォームに依存しない手動家計簿としてのZaimを再発見しました。

同じような使い方をいつまで無料で続けられるかは、今後のZaimの施策次第ということになりますが、少なくとも現時点では、うまい方法を見つけられたんじゃないかと自画自賛しておきたいと思います。

ガジェットをたくさん手に入れるために、家計簿を利用した正確な資産管理を強くおすすめします。

リンク:Zaimのサイト


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