【iPad Pro待ち】iOSにおける外部キーボード(ハードウェアキーボード)の動作と今すぐに直してほしいところ

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iPad and hardware keyboard

先日の記事でキーボードをよく使うならiPad Pro導入は慎重に考えた方が良いという趣旨のことを書きました。

現状のiOS(8.4.1)とハードウェアキーボードの組み合わせではいろいろ不都合なことがあるのでそのように書きましたが、具体的な説明があった方がみなさんの用途に合う・合わないがわかりやすいかと思いますので、事例を挙げて説明してみます。

あくまでもiOS 8.4.1での話です。iOS 9では改善されるかもしれません。そうであってほしい。

先日の記事はこちらです。よろしければあわせてお読みください。

【iPad Pro】キーボードをよく使うならSurfaceの方がおすすめ


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iOS 8.4.1でハードウェアキーボードを使った時に気になること

ではさっそくまいります。

iOSデバイスではBluetoothでハードウェアキーボードを接続して文字入力を行えるようになっています。
(Lightning接続の有線キーボードもあります)

iOS 8のタイミングでサードパーティ製のIMEが解禁され、ATOK for iOSやSimejiなどの優秀なIMEがいくつも登場しましたが、これらはハードウェアキーボードでは使えません。なんでや。

というわけで、ハードウェアキーボードを使う場合はApple謹製の標準IMEを使うことになります。

標準IMEは変換があまり賢くない

ちょっと込み入った文や長めの文になるといろいろ怪しい変換をしてくれます。

お約束のやつ
 きしゃのきしゃがきしゃできしゃする(iPad)

ちょっと長めの文
長めの文(iPad)

「添える」と「車内」が間違っとる。

変換候補がマズいときに正しい候補を選ぶ手順もちょっと使いづらいです。

標準IMEは予測変換候補が超うっとうしい

変換候補から適当なものを選んで確定(returnキーを押す)すると、続きの語句の候補が表示されて鬱陶しいです。

こんな感じです。
予測変換候補(iPad)

ハードウェアキーボードを使ってるんだからこんなのなしでどんどん入力したいのに。

この状態で書き終えたいとしても、一度returnキーなりを押さないと予測変換候補は消えません。returnを押すと改行しちゃうのでdeleteで1文字戻す必要があります。本当に余計な手間です。

標準IMEはほとんどカスタマイズできない

iOS 8.4.1の標準IMEでは、ハードウェアキーボードに関するカスタマイズ余地はほぼゼロです。

こういう画面はありますが。
設定画面(iPad)

ここではローマ字入力かかな入力かを選べるだけです。

変換中のキー操作のカスタマイズなどは一切できません。

標準IME以外の選択肢もあるけど…

私はどうしてもiPad+ハードウェアキーボードでまともな日本語入力をしたかったので、こういうものを試してみました。

ジャストシステム「ATOK Pad for iOS」
http://www.justsystems.com/jp/products/atokpad_iphone/

ATOK PadはジャストシステムのATOKの変換エンジンを積んだテキストエディタです。

iOS標準のIMEと比べて変換精度は高いと感じられますし、わずかですがカスタマイズもできます。

お約束のやつ
きしゃのきしゃがきしゃできしゃする(ATOK Pad)

ちょっと長めの文
長めの文(ATOK Pad)

「添える」はダメですが「社内」はOK。

設定変更もできます
設定画面(ATOK Pad)

そして何より、あの鬱陶しい予測変換候補が表示されません。当たり前のことなのにとてもうれしいです。

iOSでハードウェアキーボードを使ってバリバリと日本語テキストを書くという用途には、ATOK Padはとても適していると感じます。

唯一の弱点は、この快適さがATOK Padでしか味わえないことです。ATOK Padは汎用のIMEとしてではなくテキストエディタのアプリ内の処理として快適な日本語変換を実現しているので、他のアプリへ移動すると相変わらず標準IMEと付き合わなくてはなりません。

Officeやメールやウェブ検索にハードウェアキーボードは使わないか、使いづらくても我慢できる。とにかくテキストエディタでだけは快適な日本語変換を使いたい。そういう方にATOK Padはおすすめです。


iOS 9ではハードウェアキーボードでサードパーティのIMEを使えるようにしてほしい

キーボードを使ってテキストを入力するとき、タッチタイピングの壁を超えてしまえば、あとはハードとソフトの使い勝手で入力速度はほぼ決まってしまうと思うのですが、現状のiOSデバイスはユーザーがどんなに頑張ってもWindowsやMacにまったく敵わないし、煩雑な操作性や無意味な表示のために操作する人の思考を妨げているとさえ感じます。

AppleにiOS向けのすごいIMEを作ってほしいとまでは言いません。
サードパーティのIMEをハードウェアキーボードでも使えるようにしてほしい。それが無理なら予測変換候補を出さないように設定できるだけでもいいです。
そうなればiPad ProとSmart Keyboardの組み合わせはとても強力なツールになると思います。

iOS 9でこのあたりが改善されるのか? もし改善されなかったときにSmart Keyboardを初めて使ったユーザーがどんな反応をするのか? そういったことに注目しつつ11月の発売を待ちたいと思います。