手持ちのディスプレイがRetina相当なのかを計算して買い替えを思いとどまれるか?

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MacBook Proを買いまして、本体のディスプレイは正真正銘のRetinaディスプレイですが、普段はクラムシェルモードで使っているので関係ありません。

MacBook Proに接続しているディスプレイはDELLのP2415Q。解像度は4K(3840 x 2160)ですが、サイズが23.8インチもあるので、ピクセル密度はMacBook Pro本体のものに劣ります。

果たしてP2415QはRetina相当と言えるのか?


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LG UltraFine Displayへの買い替えを思いとどまりたい

Thunderbolt 3(またはUSB Type-C)を搭載したMac向けには、LGから2機種のディスプレイが発売されています。

一方は5K解像度(5120 x 2880ピクセル)の27インチ、もう一方は4K解像度(4096 x 2304ピクセル)の21.5インチです。

どちらもMacBook Pro 15.4インチモデルと同じ約220ppiの高ピクセル密度で、後述の定義に照らしても、普通の使い方ならRetinaディスプレイの基準を満たしています。

が、見てのとおり値段が高いので、おいそれと手に入れることはできません。

そこで、これらのディスプレイへの買い替えをせずに、現状で満足する理由を見つけたいというのがこの記事の趣旨です。

Retinaディスプレイの条件

Wikipediaによると、Appleが自社の製品に搭載するディスプレイを「Retina」と称するかどうかの判断基準は次のとおりだそうです。

視聴距離をd、ピクセル密度をrとして、2×d×r×tan(0.5°) が 57以上

例えば、前出のLG UltraFine 5K Displayの場合、ピクセル密度は220ppi。
仮に視聴距離を25インチ(約63.5cm)とすると…

2×25×220×tan(0.5°) = 2×25×220×0.008727 = 95.997 ≧ 57

となり、条件を満たしています。

LG UltraFine 4K Displayでも、視聴距離が同じなら計算結果は同じで条件を満たしますし、画面が小さい分近くで見るとして視聴距離を20インチ(約50.8cm)にしたとしても…

2×20×220×tan(0.5°) = 2×20×220×0.008727 = 76.7976 ≧ 57

となり、条件を満たします。余裕のクリアーです。

視聴距離が条件に入っているのは、遠くなればなるほどピクセルを視認しづらくなるから、その分ピクセル密度が低くてもよかろう、ということだと思います。

DELL P2415QはRetina相当と言えるのか?

私の手元にあるDELL P2415Qは上の条件を満たすのでしょうか?

もしも「Retina相当」と言えるのなら、当分の間は贅沢言わずに使い続けようという決意です。

いま、私のP2415Qはエルゴトロンのモニターアームによって、手前にキーボードとパームレストを置けるギリギリの距離まで近づけて設置しています。目からの距離はおよそ50cm(約20インチ)。かなり近いです。

P2415Qは23.8インチの4K解像度(3840 x 2160)なので、ピクセル密度は165ppiです。

では、計算してみます。

2×20×165×tan(0.5°) = 2×20×165×0.008727 = 57.5982 ≧ 57

ギリギリでクリアーしました。

そんなわけで、P2415Qを約50cm以上の距離で使う限りは、Retinaディスプレイ相当と言えることがわかりましたので、LG UltraFine 5K/4K Displayへの買い替えは延期です。

いましばらくP2415Qとの付き合いを続けたいと思います。


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