4,980円で英語がモノになりそうな「ロゼッタストーン 英語(アメリカ)」を全レベル制覇した感想

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Rosetta Stone

「ロゼッタストーン 英語(アメリカ)」を全レベルクリアーしました。所要期間はかなり詰めてやって正味3か月。

全部をやり通した感想をまとめます。これで4,980円というのはやっぱり破格です。


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「ロゼッタストーン 英語(アメリカ)」の全レベルをクリアーした感想

「ロゼッタストーン」シリーズはパソコン(WindowsまたはMac)を使って語学を学習するためのソフトウェアで、現在24言語のバリエーションがあります。

公式サイト:ロゼッタストーンのラインアップ

導入の手順や実際の学習の進め方については以前の記事に非常に詳しくまとめていますのでそちらを参照してください。

ここしばらく、語学教材のロゼッタストーン 英語(アメリカ)版を使わせていただいていまして、その内容を踏まえた詳しいレビューを公開いたします。 英語学習の初心者・初級者はもちろん、学生時代に英語は得意だったという方でも、甘く見ているとなかなか手強い、やりがいのある教材だと思います。

私は3月の終わりから「英語(アメリカ)」版の学習を初め、途中2週間ほどの休みを挟んで、7月第1週にレベル5までの学習を終えました。正味約3か月間掛かった計算です。

「ロゼッタストーン 英語(アメリカ)」は5つのレベルから構成されています。
各レベルは4つのユニットからなり、各ユニットには4つのレッスンが含まれるので、全体では 5レベル × 4ユニット × 4レッスン で80レッスンということになります。

学習のペースは、平日・休日を問わず、毎日1レッスン分を進めるようにしていました。

Rosetta Stone - 1

赤で囲んだ一つひとつが1レッスン。この画面には1ユニット分(=4レッスン)が表示されています。この図からわかるとおり、ユニット内の各レッスンの分量は回を追うごとに増えていきます。

ユニットの最初のレッスンの所要時間はおよそ45分で済みますが、最後のレッスンは2時間程度掛かります。
(※ レッスンの途中で学習を中断し、後日再開することもできます)

ロゼッタストーンをやっていると、毎日かなりの量の英語(やその他の言語)に触れられることがおわかりいただけるでしょう。

では、以下に感想をまとめていきます。

学習の分量はかなり多い

分量は上に述べたとおりかなりのもので、仕事や学校での勉強と並行して私のように3か月で終わらせようとすると、相当な負担を覚悟しなければならないと思います。

公式サイトで「1日1時間程度を週3~4回ペースで行なうと、約1年分の学習量」とされていることからもわかりますが、学習の分量はとても多いです。

レベル1の序盤は「Hello」や「Good bye」の繰り返しから始まるので一度学習すればそれで済むでしょうが、レベル5の終盤では例えば仮定法過去完了の用法をみっちり叩き込まれるレッスンがあったりするので、一度ではすべてをマスターできない可能性があります。
そのような場合は何度か繰り返して学習することになり、所要期間はより長くなるでしょう。

ただ、分量はたっぷりありますが、学習するうちに効果を実感してどんどん先に進みたくなるので、公式サイトの例のように1年掛けるケースは少ないんじゃないかという気もします。頑張って短い期間で終わらせて、早く次のステップに進みたいと思うんじゃないですかね。じっさい、私はそうでした。

学習の内容と難易度は幅広いニーズに対応

前の項でも少し触れましたが、学習の内容は「Hello」「Good bye」という単語のやり取りレベルから始まって、終盤は高校英語の文法の多くをカバーするところまで対応しています。

一方、語彙はそれほど多くないので、ニュースや新聞の内容を隅々まで理解したいような場合は、別途語彙を増やす学習が必要になるでしょう。

レベル1とレベル2は基本的な内容が中心で、中学英語をしっかり勉強された方なら苦もなく進められると思います。
逆に小中学校で英語を勉強中の学生さんや、かつて中学英語でつまづいた方にとっては、基本的なところから勉強する良い機会になります。順を追って学習することで英語の基本を習得でき、同時にロゼッタストーンのお作法が身についてきます。

レベル3あたりから高校英語の内容が登場するようになりますが、レベル2までで基本事項とロゼッタストーンで勉強するコツがわかっているので、なんとか食らいついていくことができます。

レベル4以降は一段と難度が上がり、収録されている音声の発音のスピードもアップして聞き取りが難しくなります。
ただ、音声は何度でも繰り返し聞けますし、リスニングに特化した項目以外では文字も表示されるので、何もわからないまま取り残されることはないでしょう。

教材の中で行われるやりとりはストレートなものが大半で、たとえば「〜へ行きますか?」と聞かれたら「いいえ、行きません。なぜなら〜」というふうに、問いに大して素直に答えるものが多いです。
TOEICの問題に出て来るような「〜へ行きますか?」に対して「その日は別の用事があります」と答えるような婉曲なやり取りはほとんどないので、言語の習得という観点では取り組みやすい教材だと思います。

ロゼッタストーンの特徴は、すべてネイティブの発音で収録された音声を大量に聞けることと、学習者の発音の正確性をソフトが判定してくれることです。
特に、自分が発音するパートが適度な頻度と分量で配置されていて、たとえ2時間続けて学習しても飽きを感じずに楽しめます。発音と会話の練習はホントに楽しいです。

学習を進めていくと、自分が苦手な発音のパターン(私の場合だと、fとthとlとrが短い文中にまとめて出てくると頭がついていかなくなって間違えます)がわかってきて、そこを集中的に練習して潰していくようなことができるようになります。


ロゼッタストーンはどんな人におすすめか?

「ロゼッタストーン 英語(アメリカ)」をおすすめしたい人は、「英語の初学者や、学生時代に苦手だった人」と「学校英語は得意だったけど、聞き取りや発音が苦手な人」です。

英語の勉強をはじめたばかりの小中学生や、学生時代に英語が苦手だった人

上にも書いたとおり、ロゼッタストーンは「Hello」「Good bye」からスタートする教材です。

同じ概念(「Hello」なら「出会ったときの挨拶」ですね)をいくつもの異なる写真で説明しつつ繰り返し学習できるので、「Hello」という単語すら知らない人でも学習を始めることができます。

Rosetta Stone "Hello"

そのようにして次第に語彙を増やしつつ、平易な文の構造がわかるようになり、レベル2くらいまで進むとちょっとした会話の疑似体験までできるようになります。

この「少しずつ進歩している感じ」は実に楽しくうれしいもので、初学者や英語が苦手な方が長く学習を続ける動機になると思います。

そして、レベル5まで学習を済ませると「この発電所(power plant)では石炭(coal)燃やし(burn)電力(electricity)作って(produce)いる」みたいな、今は知らない単語だらけの文を理解できるようになったり、「あのとき○○していたら××だったのに」のようにある構文を知らなければ表現できないことを表現できるようになります。

すごいですね。

学校の英語はわりと得意だけど、聞き取りと発音に苦手意識がある人

一方、学生時代に英語は苦手ではなかったという人でも、TOEICのリスニングや英検のスピーキングが苦手とか、メールの読み書きはできるけど電話や会議は気が重いと感じているなら、ロゼッタストーンを使って苦手を解消できると思います。

レベル1の初っ端からレベル5の最後のマイルストーンまで、ロゼッタストーンでは常にリスニングとスピーキングの学習が付きまといます。
私のように毎日1レッスンやっていれば必ずリスニングとスピーキングを何度もこなすことになりますし、おそらくその半分のペースで進めても同じです。とにかくリスニングとスピーキングからは逃れられなくなります。

一度に聞き取る・話す文や文章は最大でも25単語くらい、大半は20単語までですが、このサイズでも1箇所も間違えずに聞いたり話したりするのは簡単ではありません。

内容が物足りないと感じる場合は、画面に表示される文字を見ずに、読み上げられた音声だけを頼りに問いに答えるようにすれば、ほとんどすべての問題でリスニングの訓練ができます。同時にシャドーイング(読み上げられた文章を追いかけて発音すること)も行えば、スピーキングの訓練にもなります。

お手本と同じように発音する(たとえば、lとr、bとv、sとthをしっかり区別する)のは初めは気恥ずかしいものですが、それができなければ通じないわけですし、我慢して練習するしかありません。
ロゼッタストーンなら生身の人間を相手にせずに好きなだけ練習できるので、心ゆくまで舌を巻いたり噛んだりできますね。

それから、ロゼッタストーンは設定によってライティングの学習をできるようになっています。
設定方法はこちらの記事でご確認ください。

ライティングの学習では、読み上げられる文章を一字一句間違えずに入力しなければ正解になりません。大文字・小文字の違いも、コロンやセミコロンの位置も、ぜんぶ合っていないとアウトです。(カンマとピリオドの位置や余分なスペースは許されるようです)

さらに、一部の文章は読み上げすらされずに、前後の文脈から類推して入力する必要があります。
ライティングの学習は問題数が少ないので、ケアレスミスも数がかさむと合格ラインに達せずやり直しになってしまうという、地味に厳しい学習項目です。もちろんすべての単語の綴りを覚えていないと突破できないので、事前のコアレッスンやリーディングやリスニングの学習中に単語の綴りまで正確に暗記しておかなければなりません。

しかし、せっかく数ヶ月から1年も掛けて勉強するのですから、とくに腕に覚えのある人は、ライティングの学習はオンに設定しておくのがいいと思います。


これで4,980円ってちょっとおかしい

さて、ロゼッタストーンは現在、本数限定で1本4,980円で販売されています。

ここまで書いてきたとおり、少なくとも「ロゼッタストーン 英語(アメリカ)」は分量・内容ともに非常に充実していて、これがたったの4,980円で買えるというのは異常事態です。絶対に手に入れるべき。

私も「英語(アメリカ)」に続いて「中国語(マンダリン)」を手に入れました。英語の勉強が落ち着いたら、中国語に進出しようと目論んでのことです。

巷はもうすぐ夏休みです。旅行先で「もうちょっと言葉ができればな」と感じる機会も多いでしょう。

ロゼッタストーンは夏休み前にまとめて終わらせられるような生半可な分量ではありませんが、長い休みを通じて毎日学習する習慣を付けておくと、その後も勢いを持続して勉強し続けることができます。
頑張れば年内に全レベル終えることだってできますし、そうすればけっこう幅広い人たちにとって、語学学習のブレイクスルーになるんじゃないかと、わりと本気で思います。

初学者がある程度のレベルに達するためにも、苦手なリスニングとリーディングを克服するためにも、どちらにも使えるナイスな語学教材「ロゼッタストーン」。まじでオススメです。

詳細は公式サイトでご確認ください。

リンク:ロゼッタストーン 英語(アメリカ)(ソースネクスト)
リンク:ロゼッタストーン 製品ラインアップ(ソースネクスト)