【期待】ZenFone 3で2回線同時待ち受けができると格安SIMの利用が捗りそう

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ASUS ZenFone 3 Deluxe Android
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先日Computex 2016で発表されたASUSのZenFone 3シリーズは、SIMの2枚挿し(デュアルSIM)対応で、2枚同時に待ち受けすることができるそうです。

つまり、1枚は格安に通話できるSIMを、もう1枚は格安に通信できるSIMを挿しておいて、それらの切り替えを意識せずに使えるということです。

節約魂がうずきます。


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ASUS ZenFone 3シリーズの概要

台湾ASUSのZenFoneシリーズで日本で最初にリリースされたものは、2014年11月発売のZenFone 5(A500KL)です。

ずいぶん前のような気がしていましたがそろそろ2年経つのですね。

その後、コスパ最強機種として話題になったZenFone 2シリーズを経て、今回ZenFone 3シリーズが発表されました。

ZenFone 3シリーズにはZenFone 3、ZenFone 3 Ultra、ZenFone 3 Deluxeの3機種があり、後に行くほど高性能になります。

仕様の一覧は次のとおりです。

ZenFone 3 ZenFone 3 Ultra ZenFone 3 Deluxe
OS Android 6.0 Android 6.0 Android 6.0
CPU Qualcomm Snapdragon 625 2.0GHz Qualcomm Snapdragon 652 1.8GHz Qualcomm Snapdragon 820 2.15GHz
GPU Aderno 506 Aderno 510 Aderno 530
RAM 3GB or 4GB 3GB or 4GB 6GB
ストレージ 32GB or 64GB(eMCP) 32GB or 64GB or 128GB(eMMC) 64GB or 128GB or 256GB(UFS 2.0)
ディスプレイ 5.5インチ 1920 x 1080ピクセル 6.8インチ 1920 x 1080ピクセル 5.7インチ 1920 x 1080ピクセル
カメラ フロント:8Mピクセル、リア:16Mピクセル フロント:8Mピクセル、リア:23Mピクセル フロント:8Mピクセル、リア:23Mピクセル
ワイヤレス IEEE802.11ac、Bluetooth 4.2 IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 + A2DP + EDR IEEE802.11b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 + A2DP + EDR
インターフェース USB 2.0 Type-C、3.5mmオーディオ USB 2.0 Type-C、3.5mmオーディオ USB 3.1 Type-C、3.5mmオーディオ
バッテリー 3,000mAh 4,600mAh(高速充電対応) 3,000mAh(高速充電対応)
サイズ・重量 152.59 x 77.38 x 7.69mm、155g 186.4 x 93.9 x 6.8mm、233g 156.4 x 77.4 x 4.2~7.5mm、重量不明
SIM 2スロット(1スロットはmicroSDと兼用) 2スロット(1スロットはmicroSDと兼用) 2スロット(1スロットはmicroSDと兼用)

最上位機種となるZenFone 3 DeluxeはSnapdragon 820を搭載した上にRAMがなんと6GBもあるという化け物仕様です。
ディスプレイの解像度こそ今年各社から発表・発売されているフラッグシップモデルと比べるとやや控えめのFull HD解像度止まりですが、その他の仕様は文句なしのハイエンド。

ZenFoneシリーズが他社ハイエンドなみの高値になることはなさそうな気がするので、コストパフォーマンスの面ではかなり期待できるのではないかと思います。


これまでのSIM2枚挿し機種で残念だったところ

さて本題です。

これまでもSIMカードを2枚挿しできる機種は数多くありましたが、そのどれもが2枚同時に待ち受けするためにはどちらか一方の回線がGSM回線である必要がありました。

GSMサービスが使える多くの国々ではそれで何も困らないのですが、日本にはGSMサービスがありませんので、SIM2枚挿しの恩恵は限定的でした。

ところが、ZenFone 3シリーズに関するレポートの中には、ZenFone 3シリーズは3G/LTEの2回線同時待ち受けに対応しているらしいと報じられているものが見受けられます。

ケータイWatch 「みんなのケータイ(2016年6月13日付)」
http://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/minna/1004722.html

ASCII.jp x デジタル 「4Gと3Gの同時待受けが可能!ZenFone 3は日本人にこそふさわしい:週間リスキー」
http://ascii.jp/elem/000/001/173/1173493/

もしこれらの動作が実際に販売される機体でも同じだとすると、記事にあるとおり用途に応じたSIMの使い分けが手軽にできるようになります。

ちなみに、ASUSの仕様表には次のような但し書きがあります。

Both SIM card slots support 3G WCDMA/ 4G LTE network band. But only one SIM card can connect to 3G WCDMA/ 4G LTE service at a time.
https://www.asus.com/Phone/ZenFone-3-ZE552KL/specifications/

「両方のSIMカードスロットは3G WCDMA/4G LTEネットワークバンドに対応します。しかし、一時に3G WCDMA/4G LTEサービスに接続できるのは1枚のSIMのみです。」

2枚のSIMで同時に待ち受けはできるが、一方で通信や通話している間はもう一方は通信・通話できない、と解釈すれば上の記事にある動作と矛盾しませんが…。

製品の動作がどうなるのか非常に興味深いです。


MVNOのデータSIMと大手キャリアの通話SIMを組み合わせたい

もしZenFone 3シリーズで3G/LTEの2回線同時待ち受けが可能だとすると、通話は大手キャリア、通信はMVNOというような使い分けを、SIMの切り替え操作などを意識せずにできるようになります。

この機能には様々な応用がありうると思いますが、ここではほとんど通話しない(けど全く通話しないわけでもない)利用者が、大手キャリアの電話番号を維持しつつ通信だけMVNOの格安SIMに移行するケースで、料金がどの程度になるのかを試算してみたいと思います。

多くのMVNOでは音声通話サービスを提供しています。
料金は通信のみのプランと比べて、たとえばBIGLOBE SIMなら月額700円、DTI SIMなら月額550円高く設定されていて、別途30秒あたり20円の通話料が掛かります。

一方、大手キャリアの音声通話プランの例としてドコモのFOMA料金プラン(バリュープラン)を見てみると、1,000円分の無料通話つきの1か月の料金が1,864円です。
これに1年縛りの「新いちねん割」等を適用すると月額1,204円、2年縛りの「ひとりでも割50」等を適用すれば月額934円まで安くなります。
1,000円分の無料通話つきでこの値段なら、少しでも通話する人ならこのプランを使えるとお得そうな感じがします。

MVNOの音声通話プランに無料通話オプションを組み合わせた場合と、通信:MVNO+通話:ドコモの組み合わせの場合で料金を比較すると次のようになります。

BIGLOBE SIM(通話SIM 6GB+BIGLOBEでんわ) DTI SIM(通話SIM 5GB+でんわかけ放題) BIGLOBE SIM(データSIM 6GB)+ドコモ タイプSSバリュー DTI SIM(データSIM 5GB)+ドコモ タイプSSバリュー
ドコモ縛りなし 2,800円 2,700円 3,314円 3,234円
ドコモ1年縛り(新いちねん割引等) 2,800円 2,700円 2,654円 2,574円
ドコモ2年縛り(ひとりでも割50等) 2,800円 2,700円 2,384円 2,304円

こうしてみると、ドコモの音声通話プランを1年縛りまたは2年縛りで組み合わせた場合の方が、MVNOですべて賄うよりも安くなることがわかります。

金額の差は小さいですが、すでにドコモを使っているユーザーがMNPせずに利用できるという点で、心理的な抵抗感が少なく利用しやすいんじゃないでしょうか。

また、MVNOの中にはWonderlinkのように音声通話サービスを提供しないものもあります。
Wonderlinkは各種調査でMVNOの中では通信速度が安定していることが伝えられているのですが、音声通話を利用できないことがネックになって選択肢から外してしまうユーザーもいるはずです。
そうしたユーザーは音声通話部分をドコモのプランで補うことで安く安定した通信環境を手に入れることができます。

そんなわけで、ZenFone 3シリーズの3G/LTE 2回線同時待ち受けができるようになると、MVNOの普及がはかどるんじゃないかという話でした。

ZenFone 3シリーズの日本上陸が楽しみです。

リンク:BIGLOBE SIM


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