あちこちで囁かれている新しいMacBookシリーズの噂ですが、今回のものは「こうなってほしい」と思う内容です。
信じて待ちたい。
Apple Silicon搭載のMacBook Pro 14インチ/16インチモデルはこの夏登場
Bloombergが伝えるところによると、Apple Siliconを搭載した新デザインのMacBook Pro(14インチ、16インチ)はこの夏登場する計画だそうです。
リンク:Apple Readies MacBook Pro, MacBook Air Revamps(Bloomberg)
また、MacBook Airの後継機も年末に予定されているとのことです。
ここではデザインを一新すると言われているMacBook Proについて、上の記事で触れられていることを紹介します。
新デザインのMacBook Proは2021年夏に登場
MacBook Proのリフレッシュは「7月だ」という噂もあれば、「秋だ」とか「来年だ」というものもあって、それだけバリエーションがあればどれかは当たるだろうという感じなのですが、今回のBloomberg情報は7月説に近いものです。
北米の夏といえば7月から9月ということでしょう。7月に出るのなら、供給が安定するまで待ってもBack to Schoolに間に合います。
いちユーザーとしては早く出てくれるに越したことはないので、夏説が実現することに期待したいです。
ディスプレイは14インチと16インチ
ディスプレイはこれまでの多くの噂通り14インチまたは16インチ。
14インチはベゼルを小さくすることで、既存の13インチモデルからフットプリントを大きくしないまま、ディスプレイサイズだけ拡大されるという話もあります。
CPUは高性能化
CPUは現行のM1プロセッサーの8コアから高性能化され、高性能コア8個+高効率コア2個の10コア構成とのことです。
M1が高性能コア4個、高効率コア4個なので、これより性能が上がるのは間違いなさそうですが、高効率コアが減るので軽い作業でのバッテリーライフが悪化しないのかが気になります。
GPUはコア数が2〜4倍に
GPUは現行のM1 Macが7コアまたは8コアであるのに対して、新型では16コアから32コアへと大幅に強化されます。
現行のM1 Macでは動画編集などで、編集作業そのものは驚くほど快適だけど、編集後の書き出しがそれほど速くないという指摘がされていますが、GPUの馬力が上がることでこうした弱点が補強されることが期待されます。
RAMは最大64GBに
RAMの容量は現行のM1 Macが最大16GBであるのに対して、新型では最大64GBまで搭載できるようになるとのこと。
M1 Macを使った実感としては、4Kクリップを3レイヤー程度重ねるくらいの動画編集では、16GBでなんの不都合も感じません。
DAWソフトでものすごい数のトラックを編集するとき、16GBではメモリ上にキャッシュできる容量が物足りないという話もあるようなので、そういった用途を考えている方にはうれしい仕様でしょう。
MagSafe、HDMI、SDカードスロット搭載
他の噂と同じように、電源供給用に高速充電に対応したMagSafeが復活し、HDMIポートとSDカードスロットも搭載されるそうです。
また、Thunderboltポートも現行の2ポートより多くなるとのことです。
MagSafeが戻ってくることには、プロプライエタリな規格はやめろという指摘もあります。たしかにApple純正の電源アダプターしか使えないのは不便ではあります。
HDMIはフルサイズという話が主流で、そうすると本体が厚くなるのは避けられないので、必ずしも良いことなのかはわかりません。
SDカードスロットはMacBook Proを使うような人にはありがたい仕様です。
最小構成のものを20万円くらいで買いたい
というわけで、これまで出ている噂の中で個人的に「いちばん信じたい」情報になりました。
現行のIntelチップを搭載したMacBook Pro 13インチのベースモデル(Core i5/16GB/512GB)が20万7,680円。
RAMとストレージの容量が同じで、CPUとGPUがBloomberg情報の最低ライン(CPU 10コア、GPU 16コア)のものがもし同じ値段で買えるなら、迷わず買いだと思います。
早く夏が来てほしいです。
夏まで待てない方は現行のM1 MacBookシリーズでもたいていの用途には十分だと思います。